[DC] Canadian Death Race・海外レースレポート・町を挙げてのビッグイベントをユルく楽しむ(その1)

【編者より:例年8月初めの週末にカナディアンロッキーのふもとの町、アルバータ州・グランドキャッシュ/Grand Cacheで開催される125kmのトレイルランニング・レースがCanadian Death Race。当サイトでこのレースを紹介したのがきっかけで、このレースに今年参加した小林大允さんからレースレポートを寄稿していただきました。"Death Race"という恐ろしげなレース名とは裏腹に、美しい自然と小さな町のホスピタリティに満ちたレースの様子をご覧ください。またレースの前後にはキャンプをして過ごしたりといった小林さんのワイルドな過ごし方も魅力的です。今回から3回に分けてお送りします。】
(追記・続く二回分のリンクを本文の後に加えました。)

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Canadian Death Race logo

今回、単身参加してきた「(8月2日~5日)」の報告です。

このレポートはほとんど英語しゃべれないけど海外レースに出てみたかったというオッサン一人のんびりダラダラ旅行記です。また、レースだけでなく海外一人旅そのものを自由気ままに愉しむという事を目的としてました。僕を同じように海外レースは興味あるけど英語しゃべれる人が一緒にいないとなぁ。。って人の後押しになればと思っています。

旅の始まり

Canadian Death Race(以下、CDR)とは、CanadaのAlberta州にあるGrande Cacheで開催されるトレイルレース(距離125km、累積標高約5000m)。【編者注:2013年のCanadian Death Raceは8月3日(土)に開催されました。】

Cdr 1

そもそも、このレースに出場しようと思った理由はUTMBのエントリーを忘れていてここのサイト([race] 夏休みの海外トレイルランニングレースガイド・これでUTMBに外れても大丈夫! | DogsorCaravan.com)の記事を読んで知り、レース名とレースロゴがカッコいいから出てみようかなと。

エントリーする際はさほど問題なかったが、宿や移動手段などやり取りが発生したので英語堪能な人に助けてもらった。 今後も日本内にいるときは英語堪能な人に助けてもらう予定。

前々週のおんたけウルトラを14:06:26という微妙なタイムで完走し、CDRへの余力を残しつつ、国際免許取得や食料購入などの期間に突入する。テント泊を想定していたし、日本食が恋しくなると思い何個か日本食を用意。今後も持込み禁止食品は事前にチェック必須。

今回の旅に関しては、自由気ままに愉しむことが目的だったので確定しているのは下記のみであとは行き当たりバッタリのテキトー旅にしようと思っていた。

  • 7月31日(木)Edmonton着
  • 8月2日(金)~5日(月)CDR
  • 8月7日(水)Edmonton発

移動手段に関しては、EdmontonからGrande Cacheまでオフィシャルシャトルバスが出ているが、日本でレンタカーを予約(AVISを利用)。宿に関しては、Alberta州にはキャンプ場が多数、Grande CacheにTentcityがあるのはわかっていたので問題ない。レース後だけはちゃんとしたとこで休みたいと思っていたので、Grande Cacheのホテルを予約していたがどこを予約したかわからなくなってしまった。

こうして、英語がロクにしゃべれないオッサンの一人のんびりダラダラ旅行が7月31日に始まった。

1日目:7月31日(水)Edomontonへ

成田からVancouver経由でEdmontonまでは12時間。Edmonton到着後、レンタカーの手続き。パスポートと国際免許とクレジットカードを受付の人に渡せば、問題なかった。シボレーのコンパクトカーを予約したつもりがヒュンダイ。ここは余計なことを言うのは諦めて、Edmontonを目指す。

この旅でめちゃくちゃ重宝したのがiPhoneのグーグルマップアプリ。電波が圏外のところでもで正確に測位するので迷子になることはない。シガーソケット用USBアダプタとの組み合わせで使っていた。

宿泊場所を探す前に、ガスカートリッジを買う為にMOUNTAIN EQUIPMENT CO-OPへ。

1日目はEdmonton郊外かなと思っていたので、Yellowhead Highway沿いのホテルへ。パスポートとクレジットカードを持って「一泊だ!」で問題なかった。近所のウェンディーズでハンバーガー食べたが、ポテトが嫌がらせなのかと思うくらいしょっぱい。

Cdr 2

酒屋がなかなか無くて困ったが、やっと見つけてビール6本とウイスキーを購入。ネット情報で酒はトランクに入れておいた方がいいとあったのでトランクにぶっ込む。ホテルの部屋にて一人でチビチビと飲む。

2日目:8月1日(木)Grand Cacheへ450キロ

どこまで行くか考えてないけどYellowhead Highwayで450km先のGrande Cacheのほうへ。Yellowhead Highwayは基本的に直線なので退屈になる。

Cdr 3

30~40kmおきにスーパーやガソリンスタンドがあるのでなんとなくほとんど立ち寄った。コンビニやスーパーでは「袋はいるか?」くらいしか聞かれないので、ウンウン頷いてれば問題なかった。一人旅の醍醐味は余計な気を使わず自由に動けるところだろう。途中、気になるものがあればクルマを降りてた。

Cdr 4 Cdr 5

Grande Cacheに夕方到着。街の入り口にはこんなボードが。

Cdr 6

CDRオフィシャルTentcityにむかい、今日から日曜日までのテント場利用料金を払う。テントを張ったらもうやることがない。

Cdr 7

強烈な日差しの下、やることないから寝っころがったり起き上がったりを繰り返してたら夜になった。日が落ちたらあまりの寒さにダウンジャケットを羽織る。寒暖差の激しさがハンパない。

星空がキレイだったので写真を撮りまくる。もしかしたら結構忙しいのかもしれない。

Cdr 8

つづく

文・写真 小林 大允(こばやしひろまさ)
Cdr p

トレーニング大っ嫌いで酒タバコを好む生粋?の不真面目トレイルランナー。
信越五岳トレイルランニングレース2011(18:46:35)で長距離レースの奥深さにハマり、信越五岳トレイルランニングレース2012(16:12:08)や TRAIL Journey2013(9:28:47)、ULTRA-TRAIL Mt.FUJI2013(DNF)、おんたけウルトラトレイル100K2013(14:06:26)などに出場。
RUN OR DIE!!

 

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