トレイルランニングの国際的な競技団体の一つ、International Skyrunning Federationが来年2014年のSkyrunning World Series構成するレースのリストを公表しました。3つのカテゴリーで6カ国の15のレースの結果に基づくポイントランキングで世界チャンピオンが決まります。
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ここ数年はこのSkyrunning World Series(SWS)のシリーズを構成されるレースは世界のメディアでも注目を集めることが多く、日本のトレイルランニング・ファンにとってもこれらのレースの話題を耳にする機会が増えるでしょう。
リストをみると、昨年までのSWSでもシリーズ戦に含まれていた有名レースが多いですが、50km以上のコースからなるUltraの部は昨年は含まれていた100マイルのレースがなくなり、最長でも80kmのレースに。このあたりは今年から始まるUltra-Trail World Tourとの棲み分けがなされているともいえそうです。
新しく加わったレースはアメリカ・モンタナ州で開催のThe Rut 50k。イエローストーン国立公園からもほど近いBig Sky Resortで行われます。残念ながら日本を含むアジア・パシフィックからはSWSに加わったレースはありませんでした。
また、標高差1000mを距離5km以内で駆け上がるVerticalの部は日本のランナーにはなじみが薄いですが、イタリア、スペイン、フランスでは人気のジャンル。来年のVerticalの部の各レースはUltraの部、Skyの部の各レースと同じエリアの前後の日程で開催。UltraやSkyのレースに出る世界の選手がVerticalにも挑戦すれば、面白い展開が期待できそうです。
SWSのレースおよび日程の一覧、Sky/Ultra/Verticalの各カテゴリの定義はISFのウェブサイトをご覧ください。