[DC] Western Statesが抽選チケットの計算法を「2のべき乗 2^(n-1) 」で年々増えるように改正

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アメリカで最も伝統ある100マイルのトレイルランニングレースとして知られるウエスタン・ステイツ/Western Statesは最近では出場するための資格を満たしてエントリーしても抽選に当たる確率は東京マラソン並み、という狭き門となっています。
本日1月26日にウエスタン・ステイツ/Western Statesが発表したリリースによると、抽選に外れた場合の翌年以降の抽選に応募した場合の当選確率がこれまでよりも落選を重ねる程、飛躍的に高くなるように改められることになりました。

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これまで、出場資格を満たしてある年にエントリーして抽選に外れた場合で、翌年もエントリーした場合は「抽選箱」に入る「抽選チケット」が2枚になりました。さらにその年も抽選に外れてその翌年もエントリーした場合は3枚に、次の年は4枚に、と「n」枚のチケットが得られることとなっていました(nはエントリーしている年数)。

今回発表された新方式ではこの「抽選チケット」の数が「2のべき乗 2^(n-1) 」で増えることとなりました。

例えば次のようになります。

  1. 一年目はチケット1枚 (2^0)【従来はチケット1枚】
  2. 二年目はチケット2枚 (2^1)【従来はチケット2枚】
  3. 三年目はチケット4枚 (2^2)【従来はチケット3枚】
  4. 四年目はチケット8枚 (2^3)【従来はチケット4枚】
  5. 五年目はチケット16枚 (2^4)【従来はチケット5枚】
  6. 六年目はチケット32枚 (2^5)【従来はチケット6枚】

今年のようにチケット1枚の当選率が7%足らずだとすると、チケット8枚となる4年目あたりからはだいぶ期待が持てそう。ただし、このようなべき乗によるチケット追加のメリットを受けるには毎年欠かさずに他のレースを走る等して出場資格を満たしてエントリーをする必要があります。4年間に渡って毎年1回は100マイルのレースを完走するほどの人なら、それくらいの特典はあってもいいはず、という気もします。

2013年のWestern States受付会場にて。右側がレースディレクターのCraig Thornleyさん。

2013年のWestern States受付会場にて。右側がレースディレクターのCraig Thornleyさん。

過熱するエントリーで、どんなしくみならみんなが納得できるか。そんなことを考える上で今回のウエスタン・ステイツの抽選の仕組みの変更は一つのきっかけとなるのかもしれません。

ソース

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