東海自然歩道(約1000km)の最速走破記録(FKT) を始めてから11日目の石川弘樹 / Hiroki Ishikawaさんは、愛知県犬山市の入鹿池を出発して岐阜県山県市大桑からまでの61kmを走りました。東京・高尾をスタートしてからの累計距離は約588kmとなりました。
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この日のスタートとなる入鹿池の奥入鹿大橋(犬山市)で石川さんを待っていたのは関西在住のTeam montrailのチームメイト、中川政寿と藤澤美希。さらに地元のトレイルランナーの皆さんも加わってスタート。林道を進んで継鹿尾山(つがおさん、273m)を越え、木曽川を右手に見ながら走って木曽川を渡って岐阜県に入りました。岐阜県側は各務原市の市街地を通った後、各務原公園へ。この先は本来の東海自然歩道のルートががけ崩れなどで閉鎖されていることが事前のリサーチでわかっていたので迂回路を取るはずでした。しかし、本来のルートを進めるはずという情報があり、実際に行ってみると途中で通行止めとなっていたために当初予定していた迂回路を進むために引き返す、という一件がありました。このために迂回に加えて2.5kmほどの遠回りに。
夕方には長良川を渡って「ながら川ふれあいの森」を登って越えていきます。そのまま山県市大桑に入ったところでこの日を終えました。
一日を終えた石川さんに当サイトが話を聞いたところ、「今日は中川さん、藤澤さん、それに地元の人がたくさん応援に来てくれて、一時は20人以上にもなりました。まるでHappy Trail(石川さんがプロデュースするトレイルランニング・ツーリングのイベント)みたいでした。」とのこと。「昼休みや仕事が終わってから車で応援に来て一言かけてくださる方もいてありがたいですね。」と話してくれました。
この日は迂回路を通ったこともあり、半分以上が舗装路のルートとなりました。「舗装路が続くと足にダメージが溜まる気がする」と話す石川さんの声は少し疲れがたまってきているようにも聞こえました。残り400km強は最速走破の記録(FKT)を残すために集中力が必要とされるところ。さすがの石川さんも応援の声に応えづらいときもあるかもしれませんが、温かく見守りつつ今回のチャレンジを大阪・箕面で無事にフィニッシュすることを祈りたいと思います。
十二日目となる明日水曜日は、岐阜県内で再び山間地を進みます。まず伊自良湖を周回してから西へ進んで本巣市に。さらに揖斐川町に入ってトレイルで妙法ヶ岳(667m)へ登ります。さらに谷あいを進んで揖斐川を渡り、南下してさらに東に戻って池田町の山裾へ。順調に行けばさらにそこから垂井町、関ケ原町へと向かうでしょう。