鏑木毅 / Tsuyoshi Kaburaki インタビュー・UTMB®︎ 2016を振り返って

今年も / Kaburakiさんにお話を伺いました。ヨーロッパ滞在中に開催された今年2016年のUTMB®︎を現地で観戦、視察された鏑木さんに、表彰式が行われた直後のシャモニーでインタビューしました。20分のインタビューには聞き逃せない話題をたっぷり盛り込んでお届けします。


鏑木毅さんにとってUTMBはトレイルランナーとしての才能を世界に向けて花開かせた舞台であり、2007年から2012年までは毎年選手として出場し、そのために厳しいトレーニングや準備を重ねてきた大会です。その鏑木さんにとって、今年のUTMBのどんな点が印象に残ったか、このインタビューではじっくりうかがいました。

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まず、話題は今年のUTMBで優勝した男子のルドビック・ポムレ、カロリーヌ・シャヴェロについて。ルドビックは最近では昨年2015年の神流マウンテンラン&ウォークの招待選手として来日した際に、鏑木さんは一緒に神流のトレイルを走りながらお互いのいろいろな話をしたばかり。しかし今年41歳のルドビックが今回のUTMBで優勝するとは鏑木さんも予想していませんでした。厳しいレースをスマートに走りきったベテランに賛辞を惜しまない鏑木さん。優勝した二人以外では、途中、トリアン(141km)までレースをリードしたザック・ミラー(アメリカ)の走りに注目したといいます。遠からず、アメリカから初めてのUTMB男子優勝者が誕生するに違いない、といいます。

日本の選手では、女子8位になったさんについて、「最終盤で応援した時の明るい表情が印象に残った。丹羽さんは100マイルに向いていると思う」と話します。丹羽さんが女子8位で表彰台にたった姿をみて、鳥肌が立つほど興奮したといいます。男子16位のさんについては「序盤から大きく崩れずにフィニッシュできたことが今回素晴らしかった。UTMBでこうした経験ができたことが大きな財産になったのでは」と話します。CCCで2位となったについては「今回のCCCで上位に入ることは十分予想できる走力の持ち主だが、実際に2位となるのは並大抵のことではない。周囲の期待をプレッシャーに感じることもあっただろうが、見事に結果につなげた」との評価。上田瑠偉が100マイルのUTMBを走ることについては「本人の考えを尊重すべきだと思う。徐々に慣らしていけば100マイルで結果を出すこともできるだろうし、一度試してみるのはいいだろうが、周囲の期待に応えようとたくさんのレースに出てしまうと選手生命を縮めかねない」とアドバイス。「彼は日本の宝。これからも周りを驚かせるような結果を出すに違いないと思う」と話します。

UTMBという大会については、今年は大会期間中を通じてのインターネットでのライブ動画放送が配信されるなど、例年以上に大会自身によるメディア発信の充実ぶりが目立ったことについて、「UTMBはどんなに成功した大会になっても、毎年新たに挑戦することをやめない。特に今年はトレイルランニングをメジャーなスポーツにしようという強い意志を感じた。他のトレイルランニングの大会はどこもついていけないと感じるほどの勢いがある」といいます。「日本からは選手として多くの人がUTMBに参加しているが、大会主催者の皆さんにも一度UTMBをその目で見ていただきたい」と話しました。

インタビューの最後では、UTMBのキッズ向けイベントであるMini ®︎に鏑木さんの娘さんが参加して400mを完走したことについても聞きました。

鏑木毅さんとのインタビューは下から。今回のUTMBについての当サイトのリザルト紹介記事はこちらからご覧ください。

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