先週末に蔵王温泉(山形市)で開催されたZao Skyrunningで、9月4日日曜日に開催された22kmのスカイレースで女子優勝の 高村貴子 / Takako Takamuraさんにフィニッシュ後に現地でインタビューしました。今回のZao Skyrunningは2016年のスカイランニング日本選手権となっていて、高村貴子さんは今年のSKYカテゴリーの日本選手権女子チャンピオンとなりました。
昨年から国内のトレイルランニングのレースで頭角を現し、昨年秋のハセツネカップでは初出場で3位となり、周囲の注目を集めたのが北海道在住の医大生、高村貴子さんでした。先月、イタリアで開催されたスカイランニング・ユース世界選手権(Gran Sasso Skyrace)では初めての欧州での山岳レースでありながら女子2位で準優勝という成果を挙げました。
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今回のZao Skyrunningでは初日のバーティカルレースで3位となりましたが、登りの足取りは重く、欧州遠征の疲労が残っている様子がうかがえました。翌日のスカイレースでは最初から女子のレースをリードしましたが、2位の桑原絵理さんとの差はごくわずか。この日も登りは体が重くて前に進まなかった、とインタビューでも振り返っています。それでも後半に入ってからは積極的にペースを上げ、フィニッシュでは2位に11分の差をつけて圧勝。下りは足元が不安定なテクニカルな場所も積極的に攻める走りをしたといいますが、その背景にあるのは先月のユース世界選手権での経験だと振り返ってくれました。
このほか、インタビューでは今シーズンの今後の予定についても伺っています。多くのレースを予定しているそうですが、まず、今回の日本選手権優勝で日本代表資格を満たしたスカイランニング・アジア選手権(MSIG Lantau 50、12月開催)にはぜひ出場したい、とのこと。このほか、10月のハセツネカップについても「今年の初めに決めた大きな目標」だとして今年も出場すると話しています。
2016年のスカイランニング日本選手権女子チャンピオン、高村貴子さんとのインタビューは下から。当サイトでは、高村さんが優勝したスカイレースを含む今回のZao Skyrunningのリザルトをこちらの記事で紹介しています。