今回、アメリカから初来日のニカデマス(ニック)・ホロン / Nickademus Hollon(inov-8)さんは2014年のトル・デ・ジアン / Tor des Geantsで2位になるなど、100マイルよりも長い超長距離レースで活躍しているユニークなアスリートです。今回、ウルトラトレイル・マウントフジ / Ultra-Trail Mt. Fujiに参加したニックさんに表彰式の行われた河口湖でインタビューしました。
今回の当サイトのUTMFのレポートは、The North Faceのご協賛によりお送りしました。
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ニック・ホロンさんはトル・デ・ジアンのほか、ハワイの100マイルレースであるHURT 100などで上位に入る超長距離が得意なアスリート。今回のUTMFは悪天候でスタート前にコースが大幅に短縮されてしまい、「スタート直前にコースが短くなると聞いて、どうしようかとナーバスになりました」と振り返ります。それでも44kmに短縮されたUTMFでは27位でフィニッシュ。物足りなかったニックさんは翌日のSTYにも参加。「すごい土砂降りで川のようになったトレイルを渡るように進んですごかったですね」と振り返りました。「日本のウルトラランナーのコミュニティがいい雰囲気だったのが心に残りました」と話してくれました。とはいうものの、本当は長距離を走るのが大好きなニックさんとしては「来年こそは富士山の周りを一周する100マイルを走りたいですね」といいます。
クロスカントリー走の選手として活躍していた高校生の頃、ウルトラマラソンを走り始めたというニックさんは今26歳で、すでにこのスポーツで8年の経験の持ち主。長距離の持久競技が好きで、ランニングだけでなく、自転車や水泳でもレースに出ているといいます。次に出場するのは11月中ばにラスベガスで行われる障害物レース(obstacle course race, OCR)のWorld’s Toughest Mudder。雲梯を伝って渡ったり、ジャンプで飛び移ったり、電気ショックの仕掛けの間をすり抜けたりする5マイルの周回コースを24時間で何周できるか、というレースだそうです。
普通のエリート選手とはちょっと違うユニークなニカデマス・ホロン / Nickademus Hollonさんとのインタビューは下からご覧ください。今回のウルトラトレイル・マウントフジのコース短縮やSTYの中止についての経緯やリザルトについては当サイトの記事をぜひご覧ください。