西米良スカイランニングクエスト 2016 プレビュー #西米良スカイ

nishimeraskyrunningquest-logo今年もスカイランニングの最終戦は西米良で。今週末の10月23日日曜日に宮崎県児湯郡西米良村で西米良スカイランニングクエスト(西米良スカイ)が開催されます。昨年に続いて、38km / 3,363mD+のスカイレースが今年のスカイランナー・ジャパンシリーズ(SJS)・SKYカテゴリー全5戦の最終戦であり、今年のSJSおよび日本選手権を締めくくるイベントとなります。

この記事ではこの記事ではこの大会に集まる有力選手を紹介します。また、当サイトでは現地から大会当日のレースの模様や西米良スカイの結果をライブ速報でお伝えする予定です。DogsorCaravanのツイッターアカウント(@DogsorCaravan)をフォローしてお楽しみください。

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(写真・昨年の西米良スカイランニングクエストの模様。提供・西米良スカイランニングクエスト)

38km 、累積標高差3,363mD+の山頂往復コースは今シーズンのスカイランニング最終戦

西米良スカイランニングのコースは西米良村の中心となる村所(むらしょ)をスタート(標高229m)し、宮崎・熊本両県にまたがる市房山の山頂(1,721m)までを往復する38km。スタートから一山超えて4kmのところにある竹原地区公民館を越えてからは市房山への尾根をたどる登り基調のトレイルに。スタートから16km地点にある市房山避難小屋を越えてから市房山山頂(19km地点)までは距離3kmで標高差656mを登る急登が待ち構えます。そして折り返してからは登りと同じコースを下ります。昨年の第1回大会の優勝タイムは男子が4時間9分44秒(牛田美樹)、女子が5時間28分50秒(岩楯志帆)となっています(一昨年2014年のプレ大会は悪天候のため市房山避難小屋から山頂までの往復<6km>がコースから除かれています)。

約270人が参加するロング38kmのレースは午前8時にスタート。制限時間は9時間となっています。あわせて、竹原地区公民館からフィニッシュ地点までのショート4kmのレースも午前10時にスタートします。大会前日の22日土曜日には前夜祭も開催されます。

有力選手の顔ぶれは?

スカイランナー・ジャパンシリーズ(SJS)・SKYカテゴリー最終戦となる今回の西米良スカイには次のような有力選手の皆さんが集まります。

Shinichi-Koyama

小山真一 / Shinichi Koyama

Miki-Ushida-square

牛田美樹 / Miki Ushida

男子では昨年のこの大会で優勝し、2015年SJSチャンピオンを勝ち取った牛田美樹 / Miki Ushidaが出場、今回の優勝候補となります。今年のSJSでは経ケ岳VLで3位、菅平42kで3位、Zao Skyで4位。今年の世界選手権・Buff Epic Trail 42kでは21位でした。これに対して小山真一 / Shinichi Koyamaは今年の経ケ岳で4位、菅平42kで6位、Zao Skyraceで8位となっています。鹿児島をベースとしている永里剛城 / Goki Nagasatoはレースでの結果は多くありませんが、先週末の尾瀬岩鞍VKでは宮原徹に続く2位、今年3月の北郷森林セラピートレイルで2位。そして東徹 / Toru Higashiは今シーズンはくだまつ笠戸島トレイルで優勝、スカイランニング世界選手権・Buff Epic Trail 105kで22位。しかし先々週のハセツネCUPを足のケガで出場を見送っており、今回も見送るかもしれません。

Yukari Fukuda Square

星野由香理 / Yukari Hoshino

女子では星野(福田)由香里 / Yukari Hoshino, née Fukudaが優勝を勝ち取る可能性が濃厚でしょう。昨年のハセツネCUP2位の星野は今年はスカイランニング世界選手権・Buff Epic Trail 105kで8位、USM Medeira 55kで9位と海外のスカイランニングイベントで活躍。国内でも経ケ岳VLで3位、びわ湖バレイで優勝しています。

このほか、上位が見込まれる皆さんは次の通りです。

男子 / Men

  • 荒木諭志 / Satoshi Araki:昨年のこの大会で4位、優勝タイムから22分差。昨年のRed Bull白龍走で2位。
  • 名取将大 / Masahiro Natori:今年の経ケ岳VLで7位、道志村20k優勝、スカイランニングユース世界選手権11位。
  • 小出徹 / Toru Koide:昨年のびわ湖バレイ優勝。
  • 山本大賀 / Taiga Yamamoto:昨年の西米良スカイで5位。今年は菅平42kで14位。びわ湖バレイで11位、Zao Skyraceで11位。
  • 鈴木龍弥 / Ryuya Suzuki:今年のスカイランニングユース世界選手権9位、Zao Skyraceで15位。
  • 工藤祐輔 / Yusuke Kudo:今年のびわ湖バレイで12位、Zao Skyraceで13位。
  • 小寺教夫 / Norio Kodera:今年の菅平42kで13位、経ケ岳VLで14位。
  • 竹原直矢 / Naoya Takehara:今年の菅平42kで16位、Zao Skyraceで17位。
  • 会田翔 / Sho Aida:今年の菅平42kで18位。
  • 鶴有毅 / Naoki Tsuru:今年の多良の森で9位。
  • 古賀勝弘 / Katsuhiro Koga:今年の多良の森で10位。
  • 金重琢巳 / Takumi Kanashige:今年の多良の森で11位。
  • 三原輝久 / Teruhisa Mihara:今年の霧島・えびの高原で20位。
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女子 / Women

  • 石井陽子 / Yoko Ishi:昨年の西米良スカイで3位。
  • 藤村雅子 / Masako Fujimura :昨年の西米良スカイで4位。
  • 佐野美穂 / Miho Sano :昨年の西米良スカイで5位。
  • 中熊恵 / Megumi Nakaguma :今年の多良の森3位、霧島・えびの高原で4位。
  • 信国敦子 / Atsuko Nobukuni :昨年の西米良スカイで6位、今年の多良の森で5位。
  • 三浦章子 / Shoko Miura :昨年の西米良スカイで9位。
  • 橋口さおり / Saori Hashiguchi:今年の霧島・えびの高原で8位。
  • 前畑明子 / Akiko Maehata :今年の霧島・えびの高原で9位。

SJS年間ランキングの行方は?

Skyrunner_Series_Japan_logo5月の経ケ岳VLから始まった今年のスカイランナー・ジャパンシリーズ(SJS)・SKYカテゴリー全5戦は今回の西米良スカイで最終戦となり、今年の年間ランキングチャンピオンが決まります。9月4日のZao Skyrace(第4戦)までのランキングはトップが秋元佑介、2位に藤飛翔牛田美樹が並んでいます。今回の西米良に秋元と藤はエントリーしていないため、牛田美樹が今回の西米良で3位以内に入れば獲得ポイントが二人を上回ります。また、現在ランキング5位の小山真一は今回の西米良で自身が優勝し、牛田が3位以下であれば獲得ポイントで首位となります。年間チャンピオンの座は牛田、小山、そして今回出場しない秋元に絞られました。

女子ではここまでのランキングはトップが折戸小百合、2位が岩楯志帆で、二人とも今回の西米良スカイに出場しません。現在経ケ岳とびわ湖バレイの成績のみでランキング5位*の星野由香理は今回の西米良で15位以内に入れば獲得ポイントの合計が上位の二人を上回ることから、星野が年間チャンピオンとなる可能性はかなり高いといえそうです。

* SJSのランキングはシリーズ戦の成績から上位3つのレースで獲得したポイントで決まります。

SJSの今年の第4戦までの暫定ランキングはこちらから。

参考

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