エントリー受付中、スペイン・バスクの誇る100マイル、ウルトラトレイル・エフンミラク / Ultra-Trail Ehunmilakは来年7月7-9日開催

欧州のトレイルランニング大国のスペイン。その北部に位置するバスクで開催される100マイルのトレイルランニング・レース、ウルトラトレイル・エフンミラク / Ultra-Trail Ehunmilakのエントリーの受付が始まっています。8回目の開催は来年7月7-9日となっています。

(写真・今年のウルトラトレイル・エフンミラク / Ultra-Trail Ehunmilakのコースから。Photo courtesy of © Sergio Garasa Mayayo)

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Ehunmilak-logoウルトラトレイル・エフンミラク / Ultra-Trail Ehunmilakはバスク州の都市、ベアサイン / Beasainをスタートして周囲の山を周回する168km。コースの最高地点はアイスコリ山 / Aizkorri(1,528m)で、鋭く切り立った山の形容から「バスクのマッターホルン」の異名を持つチンドキ山 / Txindoki(1,346m)なども通る山岳コースにより累積獲得高度は11,000mD+に達します。レースは7日金曜日の午後6時にスタートし、制限時間は48時間。これまでの優勝タイムは23時間前後で、概ねUTMBと同じくらいの時間がかかるとみていいでしょう。この100マイルのレースには3人一組で参加するチームエントリーも可能となっています。また、88km / 6,000mD+のGoierriko 2 Haundiak、42kmのMarimurumendiというレースも開催されます。

エントリー枠は100マイルのUltra-Trail Ehunmilakが515人、88kmが515人、42kmが265人となっていて、エントリー資格は特に設けられていません(ただし医師による診断書と心電図を提出する必要があります)。 エントリーは先着順ですでに始まっており、本稿を執筆している11月11日時点では、100マイルは89人がエントリー済みです。

th_Silvia Trigueros winner Ehunmilak 2016 168km. Foto Mayayo

今年2016年女子優勝のシルビア・トリゲロス / Silvia Trigueros。Photo courtesy of Sergio Garasa Mayayo / Carrerasdemontana.com

次のような点が日本のトレイルランナーにとっては魅力的ではないでしょうか。

  • 日本ではまだ知られていない:欧州の様々なトレイルランニングレースが日本でも知られるようになりましたが、バスクのレースというのはまだなじみが薄いように思います。この大会もまだ日本からの参加者はいないようです。
  • 8回目の開催で大会の運営はしっかりしている:2010年に始まった大会で来年で8回目の開催となります。初開催の大会だと開催直前にキャンセルとなることがありますが、この大会についてはそうした心配はないでしょう。
  • エントリー料が手頃:100マイルのレースのエントリー料は137ユーロ(来年2月9日までにエントリーした場合の割引価格)。これはUTMBやUTMFと比べてもかなり割安で、大会前後のビルバオあたりでの観光も少しゆとりを持って楽しめそう。
  • Hardrock 100の資格レース:トレイルランナーなら一度は出てみたいもののの抽選で出場権を得るのは非常に狭き門として知られているアメリカのHardrock 100というレースがあります。その抽選に申し込むためには大会が指定した世界各地の100マイルレースを完走する必要がありますが、このEhunmilak Ultra Trailはその資格レースの一つとなっています。ちなみにUTMB出場のための資格ポイントは6ポイントが認められます。

海外の長距離トレイルランニングレースを走ろうとする人にとっては、もう来年の夏から秋にかけての大会のエントリーが始まっていますが、スペイン・バスクの誇る100マイル、ウルトラトレイル・エフンミラク / Ultra-Trail Ehunmilakも気になる大会となりそうです。

今年男子優勝のハビエ・ドミンゲス Javi Dominguez。バスク発祥のベレー帽が優勝者には贈られます。 Photo by © Sergio Garasa Mayayo

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