体験レポート パワードリンク・チャレンジャーをOSJ奄美ジャングルトレイル50Kで試しました【PR】


長距離のトレイルランニング、特にレースの際にちゃんと補給食を摂っているはずなのに胃腸の調子が崩れて、何も食べられなくなってしまう。そんな経験を何度もしている当サイトの岩佐が、プロトレイルランナー・小川壮太さんに補給のヒントを教えてもらいました(その際の様子はこちら)。そのヒントを実際に試すべく、OSJ奄美ジャングルトレイル50Kに挑戦してきました。春の奄美大島の走れる50kmを岩佐は無事完走できたでしょうか?

小川壮太さんに聞いてきました、トレイルランニングのためのエネルギー補給 #Challenger 【PR】

2017.02.13

奄美にやってきました。

まだ眠かったのです。

こんにちは、トレイルランニングのオンラインメディア・DogsorCaravan.comの岩佐です。日本の各地ではまだ春の知らせには早い3月の初めに奄美大島ではOSJ奄美ジャングルトレイル50Kが開催されます。そして、先日当サイトでも紹介したパワードリンク・チャレンジャーが2月23日にいよいよ発売されました。となれば、ゆっくり吸収される糖質であるパラチノースでできたチャレンジャーをいち早く長距離のトレイルランニングで試してみなくてはなりません。そんなわけでOSJ奄美ジャングルトレイル50Kに挑戦することにしました。

今回は成田空港からバニラエアで奄美大島へ。国内線、国際線の両方が発着する成田空港の第3ターミナルのインターナショナルな雰囲気を楽しみます。

そして2時間40分の空の旅で奄美空港に到着。小さな空港ですが、鹿児島や福岡、沖縄、そして奄美の島々とを結ぶ便で空港内は賑わいます。空港から大会の受付会場がある名瀬へはバスで50分ほど。

バニラエアは成田空港第三ターミナルへ。

奄美空港は賑わっていました。

今回の大会の受付会場は奄美市AiAiひろば。南の島の奄美はもっと暖かいのかと思っていたのですが、意外とひんやりした空気です。コース説明会の会場にはすでにたくさんの参加者の皆さんが集まっていました。

三味線の音が聞こえてきて、奄美に来た気分が盛り上がります。

受付会場の奄美AiAiひろばでの説明会での説明に熱心に聞き入る皆さん。

こちらは大会の参加受付。発売されたばかりのパワードリンク・チャレンジャーも販売されていました。今回の参加者の皆さんの関心も高くて売れ行きは上々とのこと。

新発売の「Challenger」は発売まもないのに人気です。

そして私もパワースポーツの滝川さんから、明日の50kmで使うためのチャレンジャーを受け取ります。明日はがんばりますよ!

パワースポーツ・滝川さんから直々に「Challenger」を受け取ります。

前回のまとめ・小川壮太さんに教えてもらったエネルギー補給のポイント

さて、いよいよホテルに戻って明日のOSJ奄美ジャングルトレイル50Kに向けた準備です。ここで先日、プロトレイルランナーの小川壮太さんに教えていただいたポイントを復習しましょう。

(1) 自分がレース中に必要とする糖質の量やタイミングを知ろう

壮太さん
長時間トレイルを走る間に必要となるエネルギーの量は個人差があるほか、気温やコースによっても変わってきます。日頃の練習を通じて、自分がどれくらいの糖質を必要とするか知るようにしましょう。実は、気づかないうちにエネルギー切れになっていることがあります。そうなってから無理にエナジージェルを摂ってもなかなか回復してくれません。うまく、エネルギーを持続させるような補給方法の工夫が必要です。

(2) 胃に負担がかかりにくいエネルギー補給を!

壮太さん
エネルギー補給は大事ですが、胃に対する負担も考えるべきですね。レース前日にカーボローディングとしてご飯やパスタを大量に食べて胃に負担をかけてしまったことはありませんか?また、レース中のエネルギー補給をエナジージェルだけに頼ると、中盤から後半で胃腸に不具合が生じることも。ジェルだけでなく飲料からもエネルギーを摂取していくのは胃に負担がかかりにくい良い方法です。

(3) 糖質の補給はすぐに吸収されるものとゆっくり吸収されるものを組み合わせて

壮太さん
ゆっくり吸収される糖質・パラチノースを含んだパワードリンク・チャレンジャーとエナジージェルを組み合わせるのがおすすめ。ジェルに含まれる糖質は吸収が早いものが殆ど。チャレンジャーをジェルと併用することにより、胃に対する負担も少なく、体調の乱高下を防ぎ、最後まで頑張る気持ちを維持しやすくなります。

大会前夜・こんな感じで準備しました

大会前夜の準備です。レースを走るのは昨年8月以来で準備をするのは久しぶり。奄美大島だったら3月の初めとはいっても結構暖かいのでは、と思いましたが実際には風が吹くと肌寒く感じることもある、とのこと。今回は袖のあるTシャツを着ることに。「ジャングル」トレイルのせいか今回は脚にタイツを履いているランナーが多かったですが、私はいつも通りのランパンで。このほか、大会の必携装備にもなっているレインジャケット、レインパンツ、ヘッドライトなども用意しました。

前日に「Challenger」をソフトフラスクに入れます。

そして大事な補給食の準備です。今回はエナジージェルとしてはパワージェルを2本、一袋でパワージェル2本分のカロリーが摂れるパワージェル・ショッツを一袋。食べやすいパワーバー・エナジャイズ・ウェハースを一つ。そしてトップスピードを一本。合わせてパワージェルで6本分くらいのカロリー量になります。そしてもちろん、ゆっくり吸収される糖質・パラチノース配合のチャレンジャーは3袋。一袋が280kカロリーなのでこれだけでカロリー量では用意したパワージェルなどを上回ります。さらにこうしたスポーツ用以外の補給食も。今回は地元・奄美の「のもとパン」のクリームドーナツや高菜のおにぎりなど。ホテルの近くにあったスーパー、グリーンストア入舟店でゲットしました。こちらは24時間営業で奄美の珍しい食材もあったりして楽しいスーパー。お惣菜やお弁当もいろいろありましたよ。

今回の補給食です。

いよいよ大会当日、50kmの林道のトレイルに挑戦!

スタート:ソフトフラスクに入ったチャレンジャーをこまめに摂取、さっぱりした甘さで飲みやすい

さていよいよ大会当日です。朝6時に名瀬小学校からバスに乗り込み、スタート地点の宇検村(うけんそん)に。1時間くらいで入江にある小さな町につき、午前8時にレースがスタートです。スタート直後は舗装された長い林道の登りが6kmちょっと続き、この間に標高差で400mちょっと登ることになります。

宇検村役場からスタートします。

今回は壮太さんのアドバイスの通り、すぐ吸収されるエナジージェルとゆっくり吸収されるチャレンジャーを組み合わせます。まず、280kカロリーのチャレンジャー一袋を500mlのソフトフラスクに入れ、水に溶かします。レース中はこれを片手に持って一口ずつこまめに補給。どれくらいのペースで飲むかは決めず、最初は飲みたいときに飲む、という方針で。このほか、念のためハイドレーションバッグに1リットルちょっとの水を入れておきました。水分がチャレンジャーだけでは足りない場合に備えます。

最初の林道の登りで早速水に溶かしたチャレンジャーを手元のソフトフラスクから補給。最初の一口はちょっと酸っぱいと感じましたが、二口目からは慣れてさっぱりした甘さを感じるように。これがコーラよりもカロリーが多い飲み物とは思えないほどスッキリした飲み口です。

コース中盤:チャレンジャーを取りながら、奄美のタンカンや地元のパワードリンク「ミキ」でパワーアップ

登りが一段落すると、緩やかなアップダウンで走りやすいコースになります。舗装されていないトレイルになったと思ったらすぐ舗装路の林道になる、といった具合。こまめにチャレンジャーを口に含みながら、スタートから1時間20分後、8-9km地点あたりで最初のパワージェルを補給します。

まず一個目のエナジージェルを摂取。この間も「Challenger」でゆっくり吸収される糖質をこまめに補給します。

12km地点に最初のエイドステーション。ここでは奄美特産のタンカンをいただきます。甘みが濃くて、思ったよりも皮が薄くて食べやすいタンカンをいくつかいただきました。水分はここでは持参のマイカップに水を一杯いただくだけで先に進みます。

最初のエイドの皆さん。

奄美特産のタンカンをいただきました。

ここからコースは林道の下りとなり谷底で橋を渡った後、再び登りへ。この辺りもゆっくりながらマイペースで走ります。前後のランナーとの間隔も開いてきて一人で奄美のジャングルトレイルを楽しみます。途中に外来生物を捕らえるためのワナをいくつも見かけますが、何かが捕まっているのを見かけることはありませんでした。

奄美は貴重な野生生物が棲む島。ゆっくり歩きながら観察してみたいですね。

川が流れる谷へと下りて、すぐに登り返すことになります。

こういったワナをたくさん見かけました。奄美の自然を守るための試みでしょうか。

スタートから2時間半ほど経ったところで後半に向けた気合を入れるつもりでトップスピードを摂ります。このあたりでスタートから少しずつ飲んでいたチャレンジャーがなくなったので、ハイドレーションバッグに入れた水でつなぎます。

中盤に「トップスピード」をとりました。きっと効果があったはず。

コースのほぼ中間点となる24km地点のエイド(第一関門)に到着したのはスタートから2時間56分。こちらには島の名産である黒糖、みそピー、タンカン、蒸しパンのようなお菓子である「ふくらかん」などをいただきます。そしてここで見つけたのが「ミキ」。牛乳のように紙パックに入っていた白くてドロドロした飲み物は爽やかな甘さで甘酒のような感じ。お米を発酵させた奄美特産の飲み物で滋養強壮のために飲まれているそうです。ただ発酵飲料で日持ちがしないので島の外ではあまり口にする機会がないとのこと。トレイルランニングのエイドにはもってこいのエナジードリンクです。

ここでいろいろ地元の食べ物をいただきました。

奄美の伝統のエナジードリンク、「みき」をいただきました。

ここで、二袋目のチャレンジャーをソフトフラスクに入れ、後半戦へ。

ここで二袋目の「Challenger」へ。

コース終盤:いつも経験する、空腹感そして胃のむかつきを感じず好調

ここまでのところ大した補給食はとらずに順調に進んでいます。しかし、ゆっくり吸収のチャレンジャーだけではよくないと考えて、スタートから3時間半ほど経ったところで今度はパワージェル・ショッツを食べ始めます。グミキャンディの食感と中のジェルのコーラ味が私の好物で、これを2個づつ口に入れてはチャレンジャーを一口、というのを繰り返していきます。

グミ状のエナジーキャンディ、パワージェル・ショッツは大好物。一袋でパワージェル二つぶんのカロリーになります。

ここから先は緩やかな下り、林道の雰囲気も大きなシダが生えていたりしてジャングルの雰囲気が一番楽しめるパートです。29km地点あたりにある給水のみのエイドには3時間45分ほどで到着。

ジャングルな感じがする植物。つい足を止めて観察してしまいます。

長い上りの舗装路の途中でこんな感じで海と山を見渡せました。

途中の給水のみのエイド。後半は小さなエイドでもありがたく感じます。

ここから先がしばらく長い長い舗装路の林道の登り。カーブを曲がれば下りかも、と思っていたらまた登り。5kmくらいは続いたと思いますが、ここもゆっくりながら足を止めずに走ります。

今までの経験だと、スタートしてからしばらく経ってくると急にお腹が空いた感覚がして、そうなると危険信号。そこから慌ててジェルを取ったりしても少し体がふらつくような感覚がしてきて、ひどくなると胃の底の方がムカムカしてくるようになることが多いのです。そうなってしまうとかなりペースを落として回復するまでは1、2時間はかかってしまう(逆にいえば、やる気を失わずに時間をかければ回復する可能性はある)のです。

しかし!チャレンジャーをこまめに摂ってゆっくりと糖質を吸収しながら、ジェルなどの即効性のある糖質も摂っている今回はいつものトラブルがありません。

スタートから5時間、次のエイドが近づいてきたところでパワージェルを一個補給します。

後半にパワージェルを一個とります。みんな大好き、日本オリジナルの梅味です。

42km地点となる第二関門のエイドには5時間29分で到着。こちらでも「ミキ」をいただいてエネルギーを補給。さらに三袋目のチャレンジャーをソフトフラスクに入れます。ここまでくるとチャレンジャーがあれば補給は大丈夫、という安心感さえ感じます。

ふくらかんは蒸しパンのような食感。タンカン味と黒糖味をいただきました。

ここでも「みき」をいただきました。奄美でしか売ってない地元のパワードリンクです。

ここまでのコースは舗装された林道と舗装されていないダブルトラックの林道でしたが、残り3-4kmになっていきなり本格的なシングルトラックのトレイルに。倒木を横断するようなワイルドなところも現れて、最後になってOSJトレイルランニングシリーズらしい雰囲気になってきました。ここで念のため補給食としてチョコバーを一個食べます。

コースはいよいよ終盤に。

コースは下りのトレイルになります。

この大会のために整備していただいたのでしょうか。なかなかワイルドなけもの道です。

するとコースはいきなり山の上の公園に。長い階段の下りの先に名瀬の街並みと海が見えてきました。フィニッシュまではもうすぐ!

そして、ゴール!

6時間54分、完走者95人中の55位とかなり時間はかかりましたがなんとかフィニッシュすることができました。

期待通りの働きだったチャレンジャー

というわけで、当サイトの岩佐が自ら体を張って臨んだOSJ奄美ジャングルトレイル50Kで、パワードリンク・チャレンジャーは期待通りの働きをしてくれました。私の場合はだいたい1時間半から2時間くらいのペースでゆっくり吸収される糖質のチャレンジャーを500ml(一袋)飲み、すばやく吸収される糖質のエナジージェルも1時間半から2時間に一個くらい摂っていけば、あのお腹が急に空く感覚とその後の吐き気というトラブルを避けることができました。もちろんこれは人によっても異なるでしょうから(もっと走力のあるランナーはもっとエナジージェルを必要とするかもしれません)、最適なペースは自分で探す必要があります。

また、今回はそれほど暑い日のレースではなかったことと、チャレンジャーがすっきり飲みやすい味だったため、結局水分の補給はほとんどチャレンジャーだけで済ませることができました。ただ、もっと多くの水分を必要とする場合は今回の私のように水だけを入れたハイドレーションバッグを用意する必要がありそうです。

今回は初めてチャレンジャーを試すこともあり、一定のペースで飲んでいるか確かめやすいソフトフラスクに入れていました。もちろんハイドレーションバッグに1.5リットルとか2リットルのチャレンジャーを入れておくのもありでしょう。ただこの場合は自分が一定のペースでチャレンジャーを飲んでいるか、残りがどれくらいあるか、がわかりづらいのが難点。しかし慣れてくればこちらの方が楽に違いありません。

無事フィニッシュできて一安心(フィニッシュしないとこの記事が書けません!)

長時間のトレイルランニングには是非使いたい!

これから各地でトレイルランニングのシーズンが始まります。ゆっくり吸収される糖質・パラチノース配合のパワードリンク・チャレンジャーをエネルギー補給に活用すれば、長時間のトレイルランニングはもっと楽しくなりそうですよ!

  • パワードリンク・チャレンジャー
  • 500mlで280kcalのエネルギーが補給できるパワードリンク
  • 持続性エネルギー糖質・パラチノース配合
  • 本体価格 250円(税別)
  • お問い合わせ:株式会社 Power Foods Tel 0467-84-8651 www.pd-challenger.jp

おまけ・奄美は後夜祭が楽しい!

大会が無事に終了した後、奄美市内のホテルで表彰式と後夜祭が開催されました。海の幸や奄美特産の黒糖焼酎を大いに楽しんだあとは、切れ味鋭いダンスのパフォーマンスに加えて地元の皆さんが「八月踊」を披露してくださり、最後はみんなで輪になって踊って楽しみました。奄美の皆さんはもてなし上手。この大会に参加したら後夜祭は必ず参加することをおすすめします。

今回は口を開けている写真が多くなりました。