サハラ砂漠で開催の7日間・250kmのステージレース、サハラマラソン Marathon des Sables(MDS)は11日火曜日に31.6kmのステージ3が行われました。この日も男子のレースはラシッド・モラビティ Racid El Morabity、エリザベト・バーンズ Elizabet Barnsが男女それぞれのレースを制しました。今日もレースの模様をご紹介するとともに、日本からの参加者の皆さんの様子を写真で紹介します。当サイトではUltra-Trail World Tourの第4戦であるMDSの全日程にわたって、選手とともに移動しながら同行取材。随時現地から大会の模様をレポートしています。
大会開催中は大会ウェブサイトでGPS端末からリアルタイムに届く各選手の所在地をウェブサイト上で確認できたり、ビブ番号を指定して書き込むとメッセージが選手に届く(このメッセージがとっても励みになると皆さんおっしゃっています)ようになっています。また、各ステージのフィニッシュラインにはライブカメラが設置されていて、フィニッシュの様子をインターネットで見ることができます。
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(写真・砂地の急坂を登る福山眞弘さん。Photo by Koichi Iwasa / DogsorCaravan.com)
4月11日火曜日:ステージ3
ステージ3は前半に山の尾根を登って走る他、後半には前日のステージ2で越えたエル・オトファルを反対側から越えるという難所が待ち受けます。一部はかなりテクニカルでロープが設置されています。午前8時30分スタートでチェックポイントは2箇所。制限時間は10時間半です。明日の86kmのステージ4に向けてできれば体力を温存したいところ。
男子のレースはラシッド・エルモラビティの「前半はゆっくり、後半ペースアップ」というセオリー通りの展開が前日から続きました。前半は先頭の6人ほどの選手がリードするのですが、後半に入るとリードを奪ってそのままフィニッシュ。弟のモハメド・エルモラビティ に1分さでフィニッシュ。「弟に勝ちを譲るのはあと4-5年先」と話しました。女子はエリザベト・バーンズがこの日も勝利を守りましたが、2位のナタリー・マクレアとは僅差。バーンズはコース上でカメラマンの動きに気を取られて転倒。大きなケガではなかったといいますが、フィニッシュ後に膝を縫うケガだったといい、明日の86kmへの影響が気になるところです。3位にフェルナンダ・マシェールでした。
ステージ3 31.6km・男子リザルト
- ラシッド・エルモラビティ Rachid EL MORABITY (モロッコ) 2:33:14
- モハメド・エルモラビティ Mohamed El MORABITY (モロッコ) 2:34:25
- アブデルアジズ・バグハザ Abdelaziz BAGHAZZA(モロッコ) 2:34:26
ステージ1 30.3km・女子リザルト
- エリザベト・バーンズ Elisabet BARNES(スウェーデン) 3:13:07
- ナタリー・マクレア Natalie Mauclair 3:15:14
- フェルナンダ・マシェール Fernanda MACIEL(ブラジル) 3:27:11
日本から参加の皆さんの様子
この日の皆さんの様子を伝える写真が続きます。