富士山麓のトレイルを周回する国際的な長距離トレイルランニングイベント、ウルトラトレイル・マウントフジ Ultra-Trail Mt. Fuji(UTMF)は来年2018年の大会を4月27日(金)〜29日(日)に開催と発表。そのコースについては富士山こどもの国(富士市)をスタートし、時計回りに富士宮、本栖湖、河口湖を経由して山中湖へ。山中湖からは往路と異なるルートで河口湖に向かい、大池公園(富士河口湖町)でフィニッシュする約170kmとなることが発表されました。これにより、UTMFは富士山を一周しないコースで開催されることになります。
(図・2016年のコースマップに当サイトが今回発表された情報を元に赤線で2018年のコースの想定を書き入れたもの。大会から発表されたコースマップではありません。)
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昨年2016年9月の大会は悪天候に見舞われてUTMFは40km強にコースを大幅に短縮、STYはスタート後に中止となったUTMFはその後、開催時期を天候の変動や環境への影響が少ない春に移して2018年春に次回大会を開催することが発表されていました。
本日の大会の発表では、コースについて「悪天候でも道路等の迂回路を利用するなど、安全・環境の両面から開催可能な地域とルートを選定」した結果、静岡県裾野市、御殿場市、小山町を通過しないコースとすることを決断。この結果、従来コースとなっていた山中湖ー須走ー水ヶ塚ー須山口登山道ー富士山こどもの国の40km弱についてはコースから外れ、大会開催以来の「富士山を一周する」という特徴は失われることになります。また、170kmのUTMFのスタートが河口湖でなく富士山こどもの国となるのはこれが初めてとなります。
あわせて開催されるSTYについては富士山こどもの国をスタートし、時計回りで河口湖・大池公園でフィニッシュする95kmとなり、こちらは概ね従来の時計回りのコースとなります。4月27日金曜日にUTMFがスタートした数時間後にSTYはスタートする日程が予定されています。
2018年のウルトラトレイル・マウントフジのエントリー開始は既報の通り、10月16日を予定。大会日程やコースの詳細は10月上旬発表の見込みです。