DC Weekly | 先週末はITJ、国頭、武田の杜、みたけ山、筑波山、東山三十六峰、今週は房総半島、伊勢の森、TNF100 HK・2017年12月13日

前週末の主な大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyを今年もお届けします。このDC Weeklyへ皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。

(写真・Izu Trail Journeyで女子のレースをリードする福地綾乃 Ayano Fukuchi。Photo by Koichi Iwasa, DogsorCaravan.com)

トレイルランニング関連ニュース

2018年のスカイランニング日本選手権の日程が発表に:日本スカイランニング協会(JSA)は12月13日に来年2018年のスカイランニング日本選手権の日程を発表しました。5つのカテゴリーのそれぞれに日本選手権となる大会が指定され、開幕戦は4月21日の粟ケ岳バーティカルキロメーターとなります。注目は5月5日に開催の上田スカイレース。上田バーティカルレース・太郎山登山競走と同じ週末に開催される新レースで、上級者向けでJSA登録者のみが参加できるレースとなります。2019年のスカイランニング・アジア選手権、ユース世界選手権の日本代表選手の選考レースともなっています。各レースの日程は次の通りです。

先週末のイベント

12月8日金曜日 – 12月10日日曜日:Panoramic Trail

  • Asia_Trail_MasterThe Panoramic Trail (100m, 100k, 50k):タイ北部のメーホンソーン県で開催される100マイルのトレイルランニングレース。Asia Trail Masterのレースとなっていた100マイルのレースではスティーブン・オン Steven Ong(マレーシア)が23時間22分で優勝。この勝利と後に紹介するIzu Trail Journeyの結果により、2017年のAsia Trail Master年間男子チャンピオンはスティーブン・オンと決まりました。オンはこの他にも今年はUltra-Trail Koh Chang 100kやPenang Eco 100kで優勝しています。2位はサンヤ・カーンチャイ Sanya Khanchai(タイ)で24時間19分、3位は中盤にレースをリードしたいいのわたる Wataru Iinoで24時間54分でした。女子はクルク・ジョアンナ Kruk Joanna(オーストラリア)が25時間16分で優勝。大きく差が開いて2位にシュッケン・ホ Shukkuen Ho(香港)が35時間19分、3位はビーン・リー Been Lee(韓国)が38時間41分で続きました。なおATMの女子年間チャンピオンはこの週末を迎える前にキム・マシューズ Kim Matthews(オーストラリア、ベトナム在住)と決まっています。Panoramic Trailのリザルトはこちら

12月9日土曜日:国頭

  • 国頭トレイルランニング大会(19k/12kなど):沖縄県国頭村。沖縄本島の北端に位置する国頭村で開催される大会は今回が5回目。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
  • トレラン益子(17km):栃木県益子町。ゲストランナーとして出場した上田瑠偉 Ruy Uedaのタイムは1時間21分26秒。これは大会記録(1時間27分49秒、大瀬和文)を上回るタイムでした。男子は阿部健裕が1時間29分8秒で優勝、女子は齋藤美紀が2時間5分59秒で優勝と昨年の優勝者による連覇となりました。リザルトはこちら
これも読む
DC Weekly 2024年7月9日 Val d’Aran、Restonica、Verbier St-Bernard、Quebec、Cordillera Blanca、Grossglockner、志賀高原、尾瀬岩鞍、南阿蘇

12月10日日曜日:ITJ、武田の杜、みたけ山、筑波山、東山三十六峰

  • Asia_Trail_MasterIzu Trail Journey (71.7k):伊豆半島を松崎町をスタートして修善寺までの71.7kmのコースで開催。今年からAsia Trail Masterに加わり、今年の最終戦となりました。優勝したのは荒木宏太 Kota Araki福地綾乃 Ayano Fukuchiで、二人は来年2018年のIAUトレイル世界選手権(スペイン)の日本代表選考資格を満たしました。この日の伊豆は恒例の寒さと強風でしたが例年に比べると穏やかで、心配されていた夕方の雨もなく最高のコンディションの1日でした。荒木さんはこの日は終始絶好調といった様子で会心のレースに。福地さんは日本の女子トレイルランニング界を代表する選手として注目の存在となったことを印象付けました。当サイトではリザルト紹介記事を掲載しています。リザルトはこちら
  • 武田の杜トレイルランニングレース(31.5k): 山梨県甲府市。武田神社をスタートする31.5kmのコースで開催されました。男子は小田切将真が2時間12分で優勝、2位に大沢正和(2時間16分)、3位に大滝健司(2時間16分)と続きました。女子優勝は小川ミーナで2時間43分。三井由香里(3時間1分)、佐川絵美(3時間4分)がトップ3に入りました。リザルトは大会ウェブサイトから。
  • みたけ山トレイルラン(15k):東京都青梅市の御岳山で開催。男子は重原政幸が1時間9分で優勝。2位は須田高大で1時間11分、3位が小島弘道で1時間12分。女子は高橋えりかが優勝で1時間33分。2位は竹村香苗(1時間39分)、3位は須藤吉仕子(1時間40分)でした。男女とも近年の優勝タイムに比べるとややスローなペースとなりました。リザルトはこちら
  • 筑波山トレイルラン大会(31.4k / 20.9k / 5.4k):茨城県石岡市の石岡つくばねオートキャンプ場を会場に開催。男子優勝は佐藤雄太郎(2時間7分)、2位に工藤祐輔(2時間11分)、3位に高村純太(2時間12分)。女子は鈴木栞奈が2時間46分で優勝。2位に立石祐子(2時間48分)、3位に桑原絵理(2時間51分)でした。リザルトはこちら
  • 東山三十六峰マウンテンマラソン(30k):京都市。男子は西村広和が2時間16分で優勝。上山達也(2時間25分)、柴田幸生(2時間30分)が続きました。女子総合優勝は内田彩子(2時間56分)。佐藤彰子(3時間1分)、山本可奈子(3時間6分)が2位、3位でした。リザルトはこちら

今週末のイベント

12月16日土曜日 – 12月17日日曜日:TNF 100 Hong Kong

  • The North Face 100 Hong Kong (100k/50k):香港の大美督 Tai Mei Tukをスタート、フィニッシュする100kmと50kmのレースです。
これも読む
DC Weekly 2022年6月20日 mozart100 by UTMB、武尊スカイラン、山中温泉、Broken Arrow、Fairy Trail

12月26日土曜日:藺牟田池外輪山

  • 藺牟田池外輪山トレイル(18k/12k/6k):鹿児島県薩摩川内市。火山湖である藺牟田(いむた)池の周りを周回する6kmのコースで開催されます。

12月17日日曜日:房総半島、伊勢の森

  • ~coast to coast~ 房総半島横断2017(68k):千葉県鴨川市の内浦海岸をスタート、房総半島を東から西へと横断して富津市・金谷フェリー埠頭がフィニッシュとなる68kmのコースで開催。
  • 伊勢の森トレイルランニングレース(20k):三重県伊勢市。伊勢志摩の代表的な霊山・朝熊山(あさまやま)をコースに含む大会です。昨年は伊勢志摩国立公園指定70周年記念で40kmの志摩半島トレイルランニングレースとして開催されましたが、今年は元のコースと名前に戻って開催されます。
この記事が気に入ったらDogsorCaravanをBuy Me a Coffeeで直接サポートできます!

Buy Me a Coffee

Sponsored link