粟ヶ岳バーティカルキロメーター Mt. Awa Vertical Kilometer® 2018 プレビュー

Skyrunner-Japan-Series-logo-768x744雪の上を走るスカイランニング、トレイルランニングのレースというのは国内では珍しい存在です。新潟県三条市の八木ヶ鼻温泉・いい湯らていとスポーツセンターはやぶさを会場に行われる粟ヶ岳バーティカルキロメター Mt. Awa Vertical Kilometer®は昨年まで9月に開催されていましたが、3回目の開催となる今年は4月21日土曜日に開催日を移しました。この時期の粟ヶ岳の雪の上のコースで開催されるバーティカルキロメーターは2018年のスカイランナー・ジャパンシリーズ(SJSの開幕戦であり、2018年のスカイランニング日本選手権・バーティカルキロメーターカテゴリーの大会ともなっています。

今週末の粟ヶ岳バーティカルキロメーターを当サイトでは現地からお伝えします。レースの結果や有力選手の表情はもちろん、コースの様子や大会会場の雰囲気なども現地からタイムリーにお伝えする予定です。ぜひ当サイトのTwitterアカウントFacebookページをフォロー、「いいね」をしてお楽しみください。

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(写真・5月上旬の粟ケ岳を試走する大会プロデューサーの松永紘明さん。 courtesy of 粟ヶ岳バーティカルキロメ―ター Mt. Awa Vertical Kilometer®)

5.5km 1,100mD+の雪上コースで国際的な大会を目指す

粟ヶ岳は新潟県の中央部、三条市と加茂市の境にある標高1,293mの山で日本三百名山の一つ。粟ヶ岳バーティカルキロメーターのコースはメイン会場となる八木ヶ鼻温泉・いい湯らていとスポーツセンターはやぶさをスタート。スタートは10時15分から11時15分の間に1分に5人のペースで順次スタートします。背後には高さ200mの石英粗面岩の絶壁でハヤブサの繁殖地としても知られる「八木ヶ鼻」がそびえています。コースは北五百川登山口まで約1.5kmのロードで、この区間では五百川集落の皆さんの声援を受けながら走ります。この区間はタイム計測の対象となっていません。北五百川登山口にタイム計測ポイントがあり、5.5km 1,100mD+のレースがスタート。五十嵐川に沿ってしばらく進んでから尾根を登る登山道に取り付き、標高600m付近にある粟薬師堂へ。この先の標高730m付近にスタートから3km地点の特別関門がおかれます。ここから2.5kmで粟ヶ岳の山頂となり、ここがバーティカルキロメーターのフィニッシュ地点となります。

粟ヶ岳VKのコースマップ(大会ウェブサイトより)

粟ヶ岳VKのコースマップ(大会ウェブサイトより)

粟ヶ岳VKの高低図(大会ウェブサイトより)

粟ヶ岳VKの高低図(大会ウェブサイトより)

欧州のスカイランニングのレースでは標高の高い高山エリアの雪渓がコースとなることが少なくありませんが、日本やアジアでは雪上のスカイランニングは珍しい存在です。本場のスカイランニングの魅力を備えた大会として粟ヶ岳バーティカルキロメーターは今後、海外からも注目を集める存在となるでしょう。

このほか、同じ会場で15kmと4kmのトレイルランニングのレースも開催。こちらは粟ヶ岳には登らず、五百川の周辺の他、五十嵐川の北側の尾根を登って高城城跡を経由、五十嵐川沿いに会場へと戻るコースです。

15km、4kmのコースマップ(大会ウェブサイトより)

15km、4kmのコースマップ(大会ウェブサイトより)

有力選手紹介

女子では昨年のスカイランナー・ジャパンシリーズ(SJS)のSKY Classicカテゴリーで年間チャンピオン、アジア選手権・日本選手権のZao Skyrace 28kで優勝している髙村貴子 Takako Takamuraが参戦。バーティカルキロメーターのレースでは昨年の上田VKで吉住友里、小林由貴に続いて3位でした。昨年はスカイランナー・ワールドシリーズのSkyrace Comapedrosaで3位に入っています。ベテランの須藤吉仕子 Kishiko Sutoは昨年9月の粟ヶ岳で3位、アジア選手権・日本選手権のZao VKで5位などの成績で、昨年のSJS・VKカテゴリーで年間3位となっています。

男子はバーティカルキロメーターの第一人者として圧倒的な実力を誇る、皇帝・ がエントリーしています。VKカテゴリーの日本選手権では2015年から3連覇中。2016年にはアジア選手権・MSIG Lantau VKで優勝。その宮原に挑むのは上田瑠偉 。日本のスカイランニング・トレイルランニングのプリンス、上田は昨年のSJSのレースである野沢温泉VKで優勝。宮原との対決では、いずれも宮原が優勝した上田VKで2016年に3位、2017年に2位。今回は宮原に追いつくことになるか注目です。このほか、昨年はアジア選手権・日本選手権のZao Skyrace 28kで優勝したほか、ワールドシリーズのZegamaで8位、Dolomites Skyraceで9位、Skyrace Comapedrosaで3位と海外でも実力を発揮しています。

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宮原徹 Toru Miyahara

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上田瑠偉 Ruy Ueda

永里剛城

さらに昨年のSJS・VKカテゴリーで年間ランキング2位の永里剛城 Goki Nagasato、同3位の新牛込崇史 Takashi Shinushigome、5位の宮川朋史 Tomofumi Miyagawa、7位の今井洋二 Yoji Imai、8位の藤飛翔 Tsubasa Fuji、9位で高校生の近江竜之介 Ryunosuke Omi、10位の鈴木龍弥 Ryuya Suzuki、12位の横山忠男 Tadao Yokoyamaと昨年のランキングをリードしたアスリートが揃います。さらに2016年のSJS・SKYカテゴリーの年間チャンピオンで、昨年のSKY Classicカテゴリーでは経ケ岳で4位、菅平で2位の牛田美樹 Miki Ushidaが昨年秋のケガから復帰。2016年世界選手権SKYカテゴリーで8位、昨年のワールドシリーズのThe Rut 28kで7位の松本大 もエントリーしています。松本がバーティカルキロメーターを走るのは久々で、大会を盛り上げそうです。

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