Jaybirdから「イヤージェル」でフィット感を高めたランナーのためのイヤホン「TARAH」と「X4」が発売に

ランナーの視点からランナーのためにワイヤレスイヤホンを作る「Jaybird」(ジェイバード)はイヤーピースに「イヤージェル」を採用した「Jaybird TARAH」と「Jaybird X4」を発売すると発表しました。どちらも左右のイヤホンがコードでつながっていて、Bluetoothによりワイヤレスで音源と接続するタイプのイヤホン。10月11日から家電量販店やオンラインサイトで順次発売されます。

10月2日の発表会ではJaybird製品担当・黄佑仁さんが登壇した。

高いフィット感、手軽な「TARAH」とカスタム可能な「X4」

「イアージェル」はシリコン製の外皮の内側にジェルが入っているという仕組みで、長時間身につけていても気にならないフィット感が特徴。Jaybirdでは今回初めて採用されました。

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Jaybird TARAH。その名前はメキシコの走る民族、タラフマラから取られている。

Jaybird X4はJaybirdの主力モデルXシリーズの最新版という位置付け。

「TARAH」(タラ)は耳の中に入るイアーチップと耳のふちに沿わせるイヤーフィンが一体化されていて、複雑なフィッティングの調整なしにフィット感が得やすい構造。耳の大きさに合わせて左右それぞれ3つのサイズのパーツが同梱されています。一方「X4」(エックスフォー)はイヤーフィンとイアーチップはそれぞれ独立。イヤーフィンは左右それぞれ3サイズ。イアーチップにはイヤージェルとCOMPLY ULTRA™️の二種類が左右それぞれ2サイズ。自分好みにフィット感を細かく追い込むことができます。

上がX4、下がTARAH。どちらもイヤージェルが採用され、デザインも似ている。

6時間、または8時間の連続再生が可能

「TARAH」は1時間半の充電で6時間の連続再生が可能。一方、「X4」は2時間の充電で連続再生8時間。かなり長時間のトレーニングやトレイルまでの移動時間に使うことができそうです。また10分の充電で1時間使用できる急速充電が可能なので、うっかり充電を忘れていても安心です。

上がX4、下がTARAH。TARAHではイヤーフィンとイヤーチップが一体となっている。

音量調整や曲送りができるコントローラーの裏側に充電用の端子がある。左がX4で右がTARAH。

充電はイヤホンのコントローラーの端子から付属のクリップを通じて。USB端子なのでモバイルバッテリーなどからも充電可能です。

ランニング時の防水、防汗はもちろん万全

両方のモデルともIPX7を満たす防水性能(水深1mで30分水没しても浸水しない)を持っています。また、塩分などを含んだ汗に対する耐性も備えます。Jaybirdの製品としてはIPX7を満たすとするのはこの製品が初めてですが、「もともとランニングを想定してより厳しい独自の基準を満たしていたものの、ユーザーからの問い合わせが多いためIPX基準での表示もすることとした」(Jaybird製品担当・黄佑仁さん)とのこと。

スマホアプリのイコライザー設定は製品本体に保存

スマートフォンにBluetooth接続をした状態にするとアプリ「Jaybird」でビジュアルイコライザーを使った音色の調整が可能。低音をブーストするとか、高音域の強調といったカスタマイズができるのはもちろん、その設定はイヤホン本体に保存されるのでアプリを起動していなくてもお気に入りの設定で聴くことができます。

このほか、通常のワイヤレスイヤホンと同様にコントローラーで音量調節、トラック送り、通話が可能です。

Jaybirdはガチでランニングに取り組むコアなスポーツブランド

ワイヤレスイヤホンは様々なメーカーの様々なブランドから発売されていますが、Jaybirdはもともとアスリートが興したビジネスで、ランニングを始めとするスポーツのためのワイヤレスイヤホンに特化しているのが特徴。現在は様々なデジタル周辺機器のメーカーであるロジクールのもとで事業を展開しています。

こうしたブランドの背景から、Jaybirdのランニングへの取り組みはかなり本気です。ブランドアンバサダーにはUTMB®︎チャンピオンのローリー・ボジオ Rory Bosioやウェスタンステイツ二連覇のティム・オルソン Timothy Olsonを起用。今年からUTMB®︎のオフィシャルパートナーとなったほか、8月にフランス・シャモニーで行われたプレス・イベントではビデオシリーズ「Run Wild」に出演しているローリ・ボジオ、マルティナ・バルマソイ、フェルナンダ・マシェールが登壇してトークセッションも行われました。日本においてもウルトラマラソンで活躍するプロランナー、川内鮮輝 Yoshiki Kawauchiをサポートしているほか、今年はサロマ湖100kmウルトラマラソンのスポンサーにも加わりました。

トレイルランニングでは、安全のためにイヤホンの使用が認められていないレースがあるようにイヤホンの使用を控えるべき場面もありますが、見晴らしがよくて人や車に急に出くわすことがないような場面など、イヤホンが使える場面もたくさんあります。音楽の力で目標に向けた気持ちを高めるためにワイヤレスイヤホンはトレイルランナーに身近な存在となっていくでしょう。

日本ではウルトラマラソンで世界チャンピオンを目指す川内鮮輝(かわうちよしき)さんをサポートしている。

製品概要

  • Jaybird TARAH
    • 参考価格:13,880円(税抜)
    • 発売予定日:2018年10月25日(木)
    • タイプ:インイヤー(カナル型)
    • 装着方法:アンダーイヤー
    • 重量:13.85g(本体のみ、イヤーフィン、イヤーチップを含まず)
  • Jaybird X4
    • 参考価格:16,880円(税抜)
    • 発売予定日:2018年10月11日(木)
    • タイプ:インイヤー(カナル型)
    • 装着方法:オーバーイヤー、アンダーイヤー
    • 重量:14.8g(本体のみ、イヤーフィン、イヤーチップを含まず)
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