尾瀬岩鞍バーティカルキロメーター Oze Iwakura Vertical Kilometer 2018・プレビュー

バーティカルキロメーターの今シーズンを締めくくる大会となります。今週末の10月14日日曜日に開催される尾瀬岩鞍バーティカルキロメーター Oze Iwakura Vertical Kilometerは今回が4回目の開催。スキーシーズンを迎える前の群馬県片品村の尾瀬岩倉ホワイトワールドのゲレンデを駆け上るエキスパートコース(距離5km、1000mD+)は今年もスカイランナー・ジャパンシリーズ Columbia Montrail Skyrunner® Japan Seriesのバーティカルキロメーター・シリーズ全5戦の最終戦です。また、今年の16〜23歳が対象となるユース・カテゴリーのスカイランニング日本選手権ともなっており、さらに来年2019年のユース世界選手権の代表選考会ともなっています。

Skyrunner-Japan-Series-logo-768x744DogsorCaravanでは尾瀬岩鞍バーティカルキロメーターの大会当日は現地の様子をお伝えするほか、大会後はレポートをお届けします。大会前日の13日土曜日に現地で行われる今年度のユース世界選手権報告会の模様もレポートの中でお伝えする予定です。

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大会ではあわせてチャレンジコース(3km、700mD+)のレースも開催されます。

エキスパートコースの注目選手

吉住友里 Yuri Yoshizumi

昨年のバーティカルキロメーターで全7戦とも出場して全て優勝したバーティカルの女王、吉住友里 Yuri Yoshizumiが今年も尾瀬岩鞍にやってきます。今シーズンは海外で5月にVKワールドサーキットのTransvulcania KV(スペイン)で5位、9月のスカイランニング世界選手権・Mamores VK(スコットランド)では36位。国内では4月のSTY優勝、6月のびわ湖VK優勝、7月の富士登山競走で二連覇といった結果を残しています。

斎藤綾乃 Ayano Saitoは昨年のハセツネCUPで2位。今年は3月のOSJ新城32kで優勝、5月のトレイル世界選手権(スペイン)の日本代表でした。先週末のハセツネCUPではリタイアでしたが、今回は初めてのバーティカルキロメーターとなります。今シーズンからトレイルランニングにデビューした秋山穂乃果 Honoka Akiyamaも今回初めてバーティカルキロメーターを走ります。今年はSTYで3位、野辺山100kで3位に、スパトレイル72kで優勝、菅平50kで優勝、上州武尊山120kで6位と幅広く好成績を上げている注目株です。

このほか次の皆さんが当サイトの女子注目選手の皆さん。

  • 稲毛日菜子 Hinako Inage:今年の粟ケ岳VKで4位、烏帽子VKで2位。真田バーティカル100で2位。
  • 須藤吉仕子 Kishiko Suto:今年の烏帽子VKで3位、上田VKで5位。
  • 木下久美 Kumi Kinoshita:今年のびわ湖VKで3位、上田VKで4位。
  • 滝澤空良 Sora Takizawa:ユース世界選手権(U23)ではVKで7位、Skyraceで9位。
  • 柿本恵理 Eri Kakimoto:今年のモントレイル戸隠20kで2位、ユース世界選手権(U23)ではVKで9位、Skyraceで12位。昨年の尾瀬岩鞍で8位。
  • 岩楯志帆 Shiho Iwadate:今年の烏帽子VKで5位。
  • 高村まゆみ Mayumi Takamura:今年の烏帽子VKで6位。
  • 峰村かな Kana Minemura:今年の上州武尊山30kで優勝。
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宮原徹 Toru Miyahara

男子では宮原徹 Toru Miyaharaが今回の尾瀬岩鞍の最後尾出発の選手となります。2015年にJSAが日本選手権やジャパンシリーズをスタートさせて以来、バーティカルキロメーターのタイトルを譲ることがなかった「バーティカルキロメーターの皇帝」です。絶対無敗の皇帝でしたが、今年4月の日本選手権・粟ケ岳VKでは上田瑠偉 Ruy Uedaに敗れました。しかしその後は上田、びわ湖、烏帽子で優勝、9月の世界選手権・Mamores VKでは寒さの中、7位に入っています。

その宮原にバーティカルキロメーターで迫っているのが永里剛城 Goki Nagasatoです。今年のVKシリーズでは粟ケ岳では5位でしたが、続く3レースではいずれも宮原についで2位。世界選手権・Mamores VKでは23位でした。

今回の尾瀬岩鞍VKでバーティカルキロメーターにデビューする山田雄喜 Yuki Yamadaに注目です。富士登山競走で二連覇した五郎谷俊は実業団チーム・コモディイイダの先輩。今年の富士登山競走では5合目コースで優勝。9月の箱根の山道最速王決定戦では2位になっています。

近藤敬仁 Yoshihito Kondo

さらに、スカイランニングでは海外のレースでも上位に入った経験が豊富な近藤敬仁 Yoshihito Kondo、昨年のハセツネCUP優勝の川崎雄哉 Yuya Kawasakiも今回の尾瀬岩鞍に参戦。川崎はこれが初めてのVKとなります。

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さらに次の皆さんが当サイトの男子注目選手の皆さん。

  • 八田康裕 Yasuhito Hatta :今年のびわ湖VK、3位。
  • 藤飛翔 Tsubasa Fuji :今年の烏帽子VK6位。
  • 牛田美樹 Miki Ushida :今年の上田VKで4位。
  • 横山忠男 Tadao Yokoyama :今年の粟ケ岳で6位、烏帽子で7位。
  • 柳澤隼人 Hayato Yanagisawa :昨年のアジア選手権・蔵王VKで3位。
  • 黒岩宗哲 Munenori Kuroiwa :今年の上州武尊山30kで3位。
  • 反中祐介 Yusuke Tannaka :2017年大雪山40kで優勝。
  • 宮川鉄也 Tetsuya Miyagawa :今年の上田VKで8位。
  • 服部一輝 Kazuki Hattori :ユース世界選手権(ユースB)ではVKで18位、Skyraceで14位。
  • 和田陽太 Yota Wada:今年の烏帽子9位。
  • 尾崎弘和 Hirokazu Oosaki:今年の粟ケ岳9位。
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