DC Weekly 2018年11月12日

Nakanoto Autumn

先週末はOMM Japan、科野の国、日光、神流などの大会がありました。今週末は国内ではFunTrails 100K/50Kが開催されるほか、アメリカでは(カリフォルニアの山火事による大気汚染の影響が懸念されるものの)The North Face 50 mile Championshipが注目を集めます。

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トレイルランニング関連ニュース

  • 2019年のGolden Trail Series:Salomonがメインスポンサーとなって今年初めて開催されたシリーズ戦がGolden Trail Seriesで、20km-50kmの距離のシリーズの各レースは世界のトップ選手が集まる注目のイベントとなりました。そのセカンドシーズンとなる来年のシリーズ戦のスケジュールが発表されています。レース数は6レース+ファイナルと今年からは一つ増えました。ゼガマ・マラソン Zegama-Aizkorri(6月2日)、モンブラン・マラソン Marathon du Mont-Blanc(6月30日)、新たに加わるドロマイス・ラン Dolomyths Run(7月20日)、シエラ・ツィナール Sierra Zinal(8月11日)、パイクスピーク・マラソン Pikes Peak Marathon(8月25日)、リングオブステオール・スカイレース Ring of Steall Skyrace(9月21日)とシリーズは続き、最終戦はネパールで10月26日に開催されるアンナプルナ・トレイルマラソン Annapurna Trail Marathon(42km、3658mD+)となります。パイクスピーク・マラソンは今年と比べ開催が1週あととなるので、直前のシエラ・ツィナールから連戦する選手も増えそうです。このほか、フランスではGolden Trail National Seriesもスタートする予定です。

先週末のイベント

11月10日土曜日 – 11日日曜日:OMM Japan

  • OMM Japan Race: 今回の開催地は奥三河。二日間に渡るオリエンテーリング形式の”Straight”とロゲイニング形式の”Score”のレースが行われました。各カテゴリーの優勝者は次の通りでした。Straight A(計65km)は柳下大・市岡隆興(12時間41分)、Straight B(計55km)は結城克哉・堀田遼(9時間25分)、Straght C(計35km)は松下睦生・田中宏明(7時間2分)。Straight Aでは丹羽薫が上野光とのペアで総合4位、混成チームで1位でした。Score Longは田中公悟・竹内利樹、Score Mediumは小川隆行・粟津創。リザルトはこちら

11月10日土曜日:科野の国、TransNT

  • 科野の国ラウンドトレイル(32k, 9k): 長野県千曲市。古墳、城址、古道をめぐる里山のコースで開催。ロング32kmの男子は箱根駅伝出場経験者の横内佑太朗 Yutaro Yokouchiが3時間1分で優勝。2分差で町田知宏 Tomohiro Machidaが続き、3位は平賀太智 Taichi Hiragaでした。女子は4時間19分で村山ユカ Yuka Murayamaが優勝、2位は野崎佳恵 Kae Nozaki、3位は上野朋子 Tomoko Uenoでした。リザルトはこちら
  • TransNT (57k):香港で今年1月に初開催の大会の第二回大会。コースはニューテリトリー(New Territory)を東から西に横断し、タイモーシャン Tai Mo Shanをコース後半で通過します。男子はデン・グオミン Guomin Dengヤン・ロンフェイ Longfei Yangが5時間31分のタイで優勝。3位はサロモン・ウェトスタイン Salomon Wettstein(チェコ)。女子はリサーヌ・エルフリン Lisanne Elfring(オランダ)が7時間45分で優勝、ポーリナ・スボボダ Paulina Svoboda(チェコ)、タイ・フンイン Fung In Taiが続きました。リザルトはこちら
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11月11日日曜日: 日光マウンテンランニング、神流、奥武蔵スピードトレイル

  • 日光国立公園マウンテンランニング: 栃木県日光市。今年3回目の開催。紅葉の霧降高原、天空回廊と呼ばれる1445段の階段などがコースとなっています。30kmのレース男子は近藤敬仁が3時間12分で優勝。星野和昭が3時間19分で2位、阿南大輔が3時間26分で3位に続きました。女子は吉住友里が3時間32分、男女総合7位で優勝。福島舞桑原絵理が2位、3位で続きました。リザルト速報はこちら
  • 神流マウンテンラン&ウォーク(50k/40k/27k): 群馬県神流町。地元を上げての歓待が多くのトレイルランナーに人気の大会は今年で10回目の開催。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
  • 奥武蔵スピードトレイルチャンピオンシップ(21k, 42k): 埼玉県飯能市。今回初公開となるトレイルランニング専用のコース・「奥武蔵スピードウェイトレイル」(10.73km)で開催される初開催の大会でした。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

今週末のイベント

11月16日金曜日 – 18日日曜日:Oxfam Trail Walker Hong Kong

  • Oxfam Trail Walker Hong Kong: 4人のチームで100kmのコースを踏破するOxfam Trail Walkerのイベント。香港の大会は1986年に始まった歴史ある大会です。チャリティのためのファンドレイジング・イベントですが香港大会の上位チームはトップクラスのアスリートが競い合うレースとなります。

11月17日土曜日 – 18日日曜日:FunTrails, TNF 50 Miles, Haria Extreme

  • FunTrails 100k / 50k: 埼玉県秩父市、飯能市。奥宮俊祐さんが実行委員長としてプロデュースする100km、50kmのトレイルランニングレースは今回が4回目の開催。100kの有力選手は菊嶋啓、細山雄一、木村隼人、シン・ジェドク Jeaduk Sim、横山峰弘、宮﨑喜美乃、枝元香菜子、浅原かおりなど。50kでは貝瀬淳、土屋克則、町田知宏、高村貴子などがエントリーしています。
  • The North Face 50 mile Championship: アメリカ・サンフランシスコ郊外のマリン・ヘッドランズで開催。全米からトップレベルのトレイルランナー、ウルトラマラソンランナーが集まるビッグ・イベントで優勝者には賞金1万ドルが贈られます。ただ、現在カリフォルニアで発生している大規模な山火事のためにサンフランシスコ近郊の空気の汚染が進んでいることから各種野外イベントは中止されている様子。この大会は現時点では開催予定ですが大会では開催についての告知をする可能性があるとしています。男子ではジム・ウォルムズレイ Jim Walmsley、ディラン・ボウマン Dylan Bowman、女子では現在この大会で二連勝中のイーダ・ニルソン Iida Nilssonのほか、クレア・ギャラハー Clare Gallagher、カミーユ・ヘロン Camille Herronをはじめ多くのトップアスリートが参戦します。
  • Haría Extreme Lanzarote (94k, 44k, 19.5k, 13k): スペイン・カナリア諸島のランザトーレ島で開催。Spain Ultra Cupのレースとなっています。

11月17日土曜日:JFK 50、Chimera 100

  • JFK 50: アメリカ・バージニア州で開催。ジョン・F・ケネディ大統領が軍人に体力の鍛錬を求めたことをきっかけに1963年に始まった伝統ある人気の大会で、コースは前半のアパラチアン・トレイルを通るテクニカルなトレイル、後半のスピードが求められる川沿いの未舗装路という構成です。出場枠数は1250人というアメリカでは珍しい大規模な大会です。
  • Chimera 100: カリフォルニア州南部、クリーブランド国立森林公園で開催されている100マイルのレースですが、こちらも山火事の影響からコースを変更しての開催となります。
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11月18日日曜日: 南アルプスマウンテンマラソン

  • 南アルプスマウンテンマラソン(22k): 南アルプスの南端に位置する静岡県川根本町で開催。昨年のコースをベースにしながらも新しくなったコースでの開催となります。

前週末の主な大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyへ、皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。下のコメント欄もぜひご活用ください。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。

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