先日開催されたサロモン Salomonの展示会ではこれから発売される新しいアイテムがたくさん並んでいました。昨年訪ねたフランスのアヌシー・デザイン・センターで研究と開発を重ねた結果、生まれた製品がこうして私たちの手元に届くわけですね。
この記事では展示会で見かけたアイテムから、ランニング関連で今年2019年春から登場する注目の製品をレポートします。
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ロードシューズ:SONIC RAがアップデート、新モデル・PREDICT RAが登場
サロモンのロードシューズといえばSONICシリーズですが昨年、日常のランニングを快適に楽しむことをねらいとした「SONIC RA」をベースに、よりクッション性の高い「SONIC RA MAX」、より軽量でスピードを求めるランナーのための「SONIC RA PRO」という3モデルのラインナップとなりました。2019年はこの3モデルがそれぞれ「SONIC RA 2」、「SONIC RA MAX 2」、「SONIC RA PRO 2」にアップデートされます。ミッドソールに採用される「バイブテクノロジー」は前モデルから受け継がれていますが、アウトソールはさらにスムーズな体重移動が可能となるようリニューアル、アッパーは新しいメッシュ素材に更新されています。特にアッパーはフィット感が向上しているだけでなくカラーリングがナチュラル、シンプルとなりました。これなら、普段の生活の中にも溶け込むように思えます。
さらに今シーズン、新たに登場するのがPREDICT RA。こちらもロードのトレーナーシューズですが、足の動きに滑らかに追従して足本来の動きを引き出す、という新しいコンセプトのシューズです。アウトソールが10個のパーツに分割されて足の関節の動作に連動して変形。ミッドソールも関節の位置を反映してスリットを設けるといった構造となっています。さらにアッパーはアキレス腱の上まで延びた柔軟性とホールド感を備えた3Dヒールパーツが目を引きます。このパーツには女性のブラジャーに用いられる素材が用いられているそうです。サロモンが考えるナチュラルランニングが生み出した意欲的な新モデルとなります。
トレイルシューズ:SENSE RIDE、SENSE MAXがアップデート
トレイルランニングシューズでは昨年登場したテクニカルなトレイルから走れるトレイルまで応用範囲の広い新定番がSENSE RIDE 2にアップデート。アッパーの通気性が改善されてさらに快適さになったほか、10gの軽量化にもつながりました。SENSEシリーズの中でクッション性が高く着地感がソフトなモデルも通気性が高く軽量なアッパーの採用でSENSE MAX 2(Men / Women)に更新されます。
バックパック:新シリーズ「ADV SKIN」、初の女性専用モデルも登場
今や、大半のトレイルランナーが選ぶようになったベストタイプのバックパックでは、今シーズンから「ADV SKIN」シリーズにリニューアル。新シリーズの最大のポイントはサロモンが特許取得済みの「QUICK FIT」というワンタッチ・フロントストラップの機構。細手のコードと小さいフックなどのパーツを高精度に組み合わせることで、一箇所でフィット感が調節でき、体への当たりや食い込みも起きないというもの。このほか、左右のチェストポケットにソフトフラスクを収める仕組みもドリンクの残量にかかわらず快適に安定するように改善されています。12リットルと5リットルの二つのタイプが用意されます。
さらにサロモンのベストタイプのバックパックとしては初めて、女性専用モデルの「ADV SKIN 8 SET W」が登場します。バストの位置を考慮して左右のショルダーハーネスにマチがとられているほか、ソフトフラスクを収納するポケットもハーネスの下の方に配置されています。付属する500mlのソフトフラスクもこのポケットの形状に合わせた専用のタイプでチューブ付きです。
以上、今年2019年春のサロモンの新アイテムを紹介しました。もちろんこの他にもトレイルランニングに関係するサロモンの新製品はありますし、昨シーズンからの人気製品も継続されています。ぜひお近くのショップでチェックしてみてください。