みんなで走って盛り上がりたい人も、自分の限界に挑戦したい人も歓迎です。
オーストラリアの有名なリゾート地、ゴールドコーストの近郊で開催される「ウルトラトレイル・ゴールドコースト Ultra Trail Gold Coast」は一周25kmのトレイルの周回コースで行われるイベント。レースとしては1周の25kmから始まって、50km、100km、100マイル、200マイル、そして500kmのレースまで。大会開催中の6日間はエイドも救護も万全の体制の中で自分の目標に応じた挑戦ができる、というユニークな大会です。
Sponsored link
大会が開催されるのはゴールドコーストのビーチから約20キロの内陸にあるネラン国立公園(Nerang National Park)。2011年に25kmと50kmの「ネラン・ステートフォレスト・レース」に初めて開催されてから、2016年には100kmと100マイルが加わり、昨年2018年にはなんと200マイルも追加。今年は大会名を「ウルトラトレイル・ゴールドコースト」と改めたうえに500kmという選択肢も追加してパワーアップしました。
コースはメイン会場となるゴールドコースト・サイクルセンターを起点とする25kmの周回コースです。一周で累積獲得高度が895mのコースは森の中のダートロードで、2、3箇所に大きなアップダウンがあります。サイクルセンターには大会期間中は救護スタッフが常駐するほか、エイドステーションや仮眠スペースも設置されます。ここではサポートクルーによるサポートを受けることも可能です。さらに、周回コース上にはスタッフは常駐しないものの3箇所のエイドが置かれます。
レースとしてはコースを一周する25km、2周する50km、4周する100km、7周する100マイル(正確には175km)、13周する200マイル(325km)、そして20周する500kmまであり、最大の制限時間は144時間というスケールの大きさ。それぞれにITRAポイントも認められます(25kmは1ポイント、50kmは3ポイント、100kmは5ポイント、100マイル以上は6ポイント)。ITRAポイントについては、例えば100マイルにエントリーしていて、100kmでレースをやめた場合に100km完走と認められるかが気になるところです。主催者によれば「周回ごとにタイムを記録するのでたぶん大丈夫」とのことでした。
今年の大会では9月23日月曜日の夕方に参加必須のブリーフィングが行われたのち、全レースとも翌日24日火曜日の午前6時にスタート。制限時間となる144時間後の9月30日月曜日までイベントは続きます。
林道の周回コースですが、累積獲得高度は100kmなら約3,600mD+、100マイルなら6,300mD+に達するので楽なコースではなさそうです。しかし、それぞれの距離のレースが同時に開催されるところや、メイン会場でサポートできるところは、家族や仲間で参加するには好都合です。
ゴールドコーストでのバケーションを楽しみつつトレイルランニングを思いおもいに楽しめそうな「ウルトラトレイル・ゴールドコースト」。今年の夏、秋の予定に入れてみてはいかがでしょうか。