DC Weekly 2019年6月18日 – Livigno、mozart 100、Zugspitz、湯沢、Echigo、飯能

上田瑠偉 がイタリアで開催されたミグラン・スカイランナー・ワールドシリーズの第6戦で鮮やかな勝利を勝ち取りました。海外ではUTWTのシリーズ戦であるmozart 100がオーストリアで開催。ドイツの代表的な長距離レース、Zugspitzも先週末の開催でした。

国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーも2019年中の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

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(写真・ミグラン・スカイランナー・ワールドシリーズの第6戦、リビーニョ・スカイラマラソンで優勝した上田瑠偉 Ruy Ueda。 by MRSWS – Alexis Berg)

先週末のイベント

6月14日金曜日 – 15日土曜日:Zugspitz, Scenic Trail, Bighorn

  • Zugspitz Ultratrail (100k): ドイツ南部のオーストリアの国境の町、グライナウを拠点に開催される今年で9回目の大会。102.5kmのほか、82km, 64km, 39km, 25kmのレースが予定されていましたが、大会が開催される週末は雷雨やヒョウなどの悪天候が見込まれたことから102.5kmと82kmのレースはスタート地点を変更して64kmのコースで開催されました。元の三つのレースの参加が加わっておこなわれた64kmのレースを男子で優勝したのはフロリアン・ライハート Florian Reichert(ドイツ)で6時間4分でフィニッシュ。続いたのはUTMFに参戦したトフォル・カスタニエール Tofol Castanyer(スペイン)で6時間10分、3位は先月のUltra-Trail Australiaで優勝のマルチン・スビレチ Marcin Swierc(ポーランド)で6時間13分でした。今年春に足首のケガを負ったディラン・ボウマン は4位になっています。女子はマグダレナ・ラジャック Magdalena Łaczak(ポーランド)が7時間29分で優勝、シモーネ・シュワルツ Simone Schwarz(ドイツ)が7時間44分、ジュリアン・トッケ Juliane Totzke(ドイツ)が7時間50分でトップ3に入りました。リザルトはこちら
  • Scenic Trail 113k, 54k, 27k, 13k: スイス南部のイタリア語圏であるティチーノ県で開催。113kmのレースはヴァルター・マンザー Walter Manser(スイス)が続く選手を70分以上引き離して15時間52分で男子優勝。女子はデニス・ジンマーマン Denise Zimmermann(スイス)が19時間36分で優勝しています。リザルトはこちら
  • Bighorn 100:アメリカ・ワイオミング州のビッグホーン国立森林公園で開催される歴史あるトレイルランニングレース。コースのコンディションを考慮してスタート時刻が変更になりました。男子はセス・スワンソン Seth Swansonが19時間30分、女子はジェシー・モートン=ランゲハウ Jessi Morton-Langehaugが26時間58分でそれぞれ優勝。藤岡正純 Masazumi Fujiokaが22時間38分で3位になっています。リザルトはこちら
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6月15日土曜日 – 16日日曜日:ちいさなUTMF、白龍走、Moon 100

  • ちいさなUTMF: 静岡県御殿場市のときの時之栖 MTBパーク FUTAGOで開催。大人も子供も安心してトレイルランニングを楽しめるイベントとして今年初開催。1日目は3時間のトレイルリレー(1周約2km)、2日目は3km、2km、1kmのファミリートレイルラン、キッズトレイルランがおこなわれて245人が参加しました。UTMFフレンドシップレースの第二弾となっており、次は10月5日開催の富士山麓トレイルランが第三弾となります。
  • Red Bull 白龍走: 熊本県下益城郡美里町。日本一の長さを誇る石段3,333段でのステアークライムを含む、総距離3,333mの上り坂レース。リザルトはこちらで掲載される見込みです。
  • The Moon 100 (103k, 62k): 今年初開催。タイ南部のKo Phangan(パンガン島)で開催の100kmなどのレース。Asia Trail Masterのシリーズ戦でした。男子のレースはマレーシアのミルトン・アマト Milton Amatウィルセン・シンギン Wilsen Singginがチームメイト同士で並走してリードしましたが、熱中症気味のウィルセンがペースを落とすと、タイのジョブ・タナポン Job Tanapongがリードを奪い、そのまま18時間31分で優勝。その後、ウィルセンは残り1.5kmのところで動けなくなり、アマトと追いついてきたスパチョク・パペトン Supachok Pappethongが救護チームの到着まで付き添うことになった模様です。レースはその後、アマトが2位、パペトンが3位という結果に。女子のレースでも先頭を走っていた選手がコースをロストしたり胃のトラブルでリタイアしていった結果、フレデリン・アルベルト Fredelyn Alberto(フィリピン)が優勝という結果となりました。

6月15日土曜日:Livigno, mozart 100, Stockholm, Mohican, 湯沢

  • Livigno Skymarathon (34k): アルプス山脈の山中の村、リヴィーニョで開催。ミグラン・スカイランナー・ワールドシリーズの第6戦はランキング・ポイントが50%増となる「スーパースカイレース」でした。コースは積雪の多さのために予定されていた34km 2,500mD+から山頂を通らない31km 2,650mD+に変更されて開催されました。男子のレースでは上田瑠偉 Ruy Uedaが最初からリード、後半の下りに入っても続く選手の追従を許さず3時間22分で優勝。ワールドシリーズでは4月の開幕戦、Mt. Awa Skyraceに続いて二度目の優勝ですが、スカイランニングの本場である欧州、とりわけイタリアでの優勝は格別に意義のある快挙です。2位はダニエル・アントニオーリ Daniel Antonioli(イタリア)で3時間24分、オリオル・カルドナ Oriol Cardona(スペイン)が3時間26分で3位。4位のルイス・アルベルト・ヘルナンド Luis Alberto Hernandoと5位のザイード・アイト・マレク Zaid Ait Malekは共に前週末のトレイル世界選手権にスペイン代表として参加したばかりです。第6戦までを終えて、上田瑠偉はオリオル・カルドナとともにランキングで首位となっています。女子のレースは先週のトレイル世界選手権で世界チャンピオンとなったシェイラ・アビレス Sheila Avilés(スペイン)とエリサ・デスコ (イタリア)の間の競り合いとなりましたが、最後のダウンヒルで差を広げたアビレスが3時間52分で優勝、デスコは4分差で2位。3時間58分の3位はヒセラ・カリオン Gisela Carrion(スペイン)。4位はオイアナ・アスコルベベイシア Oihana Azkorbebeitia(スペイン)、5位はケガから復帰したホーリー・ページ Holly Page(イギリス)となりました。リザルトはこちら
  • mozart 100® (109k, 63k, 42k, 32k, 21k, 9k): オーストリアの古都でモーツアルトの生地、世界遺産の街として知られるザルツブルグを拠点に開催。男子ではパウ・カペル Pau Capell(スペイン)が序盤からリードして10時間54分で優勝。2位はアンドリス・ロニモイス Andris Ronimoiss(ラトビア)で11時間5分。3位はジェラルド・フィスター Gerald “Sancho” Fister(オーストリア)で11時間49分。日本の小原将寿 は中盤まで3番手と好調でしたが、今年からコースに加わった大きな登りと下りのセクションへの分岐を見落としたのか、このセクションを通過しなかったため結果としては完走と認められませんでした。女子はアメリカのサリー・マクレー Sally Mcraeが14時間38分で優勝、4分差の14時間42分でアイセン・ソラク Aysen Solak(トルコ)、コレット・カウマンス Colette Coumans(スウェーデン)が14時間49分とタイトなレースとなりました。リザルトはこちら
  • Eco Trail Stockholm (80k, 40k, 16k): スウェーデン・ストックホルム。街とその近郊の自然をつなぐ都市型トレイルランニングの大会です。リザルトはこちら
  • Mohican 100: アメリカ・オハイオ州で開催の100マイルトレイルランニングレース。リザルトはこちら
  • 湯沢スカイエクストリーム(55k、27k、15k): ガーラ湯沢スキー場をメイン会場にした55kmと27km、15kmのレース。55km男子は渡邊優が7時間13分で優勝。2位の成瀬開地キリル・スコロボガトフは7時間19分で揃ってフィニッシュ。女子は鈴木博子が8時間9分で優勝、1分差の8時間10分で加藤揚子が2位。3位は大松知恵(8時間23分)でした。27km男子は佐谷尚紀(2:37)、渡邊大介(2:47)、永田春樹(2:48)、女子は赤松竜子(3:53)、佐藤美智子(3:55)、関根由美子(3:57)がトップ3となりました。リザルトはこちら
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6月16日日曜日:テイネトレイル、Echigo、飯能トレイルラン、青梅市民体育大会

  • SAPPORO★テイネトレイル(33k, 17k): 北海道札幌市。テイネスキー場エリアで昨年に続いて2回目の開催。 リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
  • Echigo Country Trail (53k): 新潟県長岡市小国町。こちらもAsia Trail Masterのシリーズ戦でした。男子はが4時間41分で優勝、須賀暁が4時間42分で続いて2位、3位は小川壮太で4時間48分。女子は飯田直子が6時間55分で優勝、重山奈桜が6時間59分で2位、助川りりこが7時間1分で3位。リザルトはこちら
  • FunTrails Round 飯能トレイルランレース 50k: 埼玉県飯能市。飯能中央公園を起点・終点にした50km 2,500mD+のコース。男子は昨年のITJで2位の松原克博が6時間10分で優勝。2位に村田諒(6:23)、3位に町田知宏(6:38)。女子では中野沙知が7時間42分で優勝。堤智美が2位(8:00)、弘中志保(8:17)がそれぞれ2位、3位という結果でした。リザルトはこちら
FunTrails Round 飯能トレイルランレース 50kのスタート。Photo by © 計測工房

FunTrails Round 飯能トレイルランレース 50kのスタート。Photo by © 計測工房

今週末開催のイベント

6月21日金曜日 – 23日日曜日:Riaño, Broken Arrow

  • Riaño Trail Run (3 stages – 91k):スペインのカスティーリャ・レオン州で開催される3日間のステージレース。ダム湖の近くの村をキャンプ地にして、3日間で3つのコースを走ります。
  • Broken Arrow Skyrace (VK, 52k, 26k, 11k):アメリカ・カリフォルニア州。翌週のウェスタン・ステイツと同じスコーバレーで開催される大会で、26kmのレースがマウンテンランニング・ワールドカップ Mountain Running World Cupの第二戦。さらに昨年に続いて、52kmと26kmのレースがアメリカのスカイランニング・ナショナルシリーズの開幕戦ともなります。土曜日の52kmでは男子でヘイデン・ホークス Hayden Hawksパディ・オレアリー Paddy O’Leary、そしてUTMFに参戦したコリー・ウォルタリング Coree Woltering、女子では昨年のトップ3のメーガン・キンメル Megan Kimmelレア・コルブル Rea Kolblローリー・ボジオ Rory Bosioが揃います。翌日日曜日の26kmは男子でジョー・グレイ Joe Grayサム・サーリ Sam Sahli、そして52kmに続いてコリー・ウォルタリング Coree Wolteringのほか日本から宮地藤雄 Fujio Miyachiがエントリー。女子は昨年3位のクリス・ランディ Chris Lundyケイシー・エンマン Kasie Enman、に注目です。。
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林絵里 Eri Hayashi 2018年野辺山100kmウルトラマラソン・100km優勝インタビュー

6月22日土曜日 – 23日日曜日:Penang、San Juan、West Highland

  • Penang Eco 100 ( 100 miles, 100km, 50km, 30km): マレーシアのペナン島の向かい側のマレー半島側の町、Bukit Mertajamで開催。Asia Trail Masterのシリーズ戦です。昨年の5月開催から開催日が変更されています。
  • San Juan Solstice 50m: Cancelledコロラド州レイクシティで開催。コロラドでも非常に山深く、美しい高山帯が広がるサンフアン山地をコースとする大会です。しかし同じエリアで7月に開催されるHardrock100と同様に積雪の多さから今年の大会は中止とすでに発表されています。
  • West Highland Way (95m) : イギリス・スコットランドのグラスゴー近郊で開催の95マイル(153km)、累積獲得高度は4,500mD+。

6月22日土曜日:黒姫

  • “ROCKIN’ BEAR”黒姫トレイルランニングレース(42k/13k): 長野県信濃町。黒姫高原をスタートし、新潟県妙高市の笹ヶ峰牧場などをめぐって黒姫に戻るコースで開催。横内佑太朗、杉本諭、福井哲也、田中真紀、吉住友里、高村貴子が42kmのレースにエントリーしています。

6月16日日曜日:スパトレイル、両神山麓、山中温泉

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