世界的に運動がブームに、日本でもアクティビティは増加・Stravaが「Year in Sport 2020」を発表

Stravaは今年一年(2019年10月〜2020年9月)のアクティビティのデータを読み解く「Year in Sport 2020」を発表しました。世界195ヶ国、7,300万人以上のアスリートがStravaに記録したデータからは、新型コロナウィルスのパンデミックの中で変化に対応しながら、新たな挑戦に取り組む姿が見えてきます。

アクティビティの頻度は増加、特に女性

新型コロナウィルスの感染症が広がり始めた今年の春以降、ランニングの大会は次々に中止となりましたが、各地でさまざまな形でランニングに取り組む人たちが話題になりました。日本では屋外でのランニングなどのアクティビティは3月上旬に一度減少したものの、3月下旬には増え始めて、以降は従来のトレンドを上回ることが多いという結果に。海外でも厳格なロックダウンが行われた欧州の一部ではその期間に大きくアクティビティは減ったものの、その後は日本と同様にアスリートが活気を取り戻した様子がうかがえます。

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Stravaの資料より

Stravaでポピュラーなランとバイク以外のスポーツに取り組む人も増え、とりわけウォーキングは世界で昨年の約3.0倍、日本国内で約2.0倍に。ランやバイクには出かけられなくても、家族と一緒にウォーキングをしたアスリートが多かったのかも。もちろん、この機会に新たにStravaでスポーツに取り組む人もいたでしょう。

ランニング、ライドに加え、ウォーキングなどを加えてクロスフィット的なアクティビティに取り組んだアスリートが増えたようだ。

Stravaのデータによれば、女性の方が男性に比べてより積極的にアクティビティを増やしたとのこと。アクティビティの頻度でみると全体では昨年比で13.3%増のところ、世界全体でみると18-29歳の女性はなんと45.2%増。日本国内については40-49歳の女性が9.5%増と抜きん出ています。

全般に女性でアクティビティの頻度が高まった様子が窺える。

セグメントのトップ交代、独りでフルマラソン、FKTといった取り組みも

Stravaの中でも人気なのが、特定の区間(セグメント)を走ったタイムを自動的に比較してくれる機能。このセグメントの最速記録ホルダー(クラウン)の入れ替わりも今年は例年以上に多かったとのこと。そして、各地でリアルなマラソン大会が中止となる一方で、オンラインやバーチャルの大会が増えたこともあってか、ソロでフルマラソンを走るアスリートが増えました。42.195kmのランのうち独りでのアクティビティは昨年の14%に対して今年は44%を占めています。

独りでフルマラソンに取り組んだ人も多かった。

このほかにもトレイルランニングで盛り上がるFKT(Fastest Known Time)の記録をStravaに残すアスリートも増えています。Stravaでは先日、このFKTについて紹介する特設ページとしてThe FKT Hubを公開しています。

Stravaを通じてつながるアスリートのコミュニティ

大会やイベントなどで直接顔をあわせる機会が減ったアスリートの皆さんからは、コミュニケーションの場としてもStravaは注目されたようです。Stravaに登録される「クラブ」は今年春以降急増し、共通の目標への挑戦を呼びかける「チャレンジ」には前年に比べて倍のアスリートが参加。

共通の目標に向けて取り組む「チャレンジ」が今年はにぎわった。

会員のアスリートが他のアスリートをフォローするかずも昨年の2倍に。

Stravaには会員のアスリートが他のアスリートをフォローする機能があるが、そのフォローも活発になった。

新型コロナウィルスがランニングをはじめとするスポーツのあり方を大きく変えた一年となりましたが、アスリートの情熱は絶えることなく新しい取り組みが次々に生まれています。来年がどんな一年になるか、まだ先は見通せませんが、皆さまにとってよき年となりますよう!

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