ITRAが年代別カテゴリーなどの新機能をパフォーマンスインデックスの閲覧サービスに導入

ITRA(International Association、国際トレイルランニング協会)はレースでの記録を元に現在全世界の計185万人以上のランナーの実力を客観的に評価するデータベースとして公開しているパフォーマンス・インデックス(PI)について、年代別カテゴリーを設けた新たな閲覧機能を設け、1月4日からウェブサイトで公開を開始しました。

PIは距離や高低差がコースごとに異なるトレイルランニングという競技において、選手の実力を共通の評価軸で測るためのツールとしてITRAが運営しているもの。世界のトップ選手のランキングが注目されているだけでなく、ある大会のコースについて完走できる走力の目安を参加希望者に示したり、大会主催者が参加選手についてレーススタート時のウェーブ分けの際の参考としたり、といった利用もされています。

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年代別カテゴリー・ランキングは世界、大陸別、国別で閲覧可能

今回の新機能は有料(年間8ユーロ)のITRA会員に公開されています。ITRAのウェブサイトの「Ranking」のページから「Create your own ranking」のタブを選ぶと、従来からあったコース距離のカテゴリー、性別、コンチネント、国に加えて年代別グループが選択可能になっています。

「距離別」は全体を対象とし、日本の45-49歳男性を対象にランキングを表示してみた。

「距離別」は全体を対象とし、日本の45-49歳男性を対象にランキングを表示してみた。

ランナーのPIの分布を属性別に示すことが可能に

同じ「Ranking」のページで「PI and ranking」のタブを選ぶと、ランナーのPIの分布を示すヒストグラムが表示されます。ここでフィルターを設定すると、国別や性別、年代別のPIの分布と示すことができます。

アジアの40-44歳女性のPIの分布を表示したところ。

アジアの40-44歳女性のPIの分布を表示したところ。

同じ40-44歳女性について、北米のPIの分布を表示したところ。アジアに比べてPIがやや高いことがわかる。

同じ40-44歳女性について、北米のPIの分布を表示したところ。アジアに比べてPIがやや高いことがわかる。

自分の実力が年代別カテゴリーでどのあたりに位置するか把握可能

さらにITRAの会員が自分のプロフィールページを表示すると自分自身が年代別などの属性の中でどの程度の実力を持っているか、を「パーセンテージランキング」(自分が全体の何パーセントのランナーより早いかを示す数字)で確認できます。

「パーセンテージランキング」を確認してみた一例。こちらではノルウェーの40-44歳女性のグループで91%のランナーよりも高い走力の持ち主であることがわかる。

「パーセンテージランキング」を確認してみた一例。こちらではノルウェーの40-44歳女性のグループで91%のランナーよりも高い走力の持ち主であることがわかる。

過去36ヶ月のレースの成績に基づいて算出されるPIは、全世界で新型コロナウィルスのために大会の中止、延期が相次いだため2020年3月1日時点で一旦凍結する措置がとられていました。この措置は今年2021年1月1日に解除されています。

世界からランナーが集まって同じトレイルでレースをすることができるようになるまでは、しばらく時間がかかりそうです。しかし、PIや今回新しく登場したツールを使って、自分も世界各地でトレイルランニングを楽しんでいるランナーの一人だということが確認できるかもしれませんね。

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