【追記・本記事公開後、台風9号の接近による悪天候から8月9日月曜日朝に大会の中止が決定されました。大会中止の経緯などについては大会ウェブサイトで明らかにされています。2021.08.13】
コロナ禍による1年延期を経てトランスジャパンアルプスレース Trans Japan Alps Race 2020(TJAR)が8月7日土曜日深夜12時にミラージュランド(富山県魚津市)でスタート。選ばれた30人が日本海を背に、415kmと27,000mD+の先にある大浜海岸(静岡市)を目指しています。
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初日の8月8日日曜日の北アルプスの北側は概ね天候に恵まれた様子で各選手は順調にコースを進んでいる模様。トップの土井陵は三俣蓮華岳を越えてスタートから77-8km付近まで20時過ぎに到達し、いったんここで仮眠した模様。これまでは初日のトップがビバークするのは黒部五郎岳付近(74km)だったのに比べるとやや速いペースで進んでいます。土井はその後、23時半ごろには行動を開始して双六小屋(80km)を通過。このまま槍ヶ岳を通過すると、二日目の早朝には上高地に姿を見せるでしょう。
続く選手の皆さんは赤木岳付近(72km)から一の越山荘(44km)までに分散して早めのビバークを取る選手が多いようです。しかし2番手で中俣乗越(72km付近)を進む馬場誠をはじめ、日付が変わる前に行動を再開した選手もいます。
二日目の9日月曜日は九州に上陸した台風9号の影響で朝から雨が降る見込みです。天候によっては厳しい一日となるかもしれません。
GPSによるトラッキングによれば、1日目深夜12時ごろの各選手の状況は次の通りです。
- 樅沢岳付近(80km):土井陵
- 黒部五郎岳(74-5km)手前:馬場誠、垣内康介、貝瀬淳
- 薬師峠(62km):坪井伸一、原一平、野寄真史、林田裕介、大畑匡孝
- 薬師岳(60km)前後:青谷康一、高岸史朗、片野大輔
- スゴ乗越小屋(55km)付近:高島伸介、山田敏彦、今崎治男、伊丹啓、前田圭紀
- 越中沢岳(52km)付近:星加博之、土屋雅之、沼田哲臣、横井秀輔、古澤法之、中野洋平、池田征寛、松本貴宏、入江克典
- 五色ヶ原(49km)付近:河田英樹、中川喜智、内田憲匡
- 一の越山荘(44km):井出善啓
今回もダイジェストをお送りするにあたっては、トレイルランニングの撮影で著名なフォトグラファー、後藤武久 Takehisa Goto、武部努龍 Doryu Takebe、藤巻翔 Sho Fujimaki、茂田羽生 Hao Modaの皆さんに写真をご提供いただいています。
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