レビュー・「VERGA100」小原将寿が限界を超えるための2021年の夏

2019年の®︎ Mont-Blancで表彰台に立った Obara Masatoshi。いつも朗らかで、話しかければ笑顔で応えてくれる小原さんが、いかにして100マイルレースで世界の頂点を決める熾烈なレースで8位となるまでになったのか。その秘密に小林大允 Kobayashi Hiromasa氏が迫ります。

Answer4が公開したムービー「Masatoshi Obara VERGA100」は、トレイルランナー・小原将寿が今年の夏の初めに挑戦した100マイルのタイムトライアルの記録です。ならば、大きな山、長い道のりを踏み越えていくような聞くだけでワクワクする挑戦かと思いきや、小原さんが挑んだのは一周3.3km、累積40mD+のトレイルを53周するというもの。ただし、目標とするタイムは13時間以内。

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挑戦の舞台となったのは、スリーピークス八ヶ岳トレイルに代わる形で6月に行われた「バターになったトラ競走」の会場となった白州・尾白の森名水公園「べるが」。大会の主催者チームである松井裕美さん、小山田隆二さん、そしてAnswer4アスリートの仲間である村田諒さんが見守る中、静かに挑戦は始まります。

ムービーの冒頭では小原さんという人物について、編集者の内坂庸夫さん、そして当サイトの岩佐が語り、小原さんのトレーニング仲間の村田さんが小原さんについて驚くようなエピソードを披露。そして100マイルに向けてコースの周回を重ねるたびに、小原さんが来年挑戦しようとしている大きな目標、その目標を実現するために考え抜いた課題とロードマップが明らかになっていきます。約1時間のムービーを見終えれば、自らの夢に着実に近づいて実現し、さらに高い目標を掲げて進む姿に、視聴者は小原将寿という人物に抱いていた印象をきっと打ち砕かれるでしょう。

ムービーを作った小林大允氏は熱心なファンを集めるAnswer4のファウンダー、そしてクリエイター。今回の作品は全編モノクローム、雄大な自然の風景などは登場せずほとんど語りと人物の表情のみ、というストイックさです。しかしそのストイックさに、ブランドのアンバサダーに迎えるまで小原さんに惚れ込んだ小林氏の思いが滲み出ています。続く作品では小原さんという人物を作り上げたストーリーをさらに厚く紡ぎ、来年2022年に大きな目標に挑戦する小原さんを豊かな色彩で描くことに期待したいところ。映像作品を作るのにはまだ慣れないという小林氏ですが、この分野でもクリエイターとして才能をさらに発揮していくに違いありません。

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