DC Weekly 2022年1月17日 Spine、HURT100、千羽海崖

国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

*今週はライブ配信番組「DC Weekly LIVE+」はお休みします。

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トレイルランニング関連ニュース

JSA、2022シーズンの強化指定選手を発表

日本スカイランニング協会(JSA)は2022年の強化指定選手を発表しました。指定選手は国内外の関連レースにおける競技活動について支援を受けることとなります。特別強化指定には「SKY & SKYULTRA」種目で星野由香理、秋山穂乃果、枝元香菜子、上田瑠偉、近江竜之介、甲斐大貴の6名、「VERTICAL」種目では吉住友里、楠田涼葉、上田瑠偉、近江竜之介の4名が選ばれています。加えて両種目の強化指定AおよびB、「SKYSNOW」種目の強化指定AおよびBをあわせるとのべ57名が指定選手となっています。スカイランニングでは2月4-5日にスペインで「2022スカイスノー世界選手権」、7月22-24日にアンドラで「2022ユーススカイランニング世界選手権」9月9-11日にイタリアで「2022スカイランニング世界選手権」が予定されています。しかし2月に迫ったスカイスノー世界選手権について、JSAはオミクロン株の世界的な感染拡大のため日本代表選手の派遣を中止すると発表しています

先週末開催のイベント

1月9日日曜日 – 16日日曜日

Montane Spine Race (426km)

イギリス・イングランドのロングトレイル、Pennine Wayを厳冬の中、南から北へと426km 16,230mD+のコースを縦走するイベント。優勝を勝ち取ったのは男子がイオン・キース Eoin Keith(アイルランド)で92時間40分、女子がデビー・マーチン=コンサニ Debbie Martin-Consani(イギリス)で104時間8分でした。男子で中盤をリードしていたダミアン・ホール Damian Hall(イギリス)、ユージェニ・ソレ Eugeni Roselló Solé(カタルーニャ)、キム・コリゾン Kim Collison(イギリス)といった選手たちが次々とリタイア。2016年のこの大会のチャンピオンで前回、前々回に準優勝のキースが栄冠を勝ち取りました。続いたのはジェームス・リーブスレイ James Leavesleyダグラス・ジニス Douglas Zinis(ともにイギリス)で96時間6分で二人揃ってのフィニッシュ。女子はエレーン・ビソン Elaine Bisson (イギリス)、リジー・ファイスフル=デイビス Lizzie Faithful-Davies (イギリス)がそれぞれ107時間0分、112時間47分で2位、3位でした。リザルト速報はこちら

1月15日土曜日 – 16日日曜日

千羽海崖トレイルランニングレース(36k, 13k)

徳島県海部郡美波町、牟岐町。日曜日はトンガ諸島付近での海底火山噴火の影響で午後まで津波注意報が発令される中で、コースを一部変更して開催されました。ロングプラス35kmでは小泉陽子(4時間59分)、近江竜之介(3時間40分)、ロング34.5kmでは若林綾(5時間21分)、中根孝太(3時間58分)、ミドル18kmでは栗原麻由美(2時間55分)、齋藤伸也(2時間23分)がそれぞれ女子、男子のレースで優勝。リザルトはこちら

HURT 100

ハワイで開催の100マイル・トレイルランニングレース。昨年の中止を経て2年ぶりの開催となりました。男子のレースは4周目の70マイル近くまでアンソニー・リー Anthony Leeがリードしましたが、その後はピーター・モータイマー Peter Mortimerが首位となって23時間59分で優勝。リーは4位でフィニッシュ。女子のレースはデビー・リビングストン Debbie Livingstonが終始リードして29時間9分で優勝。日本関係では星野由香理 HOSHINO Yukariが女子4位(31時間29分)、米国在住の藤岡正純 FUJIOKA Masazumiが男子6位(29時間6分)。トップ10圏内を走っていた田中”JR”裕康 TANAKA Hiroyasuは72.5マイルでDNFでした。リザルトはこちら

これも読む
DC Weekly 2023年10月4日 Nice Côte d’Azur by UTMB, Ultra Pirineu, Spartathlon, 奥三河パワートレイル

Long Haul 100

アメリカ・フロリダ州タンパ近郊で開催される100マイルのトレイルランニングレース。男子では昨年のBadwater 135のチャンピオンでBig Dog’s Backyard UltraのLast Standing、ハーベイ・ルイス Harvey Lewisが16時間7分で優勝。この大会では2020年に続いて2度目の優勝。女子はケイティ・ロザー Katie Rozarが総合9位の20時間47分で優勝。28歳のロザーはこの大会は2020年に20位、2021年に9位で、昨年の自身のタイムを5時間余り短縮しています。リザルトはこちら

Coldwater Rumble (100M、52M、52km、20M、20km、4M)

アリゾナ州グッドイヤーで開催。20マイルの周回コースで行われるウルトラランニングイベントです。100マイルではコディ・ジョーンズ Cody Jonesが16時間44分、アニー・ヒューズ Annie Hughesが18時間47分で男女それぞれのレースで優勝。リザルトはこちら

1月16日日曜日

Shodai Adventure Mountain 小岱山トレイルランニング(20k)

熊本県玉名市。今回は新型コロナ対策として14kmなどのショートのレースが開催されず、20kmのロングと2kmのキッズのみが開催されました。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

今週末開催のイベント

1月20日木曜日 – 22日土曜日

The Great Naseby Water Race (200mile, 200km, 100mile, 100km, 80km, 60km)

ニュージーランド南島、ネーズビーで開催のウルトラマラソンの大会。例年は8月に開催される大会でしたが昨年8月は中止に。半年後の今年1月の今週末にリアルの大会開催が予定されています。

1月22日土曜日

The Ultra Easy (100k)

ニュージーランド・ワナカで101km 4,700mD+のほか42kmのレースが行われます。

Running the Rose (108k, 54K, 22M, 11M, 7K)

アメリカ・テキサス州のタイラー・ステートパークで開催。テキサス東部の松の森の中の11マイルの周回コースで行われます。

前週末の主な大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyへ、皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。下のコメント欄もぜひご活用ください。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。

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