ゴミを出さない大会に生まれ変わった湘南国際マラソンが3年ぶりに開催です。
湘南国際マラソンは今年12月4日日曜日に第17回となる大会を開催します。2019年12月以来、3年ぶりとなる大会は全選手がマイボトル、マイカップを用意して給水を受ける「ゴミを出さないマラソン大会」となります。さらにコロナ禍の経験を踏まえて感染症対策に加えてあらかじめ参加料の返金についての規定を設けます。エントリーは先着順でフルマラソンの前回大会優先枠が6月4日から、一般枠が6月11日から。今回はファンラン10kmや、2km、1.4kmのレースも行われ、募集人数はあわせて25,600人という大型ランニングイベントが湘南に帰ってきます。
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世界初のマイボトル・マラソン大会に
今回の湘南国際マラソンでは、2020年に発表された「ゴミを出さないマラソン大会」というビジョンに基づいて、世界初のマイボトル・マラソンとして開催されます。競技規則にはスタート時に満水にした400ml以上のマイボトルを携帯することが定められています。加えてマイカップの携帯も推奨されています。大会ではコース上に500ヶ所以上の給水ポイントを設け、ステンレスジャグ、リターナブルボトルなどを設置。給水ポイントによっては水やスポーツドリンクのほかの飲み物を楽しめるとしています。従来、13ヶ所の給水ポイントから31,500本のペットボトル、50万個の使い捨てカップが廃棄物となっていたのが、地域と地球環境に配慮した大会へと生まれ変わります。
河野太郎さん「ゴミを出さないマラソンを湘南から世界標準に」
エントリーの開始を前に、5月29日に大会名誉会長の河野太郎衆議院議員が参加してライブ会見が行われました。
河野さんは「大会の中止が続き、練習も不十分という方も多いだろうが12月4日まで半年あるから、これから身体を作ることもできる。いつまでもコロナに負けているわけにはいかない。コロナ後の日本社会を作っていくためにも、ランナーの皆さんに参加してほしい」と応援のメッセージを話しました。
ライブ会見では実際にエイドステーションでマイボトルにランナーが自分で給水したり、これまでと比べて圧倒的に速く給水ポイントを設営できる様子が実演で示されました。河野太郎さんは「湘南でゴミを出さない新しい形の市民マラソンの最初のランナーになっていただきたい。これが世界標準になればマラソンから出るゴミをなくすことができる」と新しい大会の意義を強調しました。
このほか、河野さんは第一回大会のコースを決めるにあたって神奈川県警とかけあって西湘バイパスを通ることになった経緯を披露。生まれ育った平塚では当たり前の富士山を見ながら走る海岸沿いのコースの素晴らしさを参加者から褒められたことを振り返りました。
第17回湘南国際マラソン(2022年12月4日開催)
- フルマラソン(42.195km):20,500人
- 一般枠 6月11日土曜日20時にエントリー受付開始
- 前回大会優先枠 6月4日土曜日20時にエントリー受付開始
- 湘南コース沿線優先枠 6月5日日曜日10時に受付開始
- ファンラン 10km:4,000人
- 一般枠 6月12日日曜日18時にエントリー受付開始
- 湘南コース沿線優先枠 6月5日日曜日18時に受付開始
- ファンラン 2km
- 6月11日土曜日10時にエントリー受付開始
- ラン&ウォーク 1.4km
- 6月12日日曜日10時にエントリー受付開始