来年のUTMB®︎ ワールドシリーズにタイのAmazean Jungle Thailand by UTMBが加わる、2023年2月開催

今年スタートしたUTMB®︎ ワールドシリーズ UTMB®︎ World Seriesは、来年2023年のシーズンにタイ南部のベートンで開催される「Amazean Jungle Thailand by UTMB」が新たにシリーズに加わることを発表しました。大会は今年5月のテストイベントに続いて来年2023年2月17-19日に開催予定。タイで開催されるUTMB®︎ワールドシリーズとしてはDoi Inthanon Thailand by UTMB(今年12月開催予定)に続いて二つ目の大会となります。

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大会が開催されるのはタイ南部のマレーシアに国境を接するヤラー県ベートン郡の密林エリア。100km、50km、25kmの三つのレースが行われます。100kmのコースではかつてマラヤ共産党が空爆から身を守り物資を保管するために作った秘密のトンネル「ピヤミット・トンネル」を通るほか、温泉やインタソーンの滝といった名所もコースに含まれます。

バンコクで行われた記者会見でピパット・ランチャキットプラカーン Pipat Ratchakitprakarn 観光スポーツ大臣は「Amazean Jungle Thailand by UTMBは、タイとマレーシアの国境付近の湿度の高い熱帯雨林のユニークさを、世界中のトレイルランナーに挑戦してもらうために開催されるトレイルランニングイベントです。また、ベートンの町はユニークな多文化のアイデンティティを持つ個性的な旅の目的地として、トレイルランナーのコミュニティを中心に世界に発信されます。」と発言。合わせて「タイでUTMBの基準を満たした二つの大会がUTMBワールドシリーズとして開催されることは、観光スポーツ省にとって誇りです。」ともコメントしています。

UTMB®︎ ワールドシリーズ UTMB®︎ World Seriesはトレイルランニングレースの国際的なシリーズ戦で、初年度の今年は25の大会から構成されます。タイでは北部のチェンマイを拠点に、アジア・オセアニアの「メジャー」に位置付けられたDoi Inthanon Thailand by UTMB®が今年12月8-11日に開催予定で、エントリーは6月8日に受付開始。来年2月のAmazean Jungle Thailand by UTMBとともに、日本も含めたアジアのトレイルランニング界にとっては注目のイベントとなりそうです。

2022年のUTMB®︎ ワールドシリーズ

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2021年5月に発表されたUTMB®︎ ワールドシリーズは、IRONMANグループとの提携により世界各地で開催される約30のトレイルランニング・イベントから構成されるシリーズ。UTMB®︎ Mont-Blancがチャンピオンを決定する年間の「ファイナル」と位置付けられ、米州、欧州、アジア・オセアニアでそれぞれ「メジャーズ」となる大会を設定、さらに「シリーズイベント」が世界各地に設定され、全体で約30大会で構成されます。各大会では「50K」、「100K」、「100M」 の3種目(いずれか、または複数)が行われ、ファイナルとなるモンブランのOCC、CCC®︎、UTMB®︎の3レースについてはシリーズのレースを完走することが抽選参加の条件となります。このほか、シリーズのレースで上位(メジャーズについては男女それぞれ上位10名、その他は男女それぞれ上位3名)に入ることでモンブランで行われるファイナルに出場することができます。この他、シリーズ戦のほかに設けられる「クオリファイアー」は希望する大会に無料で認められ、これを完走した場合にはシリーズの各レースへの参加で抽選免除など優遇される仕組みとなっています。

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追記あり 詳細・2022年にスタートするUTMB®︎ World SeriesとUTMB®︎ Mont-Blancの新しいエントリーの仕組み、クオリファイアの位置付け、エリート枠など

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