衛星測位、バッテリー、ディスプレイが進化したAmazfit T-Rex 2が登場、7月下旬のアップデートでリアルタイムナビゲーション機能も追加

Amazfit(アマズフィット)はアウトドアにフォーカスしたスマートウォッチ「T-Rexシリーズの新製品、「T-Rex 2」を発表しました。

-30℃の低音の中でも操作可能、通常使用時のバッテリー持続時間は先行モデルの18日間から24日間へと強化。心拍数や血中酸素レベル(SpO2)を計測するセンサーがBioTracker PPG 3.0バイオメトリックセンサーに更新、測位センサーもGPS、GLONASS、Galileo、Baidu、QZSS(みちびき)の5つとなり、これらを二つ組み合わせたデュアルバンド測位(ただしGLONASSは非対応)で精度を向上しました。これらのセンサー類は昨年秋に発売された同社の「GTR 3」、「GTS 3」、「GTR 3 Pro」の各モデルと同等になっています。

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トレイルランやハイキングには待望の新機能としてナビゲーション機能を搭載。アクティビティの最中にGPSなどのデータで進んできたコースをディスプレイに表示できます。さらに7月下旬に予定されるファームウェアのOTAアップデートにより、ルートのデータをスマホのZeppアプリ経由でウォッチにインポートしたり、そのコースをディスプレイに表示しながらリアルタイムでナビゲーションできるようになります。

Amazfit T-Rex 2

Amazfit T-Rex 2

このほか、先行モデルの「T-Rex Pro」と比べるとケースのサイズがわずかに小さくなっている一方、ディスプレイは1.3インチから1.39インチと一回り大きく、解像度は360×360ピクセルから454×454ピクセルへと高解像度に。バッテリー容量は390mAhから500mAhへと大容量化(GPS使用時のバッテリー持続時間はスペック上はT-Rex Proが40時間に対して、T-Rex 2は三つのモードでそれぞれ26時間、50時間、58時間としています)。

6月10日に東京都内で行われた発表会にはトライアスロン雑誌の編集者で自身でもトライアスロンを楽しんでいるという今雄飛さんが登壇。T-Rex 2を試してみた印象として、「画面が大きく輝度が高いので、スポーツ中や日差しが強い中でも見やすい」とディスプレイの視認性のよさを高く評価。トレーニングの強度にあわせて終了直後からどれくらい休息を取ればよいか表示するリカバリー機能については「レースに向けてはトレーニングの量を増やすことになるが、同時にリカバリーが大事になる。使っているうちに自分の心拍数の変化などをウォッチが学習してくれるのか、自分に合わせたリカバリーのアドバイスをしてくれる」と感心した様子でした。

製品発表会に登壇した今雄飛さん

製品発表会に登壇した今雄飛さん

説明会には中国の拠点からZepp Health東アジア責任者のJan Chan氏もビデオメッセージを寄せた。

説明会には中国の拠点からZepp Health東アジア責任者のJan Chan氏もビデオメッセージを寄せた。

説明会では東京の会場からの質疑応答にZepp Healthの中国拠点の担当者がオンラインで答える場面も。

説明会では東京の会場からの質疑応答にZepp Healthの中国拠点の担当者がオンラインで答える場面も。

Amazfit T-Rex 2はアストロブラック&ゴールド、エンバーブラック、ワイルドグリーンの三つのカラーをラインナップ。ヨドバシカメラ、ビックカメラほか大手家電量販店および時計専門店のほか、各ECサイト、公式オンラインストアで発売。6月11日予約受付開始で6月24日発売となっており、販売価格は43,780円(税込)となっています。

発表会の会場で製品を見た感じではT-Rexシリーズのデザインコンセプトを受け継ぎつつもベゼルは細く、ディスプレイは大きく見やすくなりました。ナビゲーション機能まで追加されるT-Rex 2は、他社のアウトドアスポーツウォッチに機能面でも一気に追いつく存在となりそうです。

当サイトでもAmazfit T-Rex 2を試用してレビューをお送りする予定です。過去のT-Rexシリーズのレビューはこちら。

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