【編者より・今週末に開催されるUTMB World Seriesの大会について、プレスリリースの情報を元にお伝えします。】
2023年6月17日、オーストリアのザルツブルクで11回目のmozart 100 by UTMBが開催されます。今年の大会には世界の74ヵ国からこれまでで最大となる約3,000人のランナーが集まります。参加者たちはザルツブルク地方の美しい山々と息をのむような風景を体験し、ザルツブルクの旧市街でフィニッシュします。
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レースは105キロから9キロまでの6つの距離が用意されており、ランナーたちは「サウンド・オブ・ミュージック」で有名な地域でユニークな冒険を体験します。ザルツブルクのバロック様式の市街地、ユネスコの世界遺産に登録された地域を走り抜けるランナーたちはレースを完走することで、UTMB® World Seriesのファイナルの抽選に参加するためのランニング・ストーンを獲得します。
また、mozart 100（105km）とmozart Ultra（81km）の距離でリレーのレースも行われます。
レースのハイライト
メインイベントとなるmozart 100は、ツヴェルファーホルン Zwölferhorn とシャーフベルク Schafberg の山々を経由して、5,399mの獲得高度を105kmで往復するコースとなります。この冒険は、挑戦的であるだけでなく、美しい景色も楽しむことができます。コースの中心的な存在となるウォルフガング湖の美しさが選手を魅了するでしょう。
注目選手の一人でアフガニスタンから難民として移住してザルツブルクに住むヘクマトゥラ・ダルウィシ Hekmatullah Darwishi （AFG – UTMB Index 811）は2019年のmozart Ultraで3位、2021年のmozart 100で3位、昨年のmozart 100で15位。このコースでの経験を活かして2023年も活躍が期待されます。
39kmのmozart Marathonはスペインの若手で注目される女子選手、サラ・アロンソ Sara Alonso（ESP – 779）がエントリー。昨年のケガからのカムバックのレースとなります。2022年のMarathon du Mont-Blancで優勝した経験の持ち主です。男子のmozart Marathonでは、ヨエル・デ・パス Yoel de Paz（ESP – 893）が注目されています。デ・パス は今年初めにTransvulcania by UTMBのマラソンディスタンスで3位となっています。デ・パス は「私はこれまでスペインでのレースにしか参加したことがありませんが、今回UTMB World Seriesが海外でのレースの機会を提供してくれました。私が最も好きなこと、山を走ることはオーストリアを知る最良の方法に違いありません」と語っています。
mozart Marathonの男子にはミケーレ・メリディオ Michele Meridio（ITA –814）も参戦。メリディオは2022年のJulian Alps by UTMBで2位、Istria 100 by UTMBで3位でした。「mozart 100 by UTMBに出場するというアイデアは、何人かの友人とコーチがそのレースがどれほど美しいかを教えてくれたときに生まれました。レースの様々なビデオを見た後、これが2023シーズンの私の「ステージ」であるべきだと自分自身を納得させました。レース当日が待ち遠しいです。私は最善を尽くすつもりですが、何よりも楽しむことが最優先です」とメリディオは語っています。
日本からは「くれいじーかろ」こと甲斐大貴 Hiroki KAIがmozart Marathonに挑戦。雑誌ターザンの編集者、内坂庸夫 Tsuneo Uchisakaさんはmozart Ultraにエントリーしています。
レースの進行はこちらでライブで追うことができます。
