DC Weekly 2023年6月14日 奥信濃100、Fairy Trail、WMTRC世界選手権

国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

(写真・WMTRC世界選手権ロングトレイルで金メダルのベンジャミン・ルビオル Benjamin ROUBIOL(FRA)。 Photo © WMTRC2023 Roast Media)

Sponsored link


【お知らせ】犬猫通信 by DogsorCaravanは当サイト・DogsorCaravanのファンクラブ通信。メールアドレスを登録していただければニュースレター形式で週に数回くらい当サイト編集人・岩佐が書く記事が届きます。過去の記事もSubstackのウェブサイトやアプリで読むことができます。
【お知らせ】ポッドキャスト「Run the World, by DogsorCaravan」はAnchor.fmで公開し、Apple PodcastやSpotifyなどの各種プラットフォームで配信しています。ポッドキャストへのメッセージ、感想、リクエストをお待ちしています。エピソードやウェブサイトの中でご紹介します。投稿フォームはこちら。DogsorCaravanのライブ配信イベントの予定はGoogleカレンダーで公開しています。登録すると見逃しを防げます。

先週末開催のイベント

6月6日火曜日 – 10日土曜日

World Mountain and Trail Running World Championships 2023 / Innsbruck – Stubai

WA(ワールドアスティック)が主催するマウンテンランニング・トレイルランニング世界選手権(WMTRC)がインスブルック・ステューバイ(オーストリア)で開催されました。当サイトでも4日間にわたって初日のバーティカル、2日目のショートトレイル、3日目のロングトレイル、4日目のマウンテンクラシックの各競技についてリザルトをお伝えしました。

日本代表選手は87kmのロングトレイルで秋山穂乃果が女子9位でトップ10入りの快挙。そのほかは45kmのショートトレイル競技で上田瑠偉が男子12位、森本幸司が男子124位、楠田凉葉が女子62位。ロングトレイルは小笠原光研が男子30位、川崎雄哉が男子31位、甲斐大貴が男子36位、西村広和が男子81位、吉住友里が女子36位、吉野大和近江竜之介髙村貴子はDNFでした。

6月8日木曜日 – 11日日曜日

中止・One Hundred Rio Caminho do Douro (100mile, 100km, 55km, 21km, 10km)

ブラジル・ミナスジェライス州で開催予定のトレイルランニング大会。1月からの天候により大会開催が難しい状況であることから大会開催は来年に持ち越しとなりました。

6月9日金曜日 – 11日日曜日

奥信濃100トレイルランニングレース (100km, 50km)

長野県木島平村。100kmの女子のレースは向井成美が11:50で優勝。昨年に続いての勝利となりました。2位には6分差の11:56で枝元香菜子。こちらは2021年大会に続いて2度目の準優勝となります。3位は岩井絵美で13:27でした。100km男子は2021年大会で5位だった長田豪史が9:58で制しました。2位は矢部達也で10:16、3位に大瀬和文が10:43という結果でした。当サイトのポッドキャスト Run the Worldレギュラーメンバーの矢崎智也が5位になっています。あわせて開催の50kmでは板橋黎華(6:42)、齋藤美紀(7:12)、川西美穂(7:18)が女子トップ3に。同じく男子は後藤憲仁(5:12)、植嶋玄(5:30)、堀秀秋(5:35)が表彰台に立ちました。リザルトはこちら

これも読む
スカイランニング・マスターズ世界選手権 Masters Skyrunning World Championshipsが7月30日開催、40歳以上が表彰対象に

Montreux Trail Festival (110km, 70km, 30km, 15km, 8km)

「モントルー・ジャスフェスティバル」で知られるスイス・モントルーで開催のトレイルランニングイベント。110kmのMXTremeのレースではダミアン・ロンゲ Damien Longet (FRA) が16:06、セリーヌ・ベルナスコーニ Céline BERNASCONI (SUI) が19:49で男女それぞれで優勝。70kmのMXAlpsはジェローム・バンデルシェージェ Jérôme VANDERSCHAEGHE (BEL) が8:32、クラウディア・ケミロースカ Claudia CHMIELOWSKA (POL) が11:30で男女それぞれで優勝という結果でした。リザルトはこちら

昨年開催されで話題となったスイスを横断する390kmの「Crossing Switzerland」は次回は来年7月20-28日に予定されています。

South Dawns Way 100m

イギリス、イングランド南部のサウス・ダウンズ・ウェイトレイルをコースに開催されました。男子はティム・ブラドレー Tim Bradleyが15:50、女子はサラ・ページ Sarah Pageが20:31で優勝。リザルトはこちら

6月10日土曜日 – 11日日曜日

クマン100

広島県江田島市。INNER-FACTの企画により、20kmの周回コースで行われた100マイルのレース。廣瀬康一(24:45)、深井純子(33:41)が男女それぞれの最初のフィニッシャーとなりました。リザルトはこちら

Kettle Moraine 100

アメリカ・ウィスコンシン州で開催される100マイルのトレイルランニングレース。リーズ・スロボディアヌク Reese Slobodianukが15:32で男子優勝、レイチェル・バーク Rachel Burkeが22:03で女子選手という結果でした。リザルトはこちら

6月10日土曜日

FAIRY TRAIL びわ湖高島トレイルランニング in 朽木(60k, 40k, 20k)

滋賀県高島市。滋賀県の西部、高島市朽木で開催される大会。

40kmのロングでは土井陵(4:21)、吉井将晃(4:36)、工藤真理(5:09)が男子トップ3に。女子は入江麻衣子(6:31)、田口千香(6:36)、二階堂麻美(6:40)がトップ3という結果でした。

60kmのスーパーロングでは下家悟が7:23で男子優勝、河畑和宏(7:45)、左奈田勲(7:57)が続きました。女子選手は南條愛で9:21。植村器宇美(9:32)、足立亜香音(7:24)がトップ3に入りました。

これも読む
2024年スカイランニング世界選手権はスペインで9月6-8日に開催

20kmのショートは黒河輝信(1:54)、島田拓弥(1:58)、デビッド・マルチネス David Martinez (2:03) が男子トップ3に。野田郁代(2:43)、田上幸子(2:52)、堀田理恵(2:54)が女子トップ3という結果でした。

リザルトはこちら

6月11日日曜日

SAPPORO★テイネトレイル(50k, 34k, 16k, 5k)

北海道札幌市、テイネスキー場エリアで開催。34kmの「ロング」はスカイランニング北日本選手権のレースでした。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

八重山トレイルレース(38k、21k)

山梨県上野原市。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

飛騨高山ウルトラマラソン(100km、71km)

岐阜県高山市で開催されたロード100kmのウルトラマラソン。100km男子は池野田和行が7:40で優勝、同女子は渡邉千晴が9:10で優勝。71kmは曽宮道が4:47で男子優勝、兼松藍子が5:47で女子優勝でした。リザルトはこちら

Comrades Marathon (89km)

南アフリカで開催される世界最大級のウルトマラソン大会。男子ではテート・ディジャナ Tete Dijana (RSA) が5:13、女子はゲルダ・ステイン Gerda Steyn (RSA) が5:44でそれぞれ優勝。いずれも今年のダウンヒルコースでの大会新記録となりました。日本から参戦の福田穣 Jo Fukudaは5:39で男子20位でした。リザルトはこちら

今週末開催のイベント

6月16日金曜日 – 19日月曜日

Chartreuse Terminorum (300k)

アメリカのBarkley Marathonsにインスパイアされたベヌワ・ラヴァルさんが地元のフランス・シャトリューズで開催するフランス版のBarkley Marathons。5周で300kmを完走とし、各周回の制限時間は16時間というフォーマットです。

6月16日金曜日 – 17日土曜日

Bighorn 100 (100m, 52m, 32m, 18m)

アメリカ・ワイオミング州のビッグホーン国立森林公園で開催される歴史あるトレイルランニングレース。

Ultra Skyrunning Madeira (Madeira Skyrace 45km, 23k, 10k, VK)

北大西洋のマデイラ島(ポルトガル)で開催される大会で、45km 3,600mD+のMedeira Sky Raceが今年のスカイランナー・ワールドシリーズの第4戦となります。このほか、4.8kmのSantana Vertical Kilometer、23kmのSantana Sky Race、10kmのFurão Sky Raceが開催されます。

これも読む
KAT100 by UTMBは今週末の8月3日開幕、開催国オーストリアのフェルホファーとスターンに注目が集まる

6月16日金曜日 – 18日日曜日

Broken Arrow Skyrace (46k, 23k-WMRAWC, 11k, VK-WMRAWC, Iron Face)

アメリカ・カリフォルニア州のパリセーズ・タホ(旧称スコーバレー)で開催。23kのレースがGolden Trail National Seriesの北米シリーズの第二戦、そしてマウンテンランニングのValsir Mountain Running World Cupのロングディスタンス種目のレースとなっています。加えて6.8kmのバーティカルレースもW杯のレースです。

6月17日土曜日 – 18日日曜日

HOTAKA SKYRUN | 武尊スカイラン (5.5k, 4K , キッズ, 23k, 25k, 12k)

群馬県片品村、オグナ武尊スキー場で開催。土曜日に5.5kmのバーティカルキロメーターと4.0kmのバーティカルレースおよび1.5kmのキッズレースを開催。日曜日に前武尊(2039m)まで駆け上る23kmのHOTAKA EXTREME、武尊牧場とオグナ武尊スキー場を登る25.5kmのHOTAKA Skyraceなどが行われます。

6月17日土曜日

mozart 100 by UTMB (105km, 81km, 39km, 31km, 21km, 9km, Relay)

オーストリアの古都でモーツアルトの生地、世界遺産の街として知られるザルツブルグを拠点に開催。UTMB®︎ World Seriesのレースとなっています。

Eco Trail Stockholm (80k, 45k, 33k, 16k, 8k)

スウェーデン・ストックホルム。街とその近郊の自然をつなぐ都市型トレイルランニングイベント。

Livigno Skymarathon (34k, 17k)

アルプス山脈の山中の村、リヴィーニョで開催。34kmのSkyMarathonと17kmのSky Trailのレースが行われます。

West Highland Way 95m

イギリス・スコットランドのグラスゴー近郊で開催の95マイル(153km)、累積獲得高度は4,500mD+という大会。

6月18日日曜日

Echigo Country Trail (22k, 2.5k)

新潟県長岡市小国町。おぐに森林公園を会場にかつて集落を繋いでいた古山道をコースとしています。

青梅市民体育大会トレイルラン(12k)

東京都青梅市。風の子太陽の子広場をスタートする5kmの往復コース。

OSJ山中温泉トレイルレース(80k、30k)

石川県加賀市。山中温泉をメイン会場とする70kmを超える本格的なトレイルランニングレース。

前週末の主な大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyへ、皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。下のコメント欄もぜひご活用ください。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。

この記事が気に入ったらDogsorCaravanをBuy Me a Coffeeで直接サポートできます!

Buy Me a Coffee

Sponsored link