6月23 – 25日に新潟県魚沼市、長岡市、三条市、加茂市にまたがるコースでDeep Japan Ultra 100が開催されました。新潟県と福島県にまたがる浅草岳を臨む浅草山荘をメイン会場に、「Deep Japan 160k」と「Uonuma 80k」の二つのレースが開催されました。
距離約160kmで累積獲得高度が10,000mD+に達する「Deep Japan 160k」は23日金曜日午前11時にスタート。浅草岳、守門岳、粟ヶ岳をつなぐコースは標高差1000mの登りを4度繰り返し、その間を長い舗装路のセクションがつなぎます。さらに登山やハイキングでは利用されることの少ないセクションもコースに含まれます。今回は前日に続いてスタート後の初日の午後に雨が降り、序盤の浅草岳から選手は泥で滑りやすいトレイルに悩まされることとなりました。
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レースは昨年のTJARを大会新記録で制した土井陵 Takashi DOIが26時間40分で男子優勝。タフなコースでの強みを発揮しました。土井は今年9月のイタリア・アオスタ州の330kmの山岳レース、Tor des Géantsへの参加を予定しています。2位にはレース中盤に順位を上げた佐口達也 Tatsuya SAGUCHIが28時間17分で続き、3位は佐口から11分差で上田太郎 Taro UEDAが続きました。女子のレースは2012年UTMF準優勝で、最近では2021年OSJ KOUMI 100で10位、昨年の彩の国100kで2位の鈴木博子 Hiroko SUZUKIが34時間29分で優勝。關利絵子 Rieko SEKI が37時間45分で2位、浅原かおり Kaori ASAHARAが39時間1分で3位でした。
「Uonuma 80k」は23日金曜日正午にスタート。浅草山荘をスタート・フィニッシュとし、160kmのコースの序盤と終盤に当たる浅草岳と守門岳を含むコースで行われました。男子のレースは下家悟 Satoru GEYAが9時間10分で制しました。2位に大瀬和文 Kazufumi OSEが9時間19分、3位に阿部洋祐 Yosuke ABEが10時間21分で続きました。女子は齋藤美紀 Miki SAITOが13時間24分で優勝。大石由美子 Yumiko OISHIが13時間47分、井上千賀子 Chikako INOUEが13時間52分でトップ3に入りました。
国内では類をみないディープでタフなコースで、自然の深いところで自分を深く見つめる経験を提供したいという思いから生まれた大会は無事第二回大会を終えました。
Deep Japan Ultra 100 リザルト
リザルトはこちらで公開されます。
Deep Japan 160k
男子
- 土井陵 26:40:12
- 佐口達也 28:17:03
- 上田太郎 28:28:10
- 田中直輝 31:24:38
- 別府浩司 31:58:36
- 土屋恒貴 31:58:38
- Rao Shashwat (IND) 31:59:23
- 山崎将芳 32:04:41
- 松井諒史 32:04:42
- 太田森彦 32:34:59
女子
- 鈴木博子 34:29:34
- 關利絵子 37:45:30
- 浅原かおり 39:01:10
- 村井絢子 42:25:53
- 野間陽子 43:02:19
Uonuma 80k
男子
- 下家悟 9:10:56
- 大瀬和文 9:19:46
- 阿部洋祐 10:21:06
- 鶴巻史暉 11:32:15
- 庭野貴将 11:32:15
女子
- 齋藤美紀 13:24:42
- 大石由美子 13:47:10
- 井上千賀子 13:52:19
- 伊藤礼子 15:10:25
- 大沢知津子 15:50:32