先週末の10月7日土曜日にマレーシア・サラワク州でボルネオ・トレイル・クラシック Borneo Trail Classic が開催されました。5つの距離のレースに700人以上のランナーが参加した大会はスパルタントレイル・ワールドチャンピオンシップ Spartan Trail World Championship(STWC)の第7戦でした。
STWCの今回の舞台となったのはボルネオ島に位置するサラワク Sarawakでした。マレーシアにおける面積で最大の州であり、27の民族グループが住むこの地には、亜熱帯のジャングル、壮大な山脈、美しいビーチが広がっています。ボルネオ・トレイル・クラシックは50k、21k、10k、7k、キッズの5つのレースが開催され、そのうち50kと21kが今年のSTWCのシリーズとなっていました。
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50kでは、地元のミルトン・アマット Milton Amat (MYS)が6時間10分45秒で男子優勝。ダヴェッド・シンパット Daved Simpat (MYS) が6時間49分09秒、ウィルセン・シンギン Wilsen Singgin (MYS) が6時間49分25秒で続きました。一方、女子のレースはシンガポール出身のジェーン・ワンジル・ムリウキ Jane Wanjiru Muriuki (SGP)が8時間06分49秒で勝利を収めました。2位はフィリピンのサンディ・メンチ・アバハン Sandi Menchi Abahan (PHI) で8時間27分49秒、3位はエリザベス・ダンガダン Elizabeth Dangadang (PHI) で8時間57分07秒でした。
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21kでは、こちらも地元ランナーのモハド・アズリン・シャムスディン Mohd Azrin Shamsuddin (MYS) が2時間20分50秒で男子優勝、アバン・ジャマディ Abang Jamadi (MYS)が2時間21分00秒、リアン・ジュン Liang Jung (MYS)が2時間21分56秒で続くタイトなレースでした。女子優勝はシエット・ファー・リム Siet Fah Lim (MYS) で3時間01分04秒でフィニッシュ。中国のニウ・シャオチャン Xiaoqiang Niu (CHN)が3時間11分14秒で準優勝を勝ち取りました。3位はカトリオナ・ワット Catriona Watt (MYS)で4時間12分56秒で3位でした。
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スパルタントレイル・ワールドチャンピオンシップの次のイベントは10月28日・29日に日本で開催される新城トレイルクラシックとなります。そして続いて来月11月18日・19日のカリフォルニア州サンフランシスコでのゴールデンゲートトレイルクラシックで閉幕します。
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今シーズンのスパルタントレイル・ワールドチャンピオンシップは世界各地の9つのイベントから構成されます。各イベントの中でULTRAチャンピオンシップ(50キロメートル以上の距離)とTRAILチャンピオンシップ(最大49キロメートルの距離)の二つのレースが開催され、それぞれの順位に基づくポイントが付与され、年間チャンピオンが決まります。