UTMB Mont-Blanc 2023:CSRの新たな取り組み

UTMB Mont-Blancは、2003年の創設以来、公平性、尊重、相互援助、連帯、そして脆弱なモンブラン生態系への尊重という基本原則に基づいて運営されてきました。今年、UTMB Mont-Blancは、連帯、包摂性、環境という3つの主要なテーマに焦点を当てた新たな取り組みを発表しました。

連帯:チャリティーへの寄付額が300万ユーロを超える

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UTMB Mont-Blancは、2014年から「連帯(ソリダリティ)レースビブ」を提供し、フランス、イタリア、スイスの各種の社会事業団体を支援してきました。2014年から2023年までの間に、37のチャリティーに対して300万ユーロ以上を集めています。今年2023年は、12の団体を支援するために181の「連帯レースビブ」が提供され、その中には新たに加わった2つの団体も含まれています。一つは、開発途上国で医療機器の提供とバイオメディカル治療体制の構築を行う「NGO Humatem」。もう一つは、血友病、ヴィレブラン病、その他の出血障害を持つ人々のために情報提供、相互支援、権利擁護を行う「フランス血友病協会」が含まれています。

包摂性:新たな妊娠ポリシーと他の重要な措置が近日導入予定

UTMB Mont-Blancは、新たな妊娠ポリシーを導入し、新しい親が安全な環境でトレイルに戻ることができるようにしました。このポリシーは、妊娠しているアスリート、パートナーが妊娠しているアスリート、そして養子縁組や代理母出産のプロセスにあるアスリートを対象としています。具体的には、妊娠中の女性には全額返金または5年間の優先参加権が与えられ、パートナーや養子縁組、代理母出産のプロセスにある親には2年間の参加延期または全額返金の選択肢が与えられます。

環境:公共交通計画に約50万ユーロを投資し、環境への影響を抑制

UTMB Mont-Blancは、大会開催中の車両の使用を5,000台以上削減すると同時に、モンブラン地域でのランナー、同伴者、観客の移動を容易にするための集団的な解決策を提供することを目指して、公共交通計画に約50万ユーロを投資しています。具体的には、公共交通を利用する人々を増やすために、新たなカーシェアリングプラットフォームを導入。さらにUTMBバスの路線を8路線追加し、バスの台数を昨年比50台増の200台に増やすなどの取り組みを行っています。

また、環境保護に向けた取り組みとして、エイドステーションでのプラスチックボトルの使用を100%排除し、ソフトドリンク用に炭酸水の生成機器を設置し、水道水を使用します。これにより8,000本のプラスチック製ボトルとその輸送を削減するという目標を掲げています。

以上の取り組みを通じて、UTMB Mont-Blancは、スポーツイベントが社会、環境、経済の観点から公平で責任ある発展を達成するための重要なプラットフォームであることを示す、としています。

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