【編者より・週末に開催されるUTMB World Seriesの大会について、プレスリリースの情報を元にお伝えします。】
今年も過酷な自然の中で身体と精神を競い合う時間がやってきます。7月21- 22日にSpeedgoat Mountain Races by UTMBがアメリカ・ユタ州のスノーバードスキーリゾートで開催されます。
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(All photo © UTMB – Kyle Rivas Getty)
この大会はUTMBワールドシリーズに加わっていて、「Speedgoat 50K」は50Kカテゴリー、「Speedgoat 28K」と「Speedgoat 21K」は20Kのカテゴリーに該当し、フィニッシャーにはRunning Stonesが認められます。特に50Kはスノーバード、バルディ、ヒドゥンピークを経由する11,800ft(約3,600m)の登りが含まれるタフなコースです。
レースディレクターのカール・メルツァーによれば「初めての参加者には難度の高いレース」とのこと。しかしコースは美しい景色と色鮮やかな野の花と岩場のダイナミックな地形がランナーたちの感覚を喜ばせることでしょう。「今年はコース上に大量の雪があるため、一段と難易度が高まると思います」とメルツァー氏は語ります。
来月にシリーズファイナルとなるDacia UTMB Mont-Blancが迫る中、多くのエリートアスリートが険しい登りと厳しい地形で自分自身を試す機会を求めてこのレースに参加します。男子部門の有力選手としてはウィリー・ミラム Willie Milam (USA, 890)、ジャレッド・ヘイゼン Jared Hazen (USA, 882)、そしてすでにUTMB(100M)の出場資格を得ているエイドリアン・マクドナルド Adrian Macdonald (USA, 880)が名を連ねています。
一方、女子部門ではこのレースの前年のチャンピオンであり、CCC(100K)に参加するアディ・ブレーシー Addie Bracy (USA, 766) がそのタイトルを守るために再び参戦します。また、2022年のレースでコースをロストして首位をとり損ねたジェニファー・リヒター Jennifer Lichter (USA, 776)も再び挑戦します。リヒターは8月末のシリーズファイナルではOCC(50K)にエントリーしています。そして、2022年のCCCで4位のジャスミン・ローザー Jazmine Lowther (CAN, 773)もトップを狙う一人となるでしょう。
エリートランナーたちとともに、72歳のアリレザ・ベイトエイ Alireza Beittoei (CAN, 418) や70歳のジュディ・マイズナー Judy Meisner (USA, 374) といったベテランランナーたちもスタートラインに立ちます。一方で、若い選手ではマックス・キルコイン Max Kilcoyne (USA, 516) やエリサ・マイルズ=コルサップ Eliza Miles-Corthup (USA, 411) もこのレースに注目しています。
4つのレースに1,356人が参加して、山を駆け上がり、自身の限界を超えて挑戦をする機会となるのがSpeedgoat Mountain Racesです。そのすべての瞬間を、美しいスノーバードスキーリゾートとそこ一新されたスタート・フィニッシュエリアが見守り、観戦する人たちには忘れられない経験を提供することでしょう。
レースの最新情報はこちらでライブで追うことができます。