8月3-5日に開催されたKAT100 by UTMBはオーストリアのチロル地方、キッツビュールアルプスで開催され、100マイルのレースではレース前から有力選手とみられていたクリスチャン・スターン Christian Stern (AUT) とエスター・フェルホファー Esther Fellhofer (AUT) が母国で優勝。オーストリアでは最長のウルトラトレイルレースをフィニッシュしました。
（Photo ©UTMB – Sina Bodingbauer）
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2022年のDacia UTMB Mont-Blancではリタイアしているスターンは100マイルでの再起をかけたレースでした。彼はスタートからコースを駆け抜け、2位のアンドリス・ロニモイス Andris Ronimoiss (LUT) に50分以上のリードを広げました。3位にはマリオ・ヴァイス Mario WEIß (AUT) が入りました。
Photo ©UTMB – iancorless.com
女子のレースではフェルホファーが他を圧倒。2番手の夏目泰子 Yasuko Natsume (JPN) を5時間以上引き離しました。ロマナ・ホラチェク Romana Horatschek (AUT) が3位に入りました。
フェルホファーはレースの後半では苦戦しつつも、男女総合トップ10に入る快挙でした。「最初は本当に調子が良く、キッツビュールで素晴らしい時間を過ごしました。後半は非常に厳しく、エネルギー不足で下り坂でしか走ることができませんでした」と振り返りました。
100Kカテゴリーではアンデシュ・キャラヴィク Anders Kjaerevik (NOR)、クラウディア・トレンプス Claudia Tremps (ESP) が優勝。男子優勝のキャラヴィクは「ジェットコースターのような一日でした！ 胃のトラブルに苦しみ、デン・グオミン Guomin Deng (CHN) からのプレッシャーを感じながら走りました。でも登りは良い感じで進むことができたし、最後の20kmは最高でした。」と語りました。
Photo ©UTMB – jannyka
20Kで優勝したマキシム・シャネ Maxim Chane (FRA) もレースについてコメントしました。「コースは完全にクレイジーでした。雨が降って寒く、一部は急でテクニカルなセクションでしたね。オーストリアは初めてでしたが、UTMBワールドシリーズで世界の素晴らしい場所や異なるトレイルを発見するのは素晴らしい経験です。」
今年の大会は雨のために厳しい条件となりましたが、KAT100 by UTMBには世界中から選手が集まり、大会はキッツビュールアルプスを体験する最高の機会、UTMBワールドシリーズへのデビューとなりました。
今月末にはUTMBワールドシリーズファイナルがモンブランで開催されます。
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