国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。
(写真 スカイランナー・ワールドシリーズの最終戦、SkyMastersを制したサラ・アロンソ Sara Alonso(左)とロベルト・デロレンツィ Roberto Delorenzi。Photo © Skyrunner World Series)
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先週末開催のイベント
10月28日土曜日 – 29日日曜日
烏帽子スカイラン(バーティカル、スカイ)
長野県上田市。V GAMES JAPANの第6戦、烏帽子岳(標高2,066m)山頂まで7.5km、標高差1,200mのEBOSHIバーティカルキロメーターは土曜日に行われました。女子では齋籐磨実 Mami Saitoが1:17:23で勝利。2位には大掛柚奈 Yuna Ogakeが1:19:23、3位には山田柚野 Yuno Yamada が1:19:52と中学生の二人が続きました。男子は松本祥汰 Shota Matsumoto が56:51で優勝、乾碩 Suguru Inui が57:58で2位、3位は梶田泰葵 Taiki Kajita で1:03:19でした。翌日の25kmのスカイレースは木村紘子 Hiroko Kimuraが3:35で女子優勝、田村貴之 Takayuki Tamura が2:39で男子優勝。10kmのファンレースは中島彩香 Ayaka Nakajima が1:05:54、有馬優仁 Yujin Arima が48:41でそれぞれ女子男子のレースを制しました。リザルトは大会ウェブサイトから。
Shinshiro SPARTAN TRAIL Classic (21km, 10km)
愛知県新城市の愛知県民の森で開催。Spartan Trail World Championshipのシリーズ戦として昨年から始まったレースです。21kmの周回コースで予定されていた84kmのレースはキャンセルされましたが、21kmのレースは土曜日に開催されました。女子は中塚裕美が3:42で優勝し、渡部聖未が3:45で2位、平山智予が3:49で3位に。男子は加藤浩が2:20で優勝、10分差で長谷怜信が2:30で2位、野口奨太が2:34で3位でした。翌日日曜日の10kmは尾藤朋美が1:38で女子優勝、平富美香が1:54で2位、柴川葉月が2:01で3位でした。男子は秋葉悠が1:18で優勝、中村隼人(1:19)、伊藤哲也(1:19)がトップ3に入りました。リザルトはこちら。
MANNO MOUNTAIN MADNESS (40k, 80k)
香川・徳島県境に位置する阿讃山脈で開催される40kmとコースを2周する80kmのレース。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
Javelina Jundred (100m, 100k)
アメリカ・アリゾナ州。ハロウィンの週末に開催される砂漠の周回コースで行われる大会で、100マイルの部は来年のWestern Statesへの出場権がかかったGolden Ticket Raceでした。女子では序盤からヘザー・ジャクソン Heather Jackson がリードして14:24で優勝。このタイムは2021年のカミラ・ヘロンによる大会記録、14:03に続く歴代2位となります。男女の総合では6位でのフィニッシュでした。欧州から参戦していたラグナ・デバッツ Ragna Debats (NED) が後半に順位を上げてジャクソンに続く総合7位となる14:55で女子2位に。ジャクソンとデバッツはゴールデンチケット圏内の上位2位までに入りました。3位は昨年準優勝のリレイ・ブラディ Riley Brady で15:29でした。男子は昨年のこの大会で準優勝のジョナサン・レア Jonathan Rea が12:43で優勝。昨年優勝のダコタ・ジョーンズによる大会記録(12:58)を上回る新記録でした。2位はブレイク・スラッテングレン Blake Slattengrenで12:58、このタイムもジョーンズの記録に5秒差に迫る好記録でした。レアとスラッテングレンがチケット圏内入りを果たしたことになります。3位は2021年準優勝のライアン・モンゴメリー Ryan Montgomery で12:59でした。リザルト速報はこちら。
10月28日土曜日
Limone Extreme SkyRace (23k, VK)
イタリア北部・ガルダ湖の湖岸の町、リモーネで開催されるレースはスカイランナー・ワールドシリーズの最終戦「SkyMasters」のホストとなっていて、23kmのレースにこれまでのシリーズ戦を通じて参加資格を得た選手など80人が参加しました。女子のレースは今シーズンはケガのためレースで上位に入る機会は少なかったサラ・アロンソ Sara Alonso (ESP) が復活して優勝。2位にはカリーナ・カーソリオ Karina Carsolio (MEX)、3位にオリビア・マノーネ Olivia Magnone (FRA) が続きました。男子ではスタートからレースをリードしたロベルト・デロレンツィ Roberto Delorenzi (SUI) が2:23で優勝。2位争いは終盤の下りに持ち込まれ、マヌエル・メリリャス MERILLAS Manuel (ESP) がデロレンツィに30秒差の2:23で準優勝。3位にはアントニオ・マルチネス Antonio Martinez Perez (ESP) が2:24で続きました。日本から参戦の小田切将真 Shoma Otagiri は10位でフィニッシュしています。
このSkyMastersの結果をもって今年のスカイランナー・ワールドシリーズの年間ランキングも決まりました。女子はSkyMastersで4位のクレマンティーヌ・ジョフレイ Clementine Geoffray (FRA) が355ポイントで年間チャンピオンに決まりました。2位は340ポイントでカリーナ・カーソリオ、3位はイリス・パッセー Iris Pessey (FRA) で308ポイントでした。男子はSkyMasterで3位のアントニオ・マルチネスが368ポイントでチャンピオンに。SkyMasterで2位のマヌエル・メリリャスが340ポイントで2位、SkyMasterで5位のフレデリック・トランシャン Frederic Tranchand (FRA) が3位でした。小田切将真は年間ランキング7位で今シーズンを終えました。
SkyMastersのリザルトはこちら(公開され次第リンクします)。スカイランナー・ワールドシリーズのランキングはこちら。
10月29日日曜日
尾瀬戸倉 尾瀬国立公園マウンテンマラソン (21km, 10km, 1km)
群馬県片品村の尾瀬戸倉スキー場を会場に開催される大会で21kmのロング(富士見田代コース)では落合未知子が2:01で女子優勝、谷地中雄大が1:29で男子優勝。10kmのショート(田代原コース)は長谷部香里が0:55、山根明大が0:43で女子男子のレースでそれぞれ優勝しました。リザルトはこちら。
信州聖山スカイラン(35km)
長野県麻績村。トレイルと林道をつなぐ35kmのレースでした。女子は木村泰子が3:20で優勝し、富山晴江が3:26、阿久津幸子が3:31でトップ3に入りました。男子は福本佑紀が2:27で優勝、松本陽介が2:28で2位、廣川拓巳が2:28で3位でした。リザルトはこちら。
山村都市交流の森 花背トレイルラン(42km, 25km, 16km)
京都市。鞍馬から花脊峠を越えた先の花脊の山村を会場にして開催。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
今週末開催のイベント
11月3日金曜日 – 5日日曜日
OSJ KAMI 100(100K, 74K, 37K, リレー)
兵庫県美方郡香美町。昨年までの37kmの周回コースを3周する約112km(100Kの部)と1周の37Kの部に、三回目の開催となる今年は2週の74Kの部を加えて開催されます。今シーズンのOSJトレイルランニングレースシリーズの最終戦です。
Puerto Vallarta by UTMB (100k, 50k, 33k 20k, 10k)
メキシコの太平洋岸に位置するプエルト・バヤルタ Puerto Vallartaで昨年初めて開催された大会で、UTMBワールドシリーズの大会です。33km、55km、100km、100マイルのレースが開催されます。
K42(42km, 13km)
アルゼンチン、ビジャ・ラ・アンゴストゥーラ Villa La Angostura。WMRAのマウンテンランニング世界選手権のホストとなったことがあるパタゴニアで開催される山岳ランニングの大会です。42kmや13kmのレースが開催されます。
11月3日金曜日 – 4日土曜日
中能登トレジャートレイルラン(75km, 48km, 26km, 10km)
石川県中能登町。ブナ林や宿場町を通るコースで鏑木毅さんがプロデュースする大会。金曜日の10kmの「石動山トレイルラン」に続いて、土曜日に50マイルコース、ドリームコース(48km)、ゴールドコース(26km)のレースが行われます。50マイルは第10回大会を記念しての特別なコースでの開催です。
Kullamannen by UTMB (100mile, 100km, 50km, 20km)
スウェーデン・ボースダードを拠点にクッラベリ半島の海と山のテクニカルなトレイルをコースとする100マイル、100kmなどのレースで、UTMBワールドシリーズの大会です。
11月4日土曜日 – 5日日曜日
Moab Trail Marathon (42k, 21k, 5k)
アメリカ・ユタ州モアブで開催。21kmのレースがUSAFTのトレイル・ハーフマラソン全米選手権です。。
Rio Del Lago 100
アメリカ・カリフォルニア州サクラメント郊外で開催。アメリカン川、フォルサム湖沿いの100マイルのコースで開催される大会です。
Pinhoti 100
アメリカ南部、アラバマ州で開催のPoint to Pointの100マイルトレイルランニングレース。
11月4日土曜日
忍者トレイルランニングレース(48k、22k)
三重県伊賀市。さるびの温泉をメイン会場に、鈴鹿山脈の南端・油日岳などを通るコースで、22kmのショート、48kmのロング、2人のペアで参加する距離50kmの「IGAGOE」がそれぞれ予定されています。
Tsaigu (115k, 85k, 55k, 26k)
中国・浙江省台州市臨海市。中国国内でのトレイルランニングのトップ選手を集める大会として知られています。大会の有力選手リストでは115k男子にチョウ・ジアジュ 赵家驹、ユウ・ベイチャン 游培泉、ドー・ジ 多吉、85km男子にマチュー・ブランシャール Mathieu Blanchard (FRA) 、ヤン・ロンフェイ 闫龙飞、同女子にマリアンヌ・ホーガン Marianne Hogan (CAN) 、55km女子にヤオ・ミャオ 姚妙がエントリーしている模様です。
11月5日日曜日
魚沼スカイラン (18km, 12km)
新潟県魚沼市。1.5kmの「須原バーティカル」、12kmのノーマル、距離20km、累積獲得高度1,700mD+のエキスパートの各レースが予定されており、エキスパートのレースが今シーズンのスカイランニング中日本選手権・スカイのレースとなります。
甲州アルプスオートルートチャレンジ(108km, 70km, 55km, 36km)
山梨県甲州市。甲州アルプスをぐるりと周回するルートで開催される大会です。昨年から加わった「クレーシャ108」のほか、オートルート(70km)、リリー(55km)、マロニエ(36km)の各レースが行われます。
富士吉田杓子山パノラマトレイルラン(19k, 13k)
山梨県富士吉田市。杓子山山頂などを含むコースで開催。Mt. Fuji 100のフレンドシップ・レースとなっているほか、今回も上位入賞選手のほか抽選で来年7月の富士登山競走の出場権が得られる特典があります。
可部連山トレイルランinあさきた(22km, 16km, 7km)
広島市安佐北区。広島市の北部に連なる標高700mの可部連山で行われるレース。
四国中央スカイラン(4.8km / 850mD+)
愛媛県四国中央市の「霧の森」を会場とする秋のバーティカルレース。スカイランニング西日本選手権・バーティカル、およびV GAMES JAPAN のレースとなっています。
IAU 50km World Championships
2年に一度開催の50kmのロードウルトラマラソンの世界選手権はインド・ハイデラバードで今週末に開催されます。日本からは女子の藤澤舞、池本愛の両選手、男子の山口純平、甲斐大貴の両選手が代表として出場します。
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