スティアン・アンゲルムンド Stian Angermund がドーピング検査で陽性と告白、潔白を主張するも今シーズンの大会出場は困難

ノルウェーの山岳スポーツアスリートのスティアン・アンゲルムンド Stian Angermundがレース後のドーピング検査で陽性という結果であったことを、Instagramへの投稿で明らかにしました。アンゲルムンドは全く心当たりがないと潔白を証明しようとしているものの、調査中は大会への出場が停止されることから、今年夏の大会への出場は難しい、としています。

アンゲルムンドが陽性という結果になったのは、昨年2023年8月のUTMBワールドシリーズファイナルのOCCで優勝した後に採取されたドーピング検体でした。検出されたクロルタリドンは利尿剤で、ドーピング違反物質の摂取を隠蔽するために使われることから対象物質となっています。

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アンゲルムンドはノルウェー出身の37歳。2016年のスカイランニング世界選手権でバーティカルとスカイマラソンで金メダルのほか、WMTRC世界選手権では2022年のチェンマイ、2023年のインスブルックでショート競技で金メダル二冠を達成しています。ゴールデントレイルワールドシリーズでは2018年、2021年に年間世界チャンピオンとなっています。

アンゲルムンドはノルウェー放送協会のインタビューに応じ、経緯を説明しています。その中で次のように話しています。

「自分がクリーンなアスリートであることを知っているからだ。私はどんな薬も飲まない。サプリメントも摂っていない。どこからこんなものが出てくるのか理解できない」

「怖いんだ。何もしていないとわかっているのに、非難されている。自分への信頼を失っていることに気づく。そしてとても不安になった。」

 

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