ハセツネ30K 2024 プレビュー

3月31日に「ハセツネ30K」が開催されます。4年ぶりの開催となった昨年の大会からコースが変更されてトレイルの比率が高くなり本格的なトレイルランニングレースとして生まれ変わりました。

71.5kmの秋のハセツネCUPの前半部ともコースが一部重なるハセツネ30Kは、本格的な山岳要素へを持ちつつもスピードが求められるサブウルトラディスタンスのレースとなっています。今年もこの大会で男子500位以内、女子50位以内となった選手は秋のハセツネCUPへの優先エントリー権を獲得します。

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当サイトでは今回のハセツネ30Kの当日に、東京・あきる野市の秋川渓谷リバーティオから会場の模様や上位の結果をお伝えします。レースのスタートは午前8時25分(5分おきの三つのウェーブに分かれてスタート)。DogsorCaravanのXアカウント(@DogsorCaravan)でお楽しみください。

今年のハセツネ30kはトレイル比率が高くなった新コースに

2023.02.02

有力選手・女子

秋のハセツネCUPで2016年からコロナ禍をはさんで昨年まで五連覇中で大会記録保持者でもある髙村貴子 Takako Takamuraは今日のハセツネCUPを象徴するアスリートです。ハセツネ30Kでも2019年、そして昨年と連覇しています。昨年12月にはスカイランニング・アジア選手権として開催された香港のLantau 50の27kmのレースで準優勝となり、銀メダルを獲得しています。

世界各地のレースでの活躍で知られ、国内では富士登山競走での連覇記録を更新中の吉住友里 Yuri Yoshizumiも今年のハセツネ30Kにエントリーしています。昨年のハセツネ30Kでは優勝した髙村に26分差の3位という結果でしたが、今回の優勝候補として名前が上がる存在です。昨年は5月の比叡山50マイルで優勝、CCCで14位、Nice Cote d’Azur by UTMB 100マイルで2位となっており、今年は先月のTransgrancanaria 127kで6位でした。

今回のハセツネ30Kのワールドカードとなるのが萩谷楓 Kaede Hagitaniです。学生から実業団と陸上競技のエリート選手として活躍して東京五輪では5000mの日本代表となったオリンピアンで、昨年春に現役を引退したアスリートがトレイルランニングでどんな走りを見せるかに注目です。昨年11月には信州松代ラウンドトレイル、今年2月には大紀町シーサイドトレイルに参加して優勝。どちらのレースでも2位の吉住友里を制しており、今回のハセツネ30Kでも好成績が期待されます。

さらに秋のハセツネCUPで2022年に3位、昨年は2位、春のハセツネ30Kで4位の相原千尋 Chihiro Aibaraも今回のレースに参戦。前週には広島湾岸トレイルラン109Kで優勝したばかりです。

このほか次の皆さんにも注目です。

  • 中野沙知 Sachi Nakano : 2023年ハセツネCUPで3位、同年志賀高原100 105kで2位、彩の国100マイルで4位。
  • 岩井絵美 Emi Iwai : 2023年ハセツネ30Kで9位、同年奥四万十100Kで3位、同年ハセツネCUPで6位。
  • 安ケ平萌子 Moeko Yasugahira :2023年シン大雪山トレイルジャーニー60Kで優勝、同年ハセツネCUPで15位、同年Seoul 100K 50kmで4位。
  • 冨澤いずみ Izumi Tomizawa :2023年ハセツネ30Kで7位、同年OSJ Ontake 100 100kmで優勝、同年OSJ KOUMI 100 100マイルで優勝、同年ウルトラトレイルマウントフジ FUJIで6位。

有力選手・男子

男子では昨年のハセツネ30Kのチャンピオンで秋のハセツネCUPでは2位という快挙をみせた小笠原光研 Koken Ogasawaraが今年の30Kで連覇を狙います。昨年は4100D野沢温泉37kmで優勝、12月のオーストラリアで開催されたKosciuszko by UTMB 50Kでは3位でした。

昨年のこの大会で小笠原に続いて準優勝だった吉野大和 Yamato Yoshinoも今年のハセツネ30Kに戻ってきます。一昨年の2022年に四年ぶりに開催されたハセツネCUPでの鮮やかな優勝も記憶に新しいところでしたが、昨年6月のWMTRC世界選手権で負傷して昨シーズンはレースから離れていました。

昨年3位の田村健人 Kento Tamuraも今年のスタートラインに立ちます。昨年は4月のウルトラトレイルマウントフジ KAI 68kmで優勝し、12月にはDoi Inthanon by UTMB 100kmで9位とトレイルランニングでの経験を重ねています。

昨年4位だった山口大河 Taiga Yamaguchiは昨シーズンは国内のスカイランニングの公式戦で活躍し、嬬恋スカイラン・スカイリッジ40kmで優勝したほか、日本選手権のZAO SKYRUNではバーティカルで金メダル、スカイで銅メダルでした。

続いて次の選手の皆さんに注目です。

  • 近江竜之介 Ryunosuke Ohmi:2022年OSJ新城32k優勝、同年Marathon du Mont-Blanc 42kmで19位、同年Matterhorn Ultraks Extremeで7位、同年ITJ70kで優勝。
  • 笠木肇 Hajime Kasagi:2023年ハセツネ30Kで5位、同年ハセツネCUPで10位。2023年びわ湖スカイラン優勝、同年ZAO SKYRUN スカイで2位。
  • 上正原真人 Masato Kamishohara:2023年Matterhorn Ultraks Extremeで12位。
  • 須賀暁 Satoru Suga:2023年ハセツネ30Kで6位、同年ハセツネCUPで3位。
  • 喜多村久 Hisashi Kitamura:2023年Borneo Ultra Trail Marathon 106kmで優勝、同年シン大雪山トレイルジャーニー60kmで優勝、同年Malaysia Mountain Trail Festival 100kmで3位。
  • 吉井将晃 Masaaki Yoshii: 2023年ハセツネ30Kで7位、同年ハセツネCUPで8位。千羽海崖では2023年に35k、2024年に43kで優勝。
  • 町田知宏 Tomohiro Machida:2023年上州武尊山スカイビュー80kmで優勝、同年房総半島横断72km優勝、同年ハセツネ30Kで12位、ハセツネCUPで16位。
  • 市毛富士雄 Fujio ICHIGE:2022年ハセツネCUPで6位、2023年フォレストレイル蒜山新庄68kmで優勝、同年ダイアモンドトレイルラン32kmで優勝。
  • 名取将大 Masahiro Natori:2022年ハセツネCUPで10位、同年スリーピークス八ヶ岳39km優勝。
  • 青木純 Jun Aoki: 2023年FunTrails Round 皆野 30Kで優勝、同年OSJ奥久慈30Kで優勝、同年ウルトラトレイルマウントフジ KAI68Kで8位、同年ハセツネ30Kで15位。
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