2024年マスターズスカイランニング世界選手権が、ポルトガル・ボウゼラ Vouzelaで開幕しました。初日の4月13日土曜日に行われたSKYULTRA種目(55km 3,600mD+)では、開催国ポルトガルが最多のメダルを獲得し、ハンガリー、日本、ブラジル、ベルギーが続きました。
(写真 Over45男子で金メダルを獲得した岡田裕也。Photo by © JSA)
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2023年の第1回大会の金メダリストであるスペインのペレ・アウレル Pere Aurell(Over40男子)とハンガリーのイルディコ・ヴェルメシェル Ildiko Wermescher(Over55女子)が今大会でも金メダルを獲得しました。
アウレルは「2回目の出場で2回目の金メダル!歳を取ることのメリットを感じ始めています!」とコメント。「自分のペースでスタートし、前に数人のランナーがいたので追いかけるのは大変だと思いました。しかし、下りで自信を持って走れていることに気づき、20kmあたりから差を広げ始め、最後まで維持することができました。すべてが計画通りに進み、このメダルがそれを証明してくれています!」と充実感を胸にこの日のレースを終えました。
ホスト大会となったのは快晴の空の下、高温の中で行われたZela Ultra Marathonでした。SKYULTRA種目のコースは特に下りがチャレンジングでテクニカルで、スカイランニングの世界選手権にふさわしいコースでした。全体で20カ国が参加し、4つの年齢カテゴリーで51個のメダルを争いました。
国別ではポルトガルが地元開催の利を生かし、金2、銀2、銅3と驚異的な数のメダルを獲得しました。ハンガリーは初めて表彰台の上位に立ち、Over55女子を制したヴェルメシェルに加え、エモケ・パール Emoke PaalがO50女子で金メダルを獲得しました。
9人の代表選手が参加している日本チームからはOver45男子で岡田裕也 Yuya Okada(おかだ ゆうや)が金メダル、Over40男子の薬師寺裕人 Yuto Yakushijiが銀メダルを獲得しました。
大会二日目4月14日日曜日は、距離37kmで2,500mの累積標高差があるZela Skyraceが行われ、世界選手権のSKY種目の世界チャンピオンと国別総合ランキングが決定します。
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