ポルトガル中部のボウゼラ Vouzela で開催中の2024年マスターズスカイランニング世界選手権は大会二日目の4月14日に距離37kmで累積標高差2,500mD+のSKY種目(Zela Skyrace)が行われました。国別団体では日本はポルトガル、ブラジルに続いて3位となりました。
(写真・今回のマスターズ世界選手権で最年長のフィニッシャーとなった日本代表選手、内田正直。Photo ©DamianoBenedettoPhoto)
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マスターズスカイランニング世界選手権は40歳以上のアスリートが5歳刻みの4つの年齢別カテゴリーで世界選手権のタイトルを目指して競うイベントで、今回は二度目の開催となります。
日本からは、この日のSKY種目のOver55カテゴリーで山本隆二 Ryuji Yamamoto (埼玉/The Skywolf)がトップ10に入りました。山本はレース後に「昨年は銅メダルを惜しくも逃しましたが、今年はついに本当にメダルを獲得することができました。非常にテクニカルなコースでしたが、日本代表の9人全員がそれぞれのレースを完走したのは素晴らしいことでした。メダルを獲得しただけでなく、日本のアスリートの高いレベルを証明できたことを誇りに思います」と話しました。日本代表メンバーで65歳の内田正直 Masanao Uchida (長野/SKYNINJA)は、今回の世界選手権のレースを完走した最年長のアスリートでした。
団体で金メダルに輝いたポルトガルは今回の二つのレースを通じて、合計15個のメダルを獲得しました。チェコの50歳、アンナ・ストラコバ Anna Strakovaは、前回のマスターズ世界選手権に続いて今年もSKY種目のOver50で金メダルを獲得しました。「マスターズ世界選手権で2つ目のメダルを獲得できたことをとても嬉しく思います。昨年とは全く違うレースでしたが、そうして様々なコースでレースをするのが好きです。今回のポルトガルは岩が多く、非常に暑くて、川を渡ったり、泥の中を走ったりと厳しかったですが楽しめました。」と話しました。
今回はオーストラリア、オーストリア、ベルギー、ボリビア、ブラジル、ブルガリア、チリ、チェコ、グアテマラ、ハンガリー、日本、モンゴル、モンテネグロ、ペルー、ポルトガル、ルーマニア、セルビア、イギリス、ベネズエラの各国から代表チームが参加しました。マスターズスカイランニング世界選手権は2025年に第3回大会が開催されます。
今回のマスターズスカイランニング世界選手権日本代表選手のリザルトは次の通りでした(五十音順)。
- 内田正直(長野/SKYNINJA) Over55 SKY 男子 11位
- 岡田裕也(長野) Over45 SKYULTRA 男子 1位
- 沓掛健一(茨城) Over40 SKY 男子 6位
- 中川善博(神奈川) Over55 SKYULTRA 男子 6位
- 服部一宏(千葉) Over50 SKY 男子 7位
- 廣田頼美(富山) Over50 SKY 女子 4位
- 三沢秀樹(東京) Over55 SKY 男子 10位
- 薬師寺裕人(愛媛) Over40 SKYULTRA 男子 2位
- 山本隆二(埼玉/The Skywolf) Over55 SKY 男子 7位
Zela Skyraceのリザルトはこちら。メダル獲得数はこちらから。