DC Weekly 2024年4月16日 いいづな、ダイトレ、瀬戸内アイランド、上峰町、マスターズスカイランニング世界選手権、Desert Rats by UTMB、Gorge Waterfalls、Lake Sonoma

国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。

写真はクロアチアで開催されたIstria 100 by UTMBの168K男子優勝のマレク・カウシディス Marek CAUSIDIS。Photo © Zlatko Nojkov / Istria 100 by UTMB【新記事】

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(写真 マスターズスカイランニング世界選手権で2度目の金メダルを獲得したアンナ・ストラコバ Anna Strakova (CZE) Photo ©DamianoBenedettoPhoto)

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先週末開催のイベント

4月12日金曜日 – 14日日曜日

Desert Rats by UTMB (100K, 50K, 21K, 10K)

コロラド州フルータで開催されるトレイルランニングイベント。UTMB World Seriesのレースです。累積2025mD+の100kmではエレナ・オルモン Elena Ormonが11:33と2位以下に2時間近い差をつけて女子のレースで優勝しました。2位はカリー・コソ Carrie Kosoで13:30、3位はオアナ・ミハルセア Oana Mihalcea (ROU) でこの3人はUTMBワールドシリーズファイナルのCCCへのチケットを獲得しました。男子はラジポール・パンヌ Rajpaul Pannu が9:19で優勝、ザック・ハウアー Zach Hauer が9:28で2位、3位はジュリアン・ショリエ Julien Chorier (FRA) でこちらもCCCのチケットを獲得。

累積獲得高度1030mD+の50kmの女子のレースは昨年のCCCで3位のヘレン・ミノ・フォークナー Helen Mino Fauknerが4:14で制しました。2位にはアリソン・バーカ Allison Bacaが4:26で続き、3位はカリス・スクログス Karis Scroggsが4:56でした。男子のレースはレース中盤に先頭に立ったジャスティン・グルンワルド Justin Grunewaldが3:40で優勝し、マシュー・ビラ Matthew Viraが3:42が2位に。ジャコブ・バンタ Jacob Bantaが3:57で3位でした。こちらもUTMBワールドシリーズファイナルのOCCへの出場権を獲得しました。リザルトはこちら

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DC Weekly 2022年2月16日 Coastal Challenge, Black Canyon

Gorge Waterfalls (100k, 50k, 30k)

アメリカ・オレゴン州で開催の100kmなどのトレイルランニングレース。100k男子はアダム・ルーミス Adam Loomisが8:44、エリオ・カルダン Elliot Cardin (CAN) が8:58、アンドリュー・シンプソン Andrew Simpson が9:42でトップ3に入りました。女子は昨年2位のロッティ・ブリンクス Lotti Brinks が9:53で優勝。序盤からレースをリードしていたアイルサ・マクドナルド Ailsa MacDonald (CAN) は10:01でフィニッシュして2位に。クリスティーナ・ランドラップ Kristina Randrup が10:14で3位でした。リザルトはこちら

4月12日金曜日 – 13日土曜日

Lake Sonoma (50m, 42km, 21km)

アメリカ、カリフォルニア州のソノマ湖周辺のトレイルで開催。50マイルではイタリアのフランチェスコ・プピ Francesco Puppiが他の選手を78分以上引き離す6:30でダントツの男子優勝となりました。女子は33秒差でレースを制したリンゼイ・アリソン Lindsay Allisonが8:44で優勝、アンナ・フィッシャー Anna Fisherが2位でした。リザルトはこちら

4月13日土曜日 – 14日日曜日

Zela Ultra Marathon (55km, 37km)

ポルトガル・ボウゼラ Vouzelaで開催されるトレイルランニングのイベントで、今年はこの大会の中で40歳以上のアスリートについて4つの年齢別カテゴリーのマスターズスカイランニング世界選手権 2024 Masters Skyrunning World Championshipsが開催されます。種目は55kmのSKYULTRA、37kmのSKYで、日本からも9名の選手が参加します。詳細は当サイトの紹介記事をご覧ください。

Zion Ultras (100m, 100k, 50k, 21k)

アメリカのユタ州、ザイオン国立公園で開催される100マイルなどの大会。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

4月13日土曜日

いいづなトレイルランニングレース(20km, 10km)

長野県飯綱町を会場に三登山(みとやま)・髻山(もとどりやま)周辺のトレイルでロングとショートの二つのレースが行われました。ロング20km女子は吉住友里が1:55で優勝し、2位は飯田直子が2:12、3位は齋藤美紀で2:14でした。ロング男子は竹内隼が1:37でレースを制して優勝。2位に松田博幸が1:40で続き、3位は上田泰輔で1:42でした。リザルトはこちら

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DC Weekly 2022年2月28日 今週末は球磨川リバイバルトレイル、上田瑠偉が久々のウルトラを走るTransgrancanaria

South Dawns Way 50m

イングランド南部、ブライトンの郊外のトレイルで開催。女子はミシェル・アトリッジ Michelle Attridgeが7:50、男子はアラステア・コートニー Alastair Courtneyが6:27でそれぞれ優勝しています。リザルトはこちら

4月14日日曜日

白馬八方尾根大バーティカルレース(スキーマウンテニアリング)

長野県の白馬・八方尾根のスキーゲレンデで開催されるスキーマウンテニアリングの大会です。大会Facebookページによるとシニア男子は小寺教夫が41分1秒、シニア女子は臼井夏海が42分5秒でそれぞれ1位でした。

あやべ水源の里トレイルラン (50K, 15K)

京都府綾部市で開催。奥宮俊祐さんがプロデュースする50kmと15kmのレースが行われます。昨年に続いて二回目の開催です。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

大阪府チャレンジ登山大会

大阪府山岳連盟が開催する大阪、奈良の府県境となるダイヤモンドトレイルの33kmで行われる大会。トレイルランの部の女子は2位に30分の差をつけて木下久美が4:25で優勝、河原愛美が4:56、八木真理が5:09で続きました。男子は中根孝太が3:34で優勝、1分半の僅差で東翼が2位に。3位は伊藤崇哉で4:07でした。リザルトはこちら

箕面モンキートレイルラン(12k, 24k, 36k, 50k)

大阪府、箕面公園で昨年に続いて2回目の開催となります。1周12kmの周回コースで開催されるトレイルランニングイベントです。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

瀬戸内アイランドトレイル in 呉・とびしま(18km, 10km)

広島県呉市・上蒲刈島で開催。瀬戸内の島を走るトレイルランニング大会が開催されました。速報サイトによると18kmのロングコース女子は東奈々が3:00で制し、奥田千恵が3:01で2位、吉岡唯が3:15で3位に続きました。ロング男子は木村正造が2:20で優勝、藤後達彦が2:21で2位、瀬戸口寛が2位に31秒遅れての2:21で3位でした。10kmのショートコースでは加藤識恵が1:18で優勝、渡邊百合子が1:20で2位、田村由実が1:21で3位でした。同じく男子は竹入英樹が57:29で優勝、20秒足らずの差で宮崎祐行が57:48で2位に。3位は澄田尚俊で58:38でした。速報サイトはこちら

上峰町つばきの森トレイル(13k, 6.5k)

佐賀県上峰町。鎮西山を周回する6.5kmのコースで開催。13kmのミドルの部は北原信子が1:41で女子優勝、女子の部は吉島浩子が1:47で2位、磯野智美が1:50で3位に。男子は三池浩介が1:08で圧勝、約8分差で2位に吉田翔(1:16)、3位は山口真彦で1:16でした。ショート6.5kmは吉田帆乃可が50:20で女子優勝、塚原真里が50:45、上田陽子が55:03でトップ3に入りました。ショート男子は安藤哲也が37:55で優勝、2位は森永大介で40:07、3位に僅差で穴井康徳が40:10で続きました。リザルトはこちら

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DC Weekly 2023年5月29日 たかやしろ、いながわ里山猪道、Tokyo Grand Trail、OSJ奥久慈、秋吉台、MUT by UTMB、MaXi Race

今週末開催のイベント

4月12日金曜日 – 22日月曜日

MDS Legendary (旧・Marathon des Sables) (240km/5days)

モロッコ南部のサハラ砂漠で開催される6つのステージからなる合計250kmのステージレース。今回は38回目の開催です。今年から「Marathon des Sables」の名はカナリア諸島やヨルダンなどで開催される姉妹イベントに受け継がれることとなり、元祖といえるモロッコでのこのイベントは「MDS Legendary」と呼ばれることになりました。

14日日曜日には842人が参加して第一ステージの31.1km 282mD+が行われました。女性では一昨年に3位、昨年2位のアジザ・エルアムラニー Aziza EL AMRANY (MAR) が続く選手たちに26分以上の差をつけて首位でフィニッシュ。2位はアジザ・ラージ Aziza RAJI (MAR) 、3位にアドリアナ・モーザー Adriana MOSER (NED) 。男性では今年10回目の優勝を目指すラシッド・エルモラビティ Rachid EL MORABITY (MAR)が今年の参加選手の力を試すかのように一人でペースを上げたのち、コース中盤で続く選手がいないことを確認するとペースを落とします。以降は弟で、モハメドに続く準優勝を5回、モハメドが途中でレースを自らリタイアした昨年の優勝者であるモハメド・エルモラビティ Mohamed EL MORABITY (MAR)と並んで走り、着順は弟のモハメドが首位、27秒差でラシッドが2位、そのすぐ後にアジズ・ヤチョウ Aziz YACHOU (MAR) が続きました。レース中のトラッキングや通過速報はこちらのリンクから見ることができるほか、毎日のアップデートも大会ウェブサイトに投稿される見込みです。

4月19日金曜日 – 21日日曜日

Ultra-Trail Mount Yun by UTMB (100m, 100k, 50k, 20k, 3k)

中国・山西省のマウントユン(雲丘)で開催される大会。昨年10月に先行するテスト大会が開催されていますが、今回からUTMBワールドシリーズの大会となります。中国の文化的、歴史的遺産をつなぐコースで100m, 100k, 50k, 20k, 3kの5つのレースが行われます。100マイルにはチョウ・ジアジュ Jiaju Zhao、100kmにはタン・ジンヤン Jingyan Tang、チー・ミン Min Qi、チン・グイドゥ Guidu Qin、バテ・メンカイ Mengkai Bate、ドー・ジ Ji DUO、50Kにはシャン・フージャオ Fuzhao Xiang、シュー・メイリン Meiling Xu、ルー・タオ Tao Luo、メン・グアンフ Guangfu Meng、ユウ・ペイチャン Peiquan You、20kmにはスンマヤ・ブッダ Sunmaya BUDHA (NEP) と中国のトップ選手を中心にエリートアスリートの層の厚いレースとなります。

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DC Weekly 2021年9月13日 Dragon’s Back、Wasatch、ZAO、Canfranc

Iznik Ultra (160k, 90k, 75k, 50k, 25k, 14k, 5k)

トルコ・ブルサ県の湖畔の町、イズニックを拠点に開催。イズニック湖の周囲のオリーブ畑やトルコの小さな街をめぐって一周するコースです。

4月20日土曜日 – 21日日曜日

Kobe Trail (21.3km)

神戸市の摩耶山掬星台を会場として今年初めて開催される大会は「日本初の都市型トレイルランニング・エンターテインメント・フェス」というキャッチフレーズで開催されます。初日の21kmのレースは今年2024年のGolden Trail World Seriesの開幕戦となっており、世界トップクラスのアスリートが神戸に集結することになります。このレースが行われる20日土曜日は神戸ハーバーランドの高浜岸壁にサテライト会場が設置され、レースの生中継を大型スクリーンでパブリックビューイングで楽しめるほか、各種のブースやアトラクションも出店予定となっています。掬星台へのアクセスはロープウェー、路線バスとも当日は混み合うことが予想されるので、サテライト会場でのパブリックビューイングでの観戦が吉となりそう。当サイトではこの大会のコースや出場予定の有力選手を紹介するプレビュー記事を公開しています。

4月20日土曜日

Leona Divide (100m, 100k, 50m, 50k, 30k)

アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルスの郊外で開催される100マイル、100k、50マイル、55kのレース。昨年からオリジナルの開催地であるヒューズ湖へと戻り、大半がパシフィッククレスト・トレイルと重なるコースとなりました。

Penyagolosa Trails (115k, 63k)

スペイン・カスティリョンで開催される山中の聖堂への参道を再生したコースで開催される大会で、今回で25回目の開催。第一回から続く、63kmの「MiM」と106kmの「CSP」の二つのレースが行われます。CSPには昨年3位となった西村広和 Hirokazu NISHIMURAが再びエントリーしています。

4月21日日曜日

奥武蔵もろやまトレイルラン(24km)

埼玉県毛呂山町で開催。今回から24kmのコースのみで開催され、これまでの13kmのレースは行われません。

チャレンジ富士五湖 ウルトラマラソン(118km、100km、71km)

富士五湖をつなぐコースで行われる人気のウルトラマラソンです。今回で34回目の開催。

多度山トレイルラン(23k, 11k)

三重県桑名市多度町。23kmのチャレンジコースと11kmのエンジョイコースの二つのレースが行われます。

さくらおろち湖トレイルラン大会 (30km, 17km, 8km)

島根県雲南市、奥出雲町。今回が12回目の開催。

北九州・平尾台トレイルランニングレース(40k/17k)

福岡県北九州市。北九州国定公園・平尾台のカルスト地形の美しい景観の中のコースを走ります。

RunRunトレイルかごしまinグリーンファーム(12.5k, 7.5k)

鹿児島市観光農業公園グリーンファームで開催。2.5kmの周回コースでロングとショートの二つのレースに加え、キッズレースやリレーが行われます。

Country of Origin (30km)

香港・ランタオ島で「9 Dragons」の主催者チームが開催するトレイルランニングのイベントで、同じ国籍の3人のチームで走るというもの。様々な国籍を持つ人たちが集まる香港で、多様なバックグラウンドを持つ人たちが一日を一緒にトレイルで楽しもうという趣旨で開催されます。

前週末の主大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyへ、皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。下のコメント欄もぜひご活用ください。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。

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