フランスで開催のトレイルランニングレースの滑落事故で選手1名が死亡、3名が重軽傷

今週末にフランスで開催されたトレイルランニングレースにおいて、レース中に選手がコースから滑落する事故が発生し、1名が死亡、3名が重軽傷を負いました。

事故が発生したのはフランスのオートサヴォワ県サモアンで6月14-16日の日程で開催予定だったUltra-Trail du Haut Giffre (UTHG)でした。全部で7つのレースに4000人以上の参加が見込まれる中、最も距離の長い128kmの「Ultra Tour des Lacs aux Cimes (UTLAC)」は14日の午後7時にスタート。96kmの「Ultra-Trail® du Haut-Giffre (UTHG)」は同日の午後11時45分にスタートする予定でした。しかし、悪天候のため後者のスタートは6月15日午前6時に繰り延べとなっていました。

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雨が激しさを増し、気温が低下するなかで、トレイルは滑りやすくなり、16日未明に4人のランナーがコースから滑落。50代の男性ランナーの死亡が確認されたほか、50代と30代の男性2人が頭部に重傷を負い、1人が軽傷を負い、病院に搬送されました。救助、避難活動にはシャモニーに拠点を置く山岳救助隊から73人の消防隊員が出動しました。

事故発生後に大会は全てのレースを中止し、大会Facebookページに「このたびUTHGでは、ランナーが不慮の事故で亡くなるという悲劇的な事故がありました。現場にいた救急スタッフは即座に応急処置を施しました。私たちの思いは、被害者のご家族とご友人とともにあります。このような状況下、私たちは残りのイベントを中止することを決定しました。詳しい情報が入り次第、お知らせいたします。」との声明を発表しました。

DogsorCaravanはトレイルランニング中の悲劇に心を痛めるとともに、お亡くなりになった方のご冥福と負傷された方々の一日も早い回復を心より祈ります。

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