2024年のトランスジャパンアルプスレース Trans Japan Alps Race 2024(TJAR)は15日木曜日で5日目を迎えました。レースは8月10日土曜日深夜12時に日本海岸をスタートし、太平洋岸の静岡市・大浜海岸がフィニッシュとなります。
(写真 富士見峠を走る土井陵。 © Sho Fujimaki)
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先頭を走る土井陵は午後10時46分に百間洞(283.5km)のチェックポイントに到着。大会スタッフのSNSによれば足裏のマメの痛みに悩まされている様子で、大会新記録(4日間17時間33分)となった前回の通過タイムからは遅れの幅が次第に広がっています。その後は聖平小屋(291.5km付近)に午前5時43分、茶臼小屋(297km付近)に午前8時6分に到着。この時点で昨年からは7時間20分のビハインドとなっていました。以下、GPSトラッカーによれば井川オートキャンプ場のチェックポイント(あと70km)を午後2時50分ごろ、玉機橋(あと23.5km)を午後9時50分ごろに通過しており、日付が変わるまでのフィニッシュ、5日切りの完走を目指して疾走しています。
リードする土井に追いつかんばかりの勢いでコースを進む選手のグループからは、牧野高大が2番手で土井に近づいています。荒川小屋(276.5km)に土井から9時間20分後の午前3時43分に到着。聖平小屋(291.5km付近)には午前9時55分で土井との差は4時間12分差に縮まりました。GPSトラッカーによれば茶臼小屋(297km付近)は午前11時50分ごろ、井川オートキャンプ場(あと70km)を午後5時5分ごろ、玉機橋(あと23.5km)を午後11時5分ごろに通過しており、土井との差は1時間15分まで縮まりました。
このほか本稿執筆時点では塚田晃二、保田直宏、山本将人がすでに南アルプスのトレイル区間を終えて畑薙大吊橋(あと90km)を渡っています。
この間、早朝には堀米恵が市野瀬でリタイア、デリン・ウォルターズが仙丈ヶ岳へ向かう途中で足の不調から市野瀬に引き返してリタイア。正午には市野瀬チェックポイント(234km)が締切時刻を迎え、笹野裕輔がタイムオーバーによりリタイアとなりました。次のチェックポイントは三伏峠のチェックポイント(268km)で16日午後5時が締め切りとなります。
6日目の16日金曜日に関東に接近する台風7号の予報円からこの大会のコースは外れそうですが、終盤に天候が選手を苦しめる場面があるかもしれません。
GPSによるトラッキングによれば、5日目の23時30分ごろの各選手の位置は次の通りです。
- あと11km(安倍街道):土井陵
- あと19km(安倍街道):牧野高大
- あと60km(井川駅付近):塚田晃二
- あと70km(井川オートキャンプ場):保田直宏
- あと90km(畑薙大吊橋):山本将人
- 283.5km付近(百間洞):関淳志
- 282.5km付近:駿谷明宏、青谷康一
- 280km付近(赤石岳):吉川賢一
- 269.5km付近(大日影山):宍戸慶太
- 265km付近:安田光輝
- 263km付近(三伏峠小屋):片野大輔、小島路生
- 262.5km付近:武末伸也
- 250km付近(三峰岳の先):中川正博、前田和俊、佐藤崇樹、蘆田恭卓、保谷敏幸
- 244km付近(横川岳):三上満
- 243km付近:辻本有仁、田中謙一
- 242km付近:中村亮平
- リタイア:竹村直太、山中俊郎、石山和史、堀米恵、デリン・ウォルターズ、笹野裕輔
- DNS:望月将悟
今回もダイジェストをお送りするにあたっては、 大会公式フォトグラファーの金崎徹 Toru Kanazaki、武部努龍 Doryu Takebe、、永易量行 Kaz Nagayasu、藤巻翔 Sho Fujimaki、茂田羽生 Hao Moda の皆さんに写真をご提供いただいています。
フォトダイジェスト・Day 5
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