Amazfit Active 2 スクエア:2万円台で人気のスタンダードモデルにスクエア型が登場

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2025年6月24日にZepp Health Corporationから「Amazfit Active 2 スクエア」が発売されました。発表に先駆けてメーカーから提供していただき、約2週間試用することができました。この先行レビューでは、実際に使用した印象を中心に、デザインや機能、トレイルランニングやアウトドア活動での実用性を評価します。

今年3月にラウンド型のAmazfit Active 2が発売されており、スペックや機能は今回発売されたスクエア型とほぼ同じです。この記事では先代モデルである「Amazfit Active」との比較も交え、進化したポイントを改めてお伝えします。

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Amazfit Active 2・高コスパに加えて着用時の快適さが上がり、地図上のナビも可能なスマートウォッチ【レビュー】

2025.03.04

DogsorCaravanの読者に5%オフのクーポンコードあり

Amazfitからは今回のActive 2 スクエアの発売に合わせて、先行レビューを行ったメディア限定のAmazonのクーポンコードが提供されています。下のAmazonのページのリンクからクーポンコード「ACTIVE2S7」を入力することで、希望小売価格の23,900円から5%の割引が適用されます。2025年7月31日まで有効です。

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デザインと装着感:高級感と快適さを両立

「Amazfit Active 2 Square」は、1.75インチのAMOLEDディスプレイを搭載し、輝度が2,000ニットと非常に明るく、屋外での視認性に優れています。解像度は390×450(PPI 341)で、鮮明な表示が特徴です。ディスプレイにはサファイアガラスを採用し、ステンレススチール製のフレーム、バンドはシリコンバンドに加え、クラシックなレザーストラップが付属します。

実際に装着してみると、厚さ9.0mmの薄型ボディと約42g(バンド込)の軽量さが際立ち、長時間着けていても違和感がありません。初代の「Amazfit Active」と比較すると、全体的な質感が向上しており、付属のレザーストラップに付け替えることでフォーマルな場面でも違和感なく使える印象です。

機能面での進化:健康管理とフィットネスのトラッキング機能を備える

「Amazfit Active 2 Square」は、最新世代の「BioTracker™ 6.0 PPGバイオセンサー」(2LED+5PD)を搭載し、心拍数や睡眠トラッキングの精度が向上しています。新しいアルゴリズムにより、ストレスレベルや血中酸素濃度、月経周期のモニタリングが可能で、毎日の体調を数値化するレディネススコアを提供します。

ワークアウトモードは160種類以上に対応し、初代の「Amazfit Active」(120種類)から大幅に増加しています。特に筋力トレーニングモードでは、25種類のエクササイズを自動認識し、反復回数やセット数を正確に記録。Zeppアプリで詳細な分析が可能です。Zeppアプリの中で利用できる「Zepp Coach」によるAIベースのトレーニングプランは、3000m走からフルマラソンまでの目標に応じたプランで、科学的なガイダンスが得られます。

ランニングでの実用性:オフラインマップによるナビゲーション機能を備える

ランナーにとっては5衛星測位システム(GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS)とオフラインマップ機能を備えているところが注目のポイントです。

Zeppアプリから無料で地図データをダウンロードして、ウォッチのルートナビゲーション機能を使うことができます。2万円台のスタンダードモデルのスマートウォッチでこのルードナビゲーションが使えるのは、驚きのコストパフォーマンスです。

初代「Amazfit Active」が輝度が600ニットであったのに対し、このActive 2 スクエアは2,000ニットにスペックが向上しています。これにより、強い日差しの下でも画面が見やすくなり、屋外スポーツでの使い勝手が格段に良くなりました。気圧高度計や環境光センサーも備えているので、標高や天候変化への対応力も強化されています。

ただ、上位モデルのBalance 2やT-Rex 3との差別化はされています。同じ衛星測位システムであっても上位モデルは6衛星のデュアルバンドでさらに高精度となっています。オフラインマップ機能も上位モデルが等高線マップ(コンターマップ)をダウンロードできるのに対して、Active 2 スクエアは舗装路が中心の「ベースマップ」とスキーゲレンデ情報を含む「スキーマップ」のみダウンロード可能です。ダウンロードについても、上位モデルが高速なWiFiによるダウンロードができるのに対して、Active 2 スクエアはBluetoothのみ対応で、新しいマップデータの読み込みには5分から10分程度かかります。

Active 2はWiFi機能を備えていないので、地図データの転送には7,8分はかかる。ただ2回目以降はダウンロードする必要はない

Active 2はWiFi機能を備えていないので、地図データの転送には7,8分はかかる。ただ2回目以降はダウンロードする必要はない

GPS連続仕様で21時間使用可能なバッテリー性能、音声操作のZepp Flowにも対応

バッテリー容量は260mAhとされており、通常使用で最大10日間、ヘビー使用で5日間、GPS連続使用で21時間持続します。試用中、常時点灯モードをオンにし、週3回の1時間ランニングを行ったところ、5日間でバッテリー残量が10%程度になる結果でした。長時間のトレイルランニングでも、充電の心配が少ないのは大きな利点です。

「Zepp Flow」による音声操作も搭載されており、時計の機能を声で呼び出したり、Android端末では音声メッセージの返信も可能です。試用中、「タイマーを3分セット」や「前回のランニング距離を教えて」と話しかけたところ、スムーズに反応し、操作性が向上していると感じました。ウォッチ本体の操作やスマホのZeppアプリを開けばわかるフィットネスやワークアウトについての情報を音声で質問するだけで答えてくれます。

先代「Amazfit Active」との比較:どこが進化したか

項目 Amazfit Active 2 Square Amazfit Active
ディスプレイ輝度 2,000ニット 600ニット
ワークアウトモード 160種類 120種類
センサー BioTracker™ 6.0 旧世代
バッテリー持続時間 最大10日間 最大14日間
オフラインマップ 対応 非対応

先代モデルと比較して、「Amazfit Active 2 Square」はディスプレイの明るさやセンサーの精度、ワークアウトモードの多様性で大きく進化しています。特にオフラインマップ機能の追加は、トレイルランニングやハイキングでの実用性を飛躍的に高めています。一方で、バッテリー持続時間は若干短くなったものの、日常使いや長時間アクティビティでも十分な性能を維持しています。

スマートウォッチのボイスレコーダー機能を使ってイベント取材がスピードアップ

Amazfitの資料の中では、スマートウォッチの音声録音機能を使って、AIによる自動文字起こしと組み合わせることで簡単に議事録や打ち合わせメモを作ることができる、というユースケースが紹介されていました。

Amazfitのスマートウォッチに標準で搭載されている「音声メモ」アプリを起動して音声を録音します。録音後に、スマホのZeppアプリからウォッチのボイスメモの設定を開いてウォッチからZeppアプリに音声データを転送。その後、その音声データを各種のAI自動文字起こし機能を使えるアプリに送る、というもの。

今回は Kaga Spa by UTMBのコースブリーフィング動画を取材する想定で、音声メモアプリで録音する。

今回は Kaga Spa by UTMBのコースブリーフィング動画を取材する想定で、音声メモアプリで録音する。

iPhoneでApple Intelligenceが利用できるなら、メモアプリに音声データを転送すればアプリ内で文字起こしが可能。その文字起こしデータを元にApple Intelligenceの作文ツールを使って内容を要約することができました。この他にもGoogleのNotebook LMのソースとして取り込めば文字起こしができて、チャットで指示することで議事録が作成できます。筆者がイベントやインタビュー取材で活用しているPlaudAIに取り込んで文字起こしから要約へと活用することもできました(PlaudAIは同社のデバイスを購入することでアプリの利用が可能になります)。

左はiPhoneのメモアプリで文字起こししたところ。中央はNotebookLMのプロジェクトのソースとして読み込むことで文字起こしができた。左はPlaudAIで文字起こしの精度が高い。しかしこれはPlaud Noteなどの録音デバイスを購入してアカウントを作ることで利用できるサービスだ。

左はiPhoneのメモアプリで文字起こししたところ。中央はNotebookLMのプロジェクトのソースとして読み込むことで文字起こしができた。左はPlaudAIで文字起こしの精度が高い。これはPlaud Noteなどの録音デバイスを購入してアカウントを作ることで利用できるサービスだ。

筆者はこれらの文字起こしとAI要約のツールはイベントやインタビュー取材でも日々活用していますが、録音のツールとしてスマートウォッチを使うのはなるほど便利だと思いました。スマートウォッチからのデータの転送に一手間はかかりますが、取材の準備をしていない時でも手元のスマートウォッチを使えば録音のチャンスを逃すことは少なくなりそうです。ただし、インタビューや会議、打ち合わせの録音は相手の承諾を得てからするようにしましょう。

まとめ:コスパ抜群のスマートウォッチ、スクエア型でナビゲーション機能を備えているのはレアな存在

「Amazfit Active 2 スクエア」は、2万円台前半の価格帯でありながら、上位モデルに匹敵する機能を備えたスマートウォッチです。デザインの洗練度や装着感の快適さ、トレイルランニングでのナビゲーション機能は、価格以上の価値を感じさせます。先代「Amazfit Active」から大幅に進化した点、特にディスプレイの視認性とオフラインマップ対応は、アウトドア愛好家にとって大きな魅力です。スクエア型のウォッチのファンには待望のモデルでしょう。特にスクエア型でオフライン地図上でのナビゲーションができるスマートウォッチは珍しい存在です。

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ラウンド型に加えて「Amazfit Active 2 スクエア」もアクティブなライフスタイルをサポートする強力なパートナーとなるでしょう。コストパフォーマンスを重視するランナーやアウトドア愛好家にぜひおすすめしたい一台です。

DogsorCaravanの読者に5%オフのクーポンコードあり

記事の冒頭で紹介したAmazonのクーポンコードは2025年7月31日まで有効です。下のAmazonのページのリンクからクーポンコード「ACTIVE2S7」を入力することで、希望小売価格の23,900円から5%の割引が適用されます。

公式オンラインストア、公式楽天市場店、公式Yahoo!店でも販売されます。

公式楽天市場店: https://item.rakuten.co.jp/trendlabo-777/su170073/

 

公式オンラインストア: https://www.amazfit.jp/products/amazfit-active2square

公式Yahoo!店: https://store.shopping.yahoo.co.jp/trend-labo/su170073.html

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