国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーでは今年の予定を随時アップデートしています。まだ掲載していない大会についての情報のご提供、掲載済みの大会についてのご指摘を歓迎いたします。
(写真は中国・崇礼で行われたW杯初日のアップ昼レースで男子優勝のエーレ(中)、2位のサオリ(左)、3位のロスタン。Photo © WMRA)
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先週末開催のイベント
7月2日水曜日 – 7月6日日曜日
HOKA Val d’Aran by UTMB (163k, 110k, 55k, 32k, 15k)
スペイン・カタルーニャ地方のピレネー山脈中心部、バル・ダラン渓谷で開催される大会はUTMBワールドシリーズのヨーロッパメジャーとして注目を集め、6000人以上のランナーが集まりました。大会が開催された週末は悪天候により7つの距離カテゴリーのレース全てについてコースが変更されるという波乱の展開となりました。リザルトはこちら。
VDA 163K
100マイルレースのVDAは昨年まで2年連続で悪天候により中止となっていました。今年はついに開催されたものの厳しい天候のために当初の163km/10,000mD+から142km/7,250mD+へと大幅に短縮されたコースで行われました。女子ではベルギーのローラ・ヴァン・ヴォーレン Laura Van Vooren (BEL) が20時間26分37秒で優勝。2位は中国のウー・ユアンユアン Yuanyuan Wu (CHN)で20時間38分22秒、3位はルーマニアのアンヴァ・シンデ Anva Cinde (ROU) が22時間11分23秒で表彰台に上がりました。日本から参加の矢野淳子 Junko Yanoは8位に入り、ワールドシリーズファイナルへのチケットを獲得しました。男子のレースを制したのは、フランスのアルチュール・ジョワイユー=ブイヨン Arthur Joyeux-Bouillon (FRA) で、タイムは16時間25分48秒でした。2位にはアルゼンチンのサントス・ガブリエル・ルエダ Santos Gabriel Rueda (ARG) が16時間53分56秒、3位にはスペインのアルナウ・セギ Arnau Seguí (ESP) が17時間13分03秒で続きました。
VDA 100m 女子
- ローラ・ヴァン ヴォーレン Laura VAN VOOREN (BEL) 20:26:37
- ウー・ユァンユァン Yuanyuan WU (CHN) 20:38:22
- アンカ・チンデア Anca CINDEA (ROU) 22:11:23
- アン・シャンパーニュ Anne CHAMPAGNE (CAN) 22:48:58
- エリザベス・リオス ペレド Elisabeth RIOS PEREDO (BOL) 23:03:09
- マルタ・セレット Marta SERRET (ESP) 23:55:27
- ソニア・プートレル Sonia POUTREL (FRA) 24:12:08
- 矢野 淳子 Junko YANO (JPN) 24:14:52
- カロリナ・パリシオ バレラ Carolina PALICIO VARELA (ESP) 24:31:18
- マリア ベレン パッキオッティ Maria Belen PACCHIOTTI (ARG) 24:50:27
VDA 100m 男子
- アーサー・ジョワユ ブイヨン Arthur JOYEUX-BOUILLON (FRA) 16:25:48
- サントス ガブリエル ルエダ Santos Gabriel RUEDA (ARG) 16:53:56
- アルナウ セギ モル Arnau SEGUÍ MOLL (ESP) 17:13:03
- アドリアン ル グラエ Adrien LE GRAET (FRA) 17:57:14
- イバン アギレスアバラ イトゥラルデ Iban AGIRREZABALA ITURRALDE (ESP) 18:17:38
- セバスチャン カプス Sébastien CAPUS (FRA) 18:21:00
- バスティアン ゲゲン Bastien GUEGUEN (FRA) 18:31:24
- ルノー ドビー Renaud DOBY (FRA) 18:35:09
- ブルーノ ソウザ Bruno SOUSA (POR) 18:45:48
- エスタニスラオ リベロ ガルシア Estanislao RIVERO GARCIA (ESP) 18:59:50
CDH 103K
金曜日にレス Les の町をスタートした103kmレースのCDHも、天候の影響で110km/6,400mD+から103km/5,775mD+に短縮されました。
女子はノルウェーのマリ・クラケッグ・フェンレ Mari Klakegg Fenre (NOR) が終始レースを支配し、総合15位に食い込む12時間31分45秒で圧勝しました。2位はスペインのアマイア・ラスキン・メドラノ Amaia Razkin Medrano (ESP)が14時間12分8秒で続き、3位はフランスのエロディー・ピエール Elodie Pierre (FRA)で14時間24分5秒でした。
男子レースはフランスのバティスト・コアタンティエ Baptiste Coatantiec (FRA)が10時間53分36秒で優勝。スペインのマヌエル・アンギタ Manuel Anguita (ESP) が10時間57分16秒で2位、同じくスペインのオリオール・バルバニー Oriol Barbany (ESP) が11時間13分12秒で3位に入りました。
CDH 100k 女子
- マリ クラケッグ フェンレ Mari Klakegg FENRE (NOR) 12:31:45
- アマイア ラスキン メドラノ Amaia RAZKIN MEDRANO (ESP) 14:12:08
- エロディ ピエール Elodie PIERRE (FRA) 14:24:05
- マリア イサベル フエンテス モンテロ Maria Isabel FUENTES MONTERO (ESP) 15:05:12
- ヌリア ピカス Nuria PICAS (ESP) 15:17:13
- アナ マリア ヒメネス ガルベス Ana María JIMÉNEZ GÁLVEZ (ESP) 15:18:21
CDH 100k 男子
- バプティスト コアタンティエック Baptiste COATANTIEC (FRA) 10:53:36
- マヌエル アングイタ Manuel ANGUITA (ESP) 10:57:16
- オリオル バルバニ ボフィル Oriol BARBANY BOFILL (ESP) 11:13:12
- アベル カレテロ Abel CARRETERO (ESP) 11:15:26
- エドゥ ロデス Edu RODÉS (ESP) 11:25:06
- ペロ ベリズベイティア Pello BERRIZBEITIA (ESP) 11:44:19
PDA 55K
木曜日にサラルドゥ Salardú をスタートした55kmのPDAも天候の影響で、55km/3,300mD+から52km/2,950mD+にコースが変更されました。
女子はヤオ・ミャオ Miao Yao (CHN) が5時間31分39秒で優勝しました。2位には昨年のセガマ Zegama で優勝しているノルウェーのシルビア・ノルドスカル Sylvia Nordskar (NOR) が5時間36分29秒でフィニッシュ。3位には、胃腸のトラブルやコースロストを乗り越えてスペインのイクラム・ラールサラ Ikram Rharsalla (ESP) が5時間47分2秒で入りました。男子のレースは、イタリアのナディア・マゲ Nadir Maguet (ITA) が4時間52分6秒で優勝。レース後、2位にはルーマニアのレオナルド・ミトリカ Leonard Mitrica (ROU) が5時間0分16秒で、3位にはスペインのパブロ・バウティスタ Pablo Bautista (ESP) が5時間5分19秒で相次いでトップ3入りを果たしました。
PDA 50k 女子
- ヤオ ミャオ Miao YAO (CHN) 05:31:39
- シルビア ノルドスカル Sylvia NORDSKAR (NOR) 05:36:29
- イクラム ラルサラ Ikram RHARSALLA (ESP) 05:47:02
- ジュリア フォント ゴメス Julia FONT GOMEZ (ESP) 05:55:04
- エリサ デスコ Elisa DESCO (ITA) 05:59:35
- ミレイア ポンス Mireia PONS (ESP) 06:21:38
PDA 50k 男子
- ナディール マゲ Nadir MAGUET (ITA) 04:52:06
- レオナルド ミトリカ Leonard MITRICA (ROU) 05:00:16
- パブロ バウティスタ ロビラ Pablo BAUTISTA ROVIRA (ESP) 05:05:19
- ロレンツォ ベルトラミ Lorenzo BELTRAMI (ITA) 05:07:14
- シンドレ ブラーアス Sindre BURAAS (NOR) 05:08:21
- イオネル クリスティアン マノレ マノレ Ionel Cristian MANOLE MANOLE (ESP) 05:09:43
7月3日木曜日 – 7月6日日曜日
Quebec Mega Trail (135k, 80k, 50k, 32k, 25k, 15k, 6k, 1k Vertical)
World Trail Majors のメンバーとなっている大会でカナダ・ケベック州で開催されました。135kmのレース(累積獲得標高約6,000mD+)では女子選手はフランスのトップアスリートが順当に制した一方で、男子では23歳の無名の若手選手が優勝するサプライズとなりました。
135kmの女子は今年のサハラ砂漠マラソン優勝のマリリン・ナカシュ Maryline Nakache (FRA)が、19時間11分41秒で優勝しました。男女総合4位となる好記録での勝利です。2位にはレース中盤までリードしていたカナダのジュヌヴィエーヴ・ナドー Geneviève Nadeau (CAN)が20時間26分04秒で続きました。3位もカナダのミレーヌ・サンソウシ Mylène Sansoucy (CAN)が20時間33分31秒でフィニッシュし、表彰台に立ちました。男子レースを制したのは、地元となるケベック州出身の23歳、グザビエ・サン=シール Xavier Saint-Cyr (CAN)でした。エリート選手としてマークされていなかったサン=シールは17時間18分05秒でフィニッシュしました。レース途中の夜明け前の時間帯には補給のリズムを崩してリタイアも頭によぎったと言いますが、その後の明け方に復活。後半は首位を譲ることなく、初開催のこの135kmの初代チャンピオンのタイトルを手にしました。男子2位には、昨年の110kmのレースで3位だったマチュー・サリウ Matthieu Saliou (CAN)が17時間43分32秒で続きました。3位はフランスのベテラン選手であるセバスチャン・カミュ Sébastien Camus (FRA)で、タイムは19時間00分02秒でした。
50kmのレースはトレイルランニング・カナダ選手権のショートトレイルのレースとなっていました。女子レースを制したのは、エリサ・モリン Élisa Morin (CAN)でした。5時間9分43秒というタイムはコースレコードを40分短縮する好記録です。男子の部では、ダニー・ラシン Dany Racine (CAN)が序盤のテクニカルな区間で主導権を握ると、そのままリードを守り4時間46分25秒で優勝。こちらも男子の大会新記録でした。
リザルトはこちら。
QMT135 女子
- マリリン・ナカシュ Maryline NAKACHE (FRA) 19:11:41
- ジュヌヴィエーヴ・ナドー Geneviève NADEAU (CAN) 20:26:04
- ミレーヌ・サンスーシー Mylene SANSOUCY (CAN) 20:33:31
- エリザベス・マクドナルド Elizabeth MACDONALD (CAN) 20:44:31
- ジュヌヴィエーヴ・アセラン=デメル Geneviève ASSELIN-DEMERS (CAN) 20:58:43
- アマンダ・ネルソン Amanda NELSON (CAN) 23:25:38
QMT135 男子
- ザビエ・サンシール Xavier ST-CYR (CAN) 17:18:05
- マチュー・サリウ Matthieu SALIOU (CAN) 17:43:32
- セバスチャン・カミュ Sébastien CAMUS (FRA) 19:00:02
- デイビッド・コルミエ David CORMIER (CAN) 19:33:44
- ヴァンサン・ドロレ Vincent DROLET (CAN) 19:45:42
- アルバン・ル・ヒングラ Albin LE HINGRAT (CAN) 20:10:25
50km 女子
- エリサ・モラン Élisa MORIN (CAN) 5:09:42
- サラ・ベルジュロン ラルーシュ Sarah BERGERON LAROUCHE (CAN) 5:35:58
- ステファニー・リャル Stephanie RYALL (CAN) 5:39:57
- カロル=アン・ロワ Karol-Ann ROY (CAN) 5:48:47
- マイカ・ラムルー Maïka LAMOUREUX (CAN) 6:09:40
- アンドレ=アンヌ・クルティエ Andree-Anne CLOUTIER (CAN) 6:11:01
50km 男子
- ダニー・ラシン Dany RACINE (CAN) 4:46:25
- クリストファー・レヴェスク=サヴァール Christopher LÉVESQUE-SAVARD (CAN) 5:10:04
- セバスチャン・ブロシュー Sebastien BROCHU (CAN) 5:16:10
- フィリップ・ブルアン Philippe BLOUIN (CAN) 5:25:43
- マチュー・パジョー Mathieu PAGEAU (CAN) 5:25:44
- シャルル・ラシャンス Charles LACHANCE (CAN) 5:36:59
Ultra Trail Cordillera Blanca (Cordillera Blanca Skyrace 25km, 50km, 12km, VK)
メレル・スカイランナー・ワールドシリーズの一戦としてペルーで開催されました。25kmのレースは1,450mの累積標高差があり、最高で標高4,500mに達する高地のレースでした。女子はデイジー・カストロ Deisy CASTRO (PER) が2:26、男子はホセ・マヌエル・キスペ Jose Manuel QUISPE (PER)が2:01でそれぞれ優勝し、開催国ペルーの選手が強さを発揮しました。
Cordillera Blanca Skyrace 女子
- デイジー・カストロ Deisy CASTRO (PER) 2:26:51
- ナイアラ・イリゴイエン Naiara IRIGOYEN (ESP) 2:36:51
- ダイアナ・イ・エスピノサ Diana I. ESPINOZA (PER) 2:38:29
- イエシカ・グラナドス Yesica GRANADOS (PER) 2:45:59
- ロサリア・セガラ Rosalia ZEGARRA (PER) 2:47:14
- トリニダ・オルティス Trinidad ORTIZ (PER) 2:48:17
Cordillera Blanca Skyrace 男子
- ホセ・マヌエル・キスペ Jose Manuel QUISPE (PER) 2:01:11
- ホルヘ・ルイス・カストロ Jorge Luis CASTRO (PER) 2:06:25
- アラン・サンタマリア Alain SANTAMARIA (ESP) 2:07:36
- アブラハム・エルナンデス Abraham HERNANDEZ (MEX) 2:16:44
- グスタボ・ブイトラゴ Gustavo BUITRAGO (COL) 2:16:44
- フラン・ムニョス Fran MUÑOZ (PER) 2:16:52
7月3日木曜日 – 7月5日土曜日
Restonica Trail by UTMB (110k, 69k, 33k, 17k)
フランス・コルシカ島で開催されました。今年は灼熱の太陽と激しい雷雨という厳しい気象条件の中、テクニカルなトレイルでレースが行われました。天候の影響で69kmのメインレースは56kmに短縮して開催されました。リザルトはこちら。
最も距離の長い「Ultra-Trail di Corsica」(110km、7,200mD+)では、フランスの選手が男女ともに表彰台を独占。女子では、モード・コンバリュー Maud Combarieu (FRA) が21時間17分08秒でフィニッシュ。レースを終始リードする完璧な展開でした。男子はアレクシス・セベネック Alexis Sevennec (FRA) が16時間14分44秒というタイムで力強い走りを見せ、優勝を飾りました。
悪天候により56kmの代替コースで実施された「Restonica Trail」では国際的に活躍する選手たちがタイトルを手にしました。女子はイタリアのジュディッタ・トゥリーニ Giuditta Turini (ITA) が7時間44分32秒で勝利。男子のレースはポーランドのバート・プシェドヴォイェフスキ Bart Przedwojewski (POL) が6時間25分26秒で優勝しました。
今大会で最も大きな驚きをもたらしたのは、33km、2,400mD+の「Tavignanu Trail」でした。ヨーロッパでの初のトレイルレースデビューとなったケニアのカロライン・キムタイ Caroline Kimutai (KEN) が3時間42分25秒で女子の大会記録を2分以上更新して優勝しました。男女総合でも6位となる快挙となります。男子もケニアのエゼキエル・ルト Ezekiel Rutto (KEN) が3時間11分42秒で制しました。
Ultra-Trail® di Corsica 108K 女子
- モード コンバリュー Maud COMBARIEU (FRA) 21:17:08
- マリー ローレ ティユー Marie Laure THIEUX (FRA) 22:22:59
- アデリン ヴィトリー Adeline VITRY (FRA) 22:38:28
- ゼリー ピニョン Zélie PIGNON (FRA) 24:16:37
- マルゴ ヘリス AV Margot-Hélys AV (FRA) 25:56:48
- ジョルジャ ニケッティ Giorgia NICHETTI (ITA) 26:55:53
Ultra-Trail® di Corsica 108K 男子
- アレクシス セヴェンヌク Alexis SEVENNEC (FRA) 16:14:44
- ポール ズニノ Paul ZUNINO (FRA) 17:04:21
- レミ ベルシェ Rémi BERCHET (FRA) 17:12:57
- ジャン セグラス Jean SEGUELAS (FRA) 18:05:56
- ヴァランタン ブリケ Valentin BRICQUET (FRA) 18:32:14
- ジェラルド ムティアプル Gerald MOUTIAPOULLE (FRA) 19:04:16
Restonica Trail 56K 女子
- ジュディッタ トゥリーニ Giuditta TURINI (ITA) 07:44:32
- ポーリン カレ Pauline CARRE (FRA) 08:15:09
- ローラ ド ジャクロー Laure DE JACQUELOT (FRA) 08:20:39
- マリー シャセレイ Marie CHASSERAY (FRA) 08:26:29
- マルゴ ベイレ Margaux BEYRE (FRA) 08:49:17
- ダイアナ バレ Diana BALLET (FRA) 08:50:44
Restonica Trail 56K 男子
- バルト プシェドヴェイエフスキ Bart PRZEDWOJEWSKI (POL) 06:25:26
- ルカ コバチッチ Luka KOVACIC (SLO) 06:41:21
- アレハンドロ ロペス ガルシア Alejandro LÓPEZ GARCÍA (ESP) 06:52:51
- ルイ ヴァヌッチ Louis VANNUCCI (FRA) 07:10:17
- リリアン グリエロ Lilian GUGLIERO (FRA) 07:21:30
- ルーカス マオ Lucas MAO (FRA) 07:28:40
Tavignanu Trail 33K 女子
- キャロライン キムタイ Caroline KIMUTAI (KEN) 03:41:35
- マレン オサ アンサ Malen OSA ANSA (ESP) 03:47:35
- ジョイライン チェンプゲノ Joyline CHEPNGENO (KEN) 03:54:16
- マルティナ クメルラト Martina CUMERLATO (ITA) 04:03:25
- チェチリア バッソ Cecilia BASSO (ITA) 04:09:02
- マリア アレス カンポ Maria ALLES CAMPO (ESP) 04:38:43
Tavignanu Trail 33K 男子
- エゼキエル ルト Ezekiel RUTTO (KEN) 03:11:42
- ダミアーノ レンツィ Damiano LENZI (ITA) 03:15:16
- クレメン シュパンリング Klemen ŠPANRING (SLO) 03:24:25
- アンドレア プランディ Andrea PRANDI (ITA) 03:31:14
- ディエゴ ディアス パンド Diego DIAZ PANDO (ESP) 03:41:16
- ジョスリン アベレンク Josselin ABERLENC (FRA) 03:46:38
Skyrunning European Championships 2025 Skymarathon La Maratona del Cielo
隔年開催のスカイランニング欧州選手権がイタリアのコルテノ・ゴルジとアプリカで開催された「La Maratona del Cielo」の中で行われ、欧州の29カ国から選手が集結しました。
Vetical
3日のVK種目「アプリカ・バーティカル Aprica Vertical」は、アプリカ・コルテノ Aprica-Cortenoのスキーリゾートを舞台とする距離4.5km、獲得標高950mD+のコースで行われました。女子のレースでは、ベネデッタ・ブロッジ Benedetta Broggi (ITA) が42分00秒でフィニッシュして金メダルを獲得。ブロッジ選手は今年春のスカイスノー欧州選手権での3つの金メダルを獲得に続く快挙です。銀メダルは、パオラ・スタンパノーニ Paola Stampanoni (SUI)が42分58秒で獲得、銅メダルはスペインのオンディッツ・イトゥルベ Onditz Iturbe (ESP)で44分26秒でした。
男子のレースはダニエル・テディ Daniel Thedy (ITA)が34分43秒で制しました。銀メダルは、長らく競技から離れていたスティアン・アングラムンド Stian Angermund (NOR) が36分10秒で獲得。銅メダルは、アングラムンドから23秒差の36分33秒でフィニッシュしたジョナタン・アロベス Jonatan Arobes (ESP)が手にしました。リザルトはこちら。
Vertical 男子
- ダニエル・テディ Daniel Thedy (ITA) – 34分43秒1
- スティアン・アングラムンド Stian Angermund (NOR) – 36分10秒1
- ジョナタン・アロベス Jonatan Arobes (ESP) – 36分33秒1
Vertical 女子
- ベネデッタ・ブロッジ Benedetta Broggi (ITA) – 42分00秒1
- パオラ・スタンパノーニ Paola Stampanoni (SUI) – 42分58秒1
- オンディッツ・イトゥルベ Onditz Iturbe (ESP) – 44分26秒1
1日おいた土曜日にSKYとSKYULTRAのレースが行われました。
SKY
SKYのレースは、23km(獲得標高1,864m)のコースで行われました。女子はバーティカルで優勝したイタリアのベネデッタ・ブロッジ Benedetta Broggi (ITA)が前半をリードしましたが、下りでアナスタシア・ルブツォワ Anastasiia Rubtsova (AIN)が逆転し、2時間29分46秒で金メダルを獲得。彼女もまたコンバインド部門との二冠を達成しました。スウェーデンのアグネス・ヨセフソン Agnes Josefsson (SWE)が2位、イタリアのコリーナ・ギラルディ Corinna Ghirardi (ITA)が3位となりました。男子のレースは、序盤からスウェーデンのマルティン・ニルソン Martin Nilsson (SWE)が飛び出す展開となりましたが、登りの終盤でスペインのファビアン・ベネロ Fabian Venero (ESP)が追いつきました。下りでベネロが一度は先行したものの、ニルソンが再び追いつくという激しいデッドヒートの末、最後の1kmでスパートをかけたベネロが2時間3分52秒で優勝。わずか3秒差でフィニッシュしたニルソンが2位となりました。この結果、ベネロはSKYとバーティカルとの合計タイムで争われるコンバインド部門でも金メダルを獲得しました。3位にはフランスのルシアン・メルミヨン Lucien Mermillon (FRA)が入りました。リザルトはこちら。
SKY – 男子
- ファビアン・ベネロ Fabian Venero (ESP) – 2時間03分52秒
- マルティン・ニルソン Martin Nilsson (SWE) – 2時間03分55秒
- ルシアン・メルミヨン Lucien Mermillon (FRA) – 2時間04分48秒
SKY – 女子
- アナスタシア・ルブツォワ Anastasiia Rubtsova (AIN) – 2時間29分46秒
- アグネス・ヨセフソン Agnes Josefsson (SWE) – 2時間30分49秒
- コリーナ・ギラルディ Corinna Ghirardi (ITA) – 2時間32分03秒
SKYULTRA
42kmのコースは尾根沿いを進み、最高地点のモンテ・セッレーロ Monte Sellero(標高2,770m)に達します。累積標高差が5,470mに及ぶ山岳コースであることに加え、レースはスタートから絶え間ない雨に見舞われ、雷鳴がとどろく中で続けられました。女子はノルウェーのシャンガヴェ・バレンンドラン Shangave Balendran (NOR) が5時間23分25秒で優勝しました。2位はルーマニアのイオアナ・アマリエイ Ioana Amariei (ROU)、3位はイタリアのロベルタ・ジャカン Roberta Jacquin (ITA)でした。男子のレースを制したのは、地元イタリアのクリスティアン・ミノッジョ Cristian Minoggio (ITA)でした。タイムは4時間30分26秒で、この大会では3度目の優勝を飾り、今回は欧州選手権の金メダルを手にしました。2位には同じくイタリアのルカ・アリゴーニ Luca Arrigoni (ITA)、3位にはスペインのディマス・ペレイラ Dimas Pereiraが入りました (ESP) 。
SKYULTRA – 男子
- クリスティアン・ミノッジョ Cristian Minoggio (ITA) – 4時間30分26秒
- ルカ・アリゴーニ Luca Arrigoni (ITA) – 4時間43分21秒
- ディマス・ペレイラ Dimas Pereira (ESP) – 4時間48分38秒
SKYULTRA – 女子
- シャンガヴェ・バレンンドラン Shangave Balendran (NOR) – 5時間23分25秒
- イオアナ・アマリエイ Ioana Amariei (ROU) – 5時間38分58秒
- ロベルタ・ジャカン Roberta Jacquin (ITA) – 5時間39分09秒
国別団体のランキングでは、イタリア、スペイン、スウェーデンが上位に輝きました。メダル獲得の内訳など詳細はこちら。
7月4日金曜日 – 7月6日日曜日
志賀高原 100(100km, 55km, 21km)
長野県の志賀高原で開催。一ノ瀬エリアを起点に、横手山や焼額山、竜王エリアなどをめぐるコースを走る大会は、今回Asia Trail Master (ATM) のシリーズ戦に加わりました。100kmでは中野沙知 Sachi NAKANOが16:22で女子優勝、喜多村久 Hisashi KITAMURAが12:44で男子優勝となりました。55kmでは枝元香菜子 Kanako EDAMOTOが総合4位となる6:07で女子優勝、男子は古賀聖 Sei KOGAが5:06で優勝。21kmは田口夏稀 Natsuki TAGUCHI(2:14)、山岸正季 Masaki YAMAGISHI(1:45)が女子、男子のレースを制しました。リザルトはこちら。
100km 女子
- 中野 沙知 Sachi NAKANO 16:22:26
- 上原 紫織 Shiori UEHARA 16:58:20
- 大野 彩佳 Ayaka OONO 17:00:15
- 市川 理紗 Risa ICHIKAWA 17:27:18
- 山田 恵里 Eri YAMADA 17:27:20
- 飯田 由美子 Yumiko IIDA 18:24:48
100km 男子
- 喜多村 久 Hisashi KITAMURA 12:44:08
- 澤柳 匠 Takumi SAWAYANAGI 12:56:04
- 竹内 隼 Jun TAKEUCHI 13:14:24
- 丸山 将真 Shoma MARUYAMA 13:22:58
- 戸田 良樹 Yoshiki TODA 13:23:53
- 藤岡 学 Manabu FUJIOKA 13:34:21
55km 女子
- 枝元 香菜子 Kanako EDAMOTO 06:07:32
- 長野 安那 Anna NAGANO 06:36:03
- 中野 頌子 Shoko NAKANO 06:54:33
- 佐藤 裕美 Yumi SATO 07:39:22
- 島田 浩美 Hiromi SHIMADA 07:40:01
- 浜 彩子 Saiko HAMA 08:07:49
55km 男子
- 古賀 聖 Sei KOGA 05:06:17
- 大瀬 和文 Kazufumi OOSE 05:22:01
- 前本 基希 Motoki MAEMOTO 05:44:32
- 藤 祐介 Yusuke FUJI 06:13:36
- 小野田 誠也 Seiya ONODA 06:16:54
- 栗原 航 Kou KURIHARA 06:18:58
21km 女子
- 田口 夏稀 Natsuki TAGUCHI 02:14:36
- 村松 帆乃美 Honomi MURAMATSU 02:15:48
- CHANG WANFANG (TWN) 02:34:14
- 西川 琴望 Kotomi NISHIKAWA 02:35:20
- 福田 菜々子 Nanako FUKUDA 02:41:35
- 宮澤 千夏 Chinatsu MIYAZAWA 02:43:25
21km 男子
- 山岸 正季 Masaki YAMAGISHI 01:45:46
- 爲石 太一朗 Taichiro TAMEISHI 01:47:08
- CHOU CHING (TWN) 01:51:05
- 栁田 和毅 Kazuki YANAGITA 01:56:06
- 太田 幸宏 Yukihiro OTA 01:57:41
- 丸山 裕太 Yuta MARUYAMA 02:07:37
Luchon Aneto Trail (85k, 65k, 45k, 21k,10k)
ピレネー山脈で開催される大会で、天候のため、一部のレースのスタート時刻が変更されましたが、フランスの温泉地バニェール=ド=リュションを拠点として開催されました。リザルトはこちら。
Ultra Trail Côte d’Azur Mercantour (160k, 120km, 75km, 50km, 30km, 10km, Vertical 5km)
フランスのコート・ダジュール地方で開催されるトレイルランニングのイベント。リザルトはこちら。
7月4日金曜日
Mount Marathon Race (5km)
毎年アメリカ独立記念日の7月4日にアラスカ州スワードで開催される大会。約5km(3.1マイル)というコースで標高差約922m(3,022フィート)の山をほぼ一直線に駆け上がり、そして一気に駆け下りるというこのレースは、急峻な登りと、岩や砂利の滑りやすいスリル満点のコースが特徴で、今年は標高の高いエリアには残雪が残っているというコンディションの中で行われました。
女子レースを制したのは、クレア・ローズ Klaire Rhodes (USA) でした。山頂の折り返し地点に他の選手より2分以上早く到達する圧倒的な登りの速さを見せ、50分31秒でフィニッシュし、昨年に続いて勝利を手にしました。2位には、過去3度の優勝経験を持つクリスティ・マーヴィン Christy Marvin (USA)が51分22秒で入りました。下りセクションでは女子選手では今回最速のパフォーマンスを見せました。3位は52分13秒でケイリー・マクリスタル Kalie McCrystal (CAN) でした。
女子トップ5
- クレア・ローズ Klaire Rhodes (USA) – 50:31
- クリスティ・マーヴィン Christy Marvin (USA) – 51:22
- ケイリー・マクリスタル Kalie McCrystal (CAN) – 52:13
- メグ・イノクマ Meg Inokuma (USA) – 53:35
- エイプリル・マカネリー April McAnly (USA) – 53:50
男子のレースではデイビッド・ノリス David Norris (USA) が42分30秒で優勝し、6度目の栄冠に輝きました。自身の持つコースレコード(40分37秒、2024年)には及ばなかったものの、2位に約2分差をつける圧勝でした。2位は2021年の優勝者であるマックス・キング Max King (USA) が44分23秒で、3位にはルーク・イェーガー Luke Jager (USA) が44分47秒で続きました。
男子トップ5
- デイビッド・ノリス David Norris (USA) – 42:30
- マックス・キング Max King (USA) – 44:23
- ルーク・イェーガー Luke Jager (USA) – 44:47
- ラース・アーネソン Lars Arneson (USA) – 45:26
- アリ・パピヨン Ali Papillon (USA) – 45:57
リザルトはこちら。
7月5日土曜日 – 7月6日日曜日
中央アルプススカイラインジャパン (90k, 38k, 20k, 10k, 4k)
長野県駒ヶ根市、伊那市、宮田村にまたがる中央アルプスの麓で開催される大会です。距離86.7kmの「CASJ 90k」についてはIBUKIの速報が配信されており、それによれば女子は小林瑠里子が14:36、男子は大畑匡孝が11:04で優勝しています。
Ozeiwakura Sky Valley(7km, 15km, 30km)
群馬県片品村のホワイトワールド尾瀬岩鞍スキー場を舞台に開催されました。30kmの「SKYVALLEY30」では青木聖美が4時間10分で女子優勝、星野誉貴が3時間11分で男子優勝という結果でした。
SKYVALLEY30 女子
- 青木 聖美 4:10:20.2
- 加藤 揚子 4:14:12.3
- 黒川 芳恵 4:23:15.4
SKYVALLEY30 男子
- 星野 誉貴 3:11:00.2
- 前中 脩人 3:16:12.6
- 新井 紳吾 3:28:20.0
リザルトはこちら。
Chongli World Cup (Uphill, Classic)
中国の河北省張家口市崇礼区にある雲頂(Yunding)スキーリゾートで開催される中国最大級のトレイルランニング大会「Ultra-Trail 168 Chongli」の中で、WMRAのマウンテンランニングのW杯「Valsir Mountain Running World Cup」のシリーズ戦が開催されました。W杯にとっては初めての中国での開催となります。
7月5日土曜日の7kmのアップヒル競技ではケニアのバレンタイン・イェプコエッチ・ルット Valentine Jepkoech Rutto (KEN) が女子のレースで最初からリードを保ち、40分59秒でフィニッシュ。記念すべき中国の地でのWMRAレースの初代優勝者となりました。2位は昨年のW杯年間女王であるスカウト・アドキン Scout Adkin (GBR)が41分58秒で続き、グロリア・チェベット Gloria Chebet (KEN)が43分05秒でトップ3に入りました。男子では、ドイツのルーカス・エーレ Lukas Ehrle (GER)とケニアのマイケル・セレロ・サオリ Michael Selelo Saoli (KEN)の間で激しいレースが展開されました。何度か首位が入れ替わった末に、エーレがサオリをわずか1秒差でかわし、35分13秒で優勝しました。イタリアのアンドレア・ロスタン Andrea Rostan (ITA)が35分37秒で表彰台の3位に入りました。

中国・崇礼で行われたW杯初日のアップ昼レースで男子優勝のエーレ(中)、2位のサオリ(左)、3位のロスタン。Photo © WMRA
翌日日曜日には同じくW杯のレースとして21kmのクラシック競技が行われました。女子のレースでは前日のアップヒルレースに続いて、バレンタイン・イェプコエッチ・ルット Valentine Jepkoech Rutto (KEN)が後続に5分以上の差をつけて1時間55分で圧勝しました。2位にはスカウト・アドキン Scout Adkin (GBR)が2時間1分で続き、3位はグロリア・チェベット Gloria Chebet (KEN)が2時間4分と前日のアップヒルと同じ顔ぶれが表彰台に揃いました。男子はマイケル・セレロ・サオリ Michael Selelo Saoli (KEN)が1時間38分で優勝、ポール・マチョカ Paul Machoka (KEN) が1分19秒差の1時間39分、ルーカス・エーレ Lukas Ehrle (GER)がさらに39秒差で3位という接戦になりました。
リザルトはこちら。
High Trail Vanoise / Championnats de France (世界選手権フランス代表選考レース) (70k, 41k, 19k, 8k, VK)
フランス・アルプスのスキーリゾート、ヴァル・ディゼールで開催される大会です。今年はこの週と翌週の2週にわたって大会が行われ、その中でトレイルランニング・フランス選手権が行われています。先週末はフランス選手権としてはマウンテンランニングのクラシックとアップヒルの二つのレースが行われました。3.4kmで965mD+というアップヒルではクリステル・デワレ Christel Dewalle が38分43秒、フレデリック・トランシャン Frederic Tranchand が34分56秒で女子男子のレースを制しました。リザルトはこちら。
Mantra 116 (116k, 68k, 38k, 34k, 17k, 10k)
インドネシア、東ジャワ州にそびえるアルジュノ・ウェリラン山群を舞台に開催されるウルトラディスタンスのトレイルランニングレース。Asia Trail Master(ATM)のシリーズ戦の一つとなっており、このシリーズの中でも最も過酷なインドネシアの大会という評判を得ています。フラッグシップレースとなる116kmのコースは標高3,339mのアルジュノ山を含む3,000m級の山々を越え、森やテクニカルな急登など変化に富んでおり、累積獲得標高は7,400mD+に達するコースで行われました。レースの結果は、日本から参加の井上千鶴 Chizuru INOUE、松山優太 Yuta MATSUYAMA が女子、男子それぞれのチャンピオンとなりました。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

Mantra 116で女子優勝の井上千鶴 Chizuru INOUE(左)。Photo © Asia Trail Master

Mantra 116で男子優勝の松山優太 Yuta MATSUYAMA(中央)。Photo © Asia Trail Master
7月5日土曜日
南阿蘇カルデラトレイル(50km, 30km, 18km, 2km)
熊本県南阿蘇村を舞台に夏、秋に開催されるトレイルランニングの人気イベントは今回で第10回を迎えました。50kmでは伊東ありか、中島裕太が女子、男子それぞれで優勝、30kmは古瀬麻美が女子優勝、大宅良輔が男子優勝を勝ち取りました。リザルトはこちら。
50km女子
- 伊東 ありか 7:03:32
- 野村 睦 8:22:13
- 仁田脇 裕香里 8:26:18
- 中村 美江 9:04:04
- 境 乃理子 9:08:44
- 浅野 由紀 9:20:03
50km男子
- 中島 裕太 6:23:05
- 古舘 学 6:40:31
- 横溝 竜也 6:50:30
- 杷野 裕次 7:26:32
- 本田 翔磨 7:28:46
- 吉元 仁平 7:31:28
30km女子
- 古瀬 麻美 4:07:41
- 吉原 綾音 4:18:23
- 中里 美紀 4:45:50
- 江田 なつみ 5:06:47
- 鶴岡 章子 5:13:09
- 岡 美緒 5:31:55
30km男子
- 大宅 良輔 3:30:04
- Tom Umlauft 3:39:40
- 兼松 幹雄 3:41:44
- 齋藤 大地 3:54:20
- 蓮尾 亮真 3:57:28
- 太田 恭平 3:57:36
Grossglockner Mountain Run (Berglauf 13.3km)
オーストリアの最高峰グロスグロックナー(3,798m)の麓、ハイリゲンブルート村を舞台に開催されるマウンテンランニングイベント。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。
7月6日日曜日
つるぎ山麓トレイルdu上市(41km, 24km)
富山県上市町で開催されました。「ロングの部」の56kmでは女子はゲストランナーのさーちゃんが6時間54分で優勝。男子は長谷怜信が5時間8分で圧勝。28kmの「ショートの部」は大井希良里が2時間40分、加藤拓真が2時間8分で女子、男子のそれぞれのレースを制しました。リザルトはこちら。
ロングの部 女子
- さーちゃん 6:54:11
- 李 瑶 7:05:35
- 多田 智春 7:15:43
- 峯山 直子 7:32:45
- 竹下 真由美 8:03:34
- 沖 容子 8:11:13
ロングの部 男子
- 長谷 怜信 5:08:40
- 大野 颯 5:30:53
- 中才 雄介 5:33:58
- 高島 宏希 5:45:46
- 遠藤 吉文 5:56:07
- 南 真琴 6:05:40
ショートの部 女子
- 大井 希良里 2:40:31
- 中野 寧々 2:45:02
- 殿城 知子 2:51:05
- 南地 祐希 2:51:30
- 宮井 桂子 3:04:14
- 福田 晶子 3:04:14
ショートの部 男子
- 加藤 拓真 2:08:39
- 大垣 皓暉 2:08:47
- 西野 優希 2:12:11
- 矢地 勝 2:14:20
- 高柳 仁 2:18:31
- 下家 悟 2:19:35
今週末開催のイベント
7月7日月曜日 – 7月9日水曜日
Badwater 135
「世界で最も過酷なフットレース」と称されるウルトラマラソンのこの大会は、アメリカ・カリフォルニア州のデスバレー(バッドウォーター・ベイスン、海抜-86m)をスタートし、ホイットニー山の登山口(標高2,548m)までの135マイル(217km)をノンストップで走破します。デスバレーの灼熱の環境下のコースでは日中の気温は54℃にも達することがあります。選手は3つの山脈を越え、累積標高上昇は約4,450m、累積下降は約1,860mとなっています。
7月11日金曜日 – 7月13日日曜日
Hardrock 100
アメリカ・コロラド州サンファン山脈を舞台に開催される世界屈指の過酷ながらも美しいトレイルランニングイベントです。スタートとゴールは標高約2,800mに位置する町、シルバートンで、コースは約102.5マイル(約165km)、累積標高差は10,000m超、平均標高は3,400m以上という、高所の山岳コースが特徴です。コースの向きは毎年入れ替わりますが、今年は反時計回りとなります。今年のハードロックの男子は昨年時計回りで21時間33分6秒の時計回り反時計回りを通じた大会新記録を記録したルドビック・ポメレ Ludovic Pommeret (FRA) に加え、マチュー・ブランシャール Mathieu Blanchard (FRA)、ジェルマン・グランジェ Germain Grangier (FRA)、ザック・ミラー Zach Miller (FRA) といった選手が出場します。女子は昨年のUTMB優勝のケイティ・シャイド Katie Schide (USA)のほか、マノン・ボアール Manon Bohard Cailler (FRA)、カタリナ・ハートマス Katharina Hartmuth (GER) がエントリーしています。
Ehunmilak Ultra Trail (171k, 90k, 42k)
スペイン・バスク自治州のベアサイン Beasain の町を拠点として開催される大会で、バスク語の大会名に含まれる「100マイル」の言葉通り、約171kmで累積獲得標高が10,500mのレースはコースの約93%がトレイルや未舗装路で構成され、チンドキ山やアイスコリ山といった山岳エリアも含まれています。あわせて、距離88kmの「Goierriko Bi Haundiak (g2h)」と、42kmの「Marimurumendi Marathon (mmm)」も開催されます。
Trail Verbier St Bernard by UTMB (140k, 76k, 42k, 28k)
スイス・ヴァレー地方のアルプスの中心地で開催される大会で、メインのスタート・フィニッシュ会場となるヴェルビエ Verbier が開催の拠点となります。レースは約140kmで9300mD+の累積標「X-Alpine」や、約76kmの距離と5,300mの累積獲得標高の「X-Traversée」、約42kmの距離と3,200mの累積獲得標高の「Verbier Marathon」、約28kmの距離と1,700mの累積獲得標高の「X-Plore」があります。
7月12日土曜日 – 7月13日日曜日
High Trail Vanoise / Championnats de France (世界選手権フランス代表選考レース)
フランスのヴァル・ディゼールで前週に続いて「High Trail Vanoise」が行われ、今週末はショートトレイル、ロングトレイルのフランス選手権がこの大会の中で開催されます。このフランス選手権は今年9月にスペイン・ピレネー山脈で開催のWMTRC世界選手権のフランス代表選手の選考レースとなります。
DoloMyths Run (12km, 22km, 42km)
イタリアのドロミテ山塊の中心地、カナツェーイ Canazei で開催される大会。かつては「ドロミテ・スカイレース」として知られ、1998年から続く歴史ある大会です。22kmの「DoloMyths Run Skyrace」はカナツェーイの中心広場をスタートし、セラ山群の最高峰であるピッツ・ボエ Piz Boè (標高3,152m)の山頂に到達する、距離22km、累積獲得標高1,750mのコースを走ります。急峻な登り、岩がちなガレ場、そして薄い空気という過酷な山岳環境が魅力的な大会です。
7月12日土曜日
Laugavegur Ultra Trail (55k)
「Laugavegur Ultra Trail(ロイガヴェーグル・ウルトラトレイル)」はアイスランドを代表するトレイルランニングレースです。通常はハイカーが4日間かけて歩く人気のトレッキングコース「ロイガヴェーグル・トレイル」コースとし、砂、砂利、草地、雪、氷、そして複数の川渡りなど、非常に多様な路面状況に加え、予測が難しい天候は晴天から風雨まで、目まぐるしく変化する可能性があります。地球のダイナミズムを全身で感じられる唯一無二のウルトラマラソンイベントとして人気を集めています。
7月13日日曜日
UiiT Ulleungdo International Trail (Ulleungdon) (40k)
韓国の南東海岸に浮かぶ鬱陵島(ウルルンド)で開催される大会でコースの距離は40km、制限時間は11時間です。Asia Trail Masterのポイントレースとなっています。
前週末の主大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyへ、皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。下のコメント欄もぜひご活用ください。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。














