東京・馬喰町のトレイルラン専門店「Run boys! Run girls!」が運営するクラブチーム「Run boys! Run girls! Trail Running Club(通称ランボーズ)」では、2026年度シーズンの新規メンバーを募集しています。応募受付は11月24日までです。
12年目を迎える都市型トレイルランニングクラブ
ランボーズは2015年にスタートし、2026年で12年目を迎える都市型トレイルランニングクラブで、現在は約160名が所属しています。平日は皇居や神保町周辺の坂・階段を使った高強度トレーニング、週末は関東近郊の山でのトレイル練習「ドニチレン」を軸に活動しており、経験の浅いランナーから100マイル完走を狙うランナー、さらに上位入賞を目指すランナーまで、「より強くなる」という志を共有する多様なメンバーが切磋琢磨しています。
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クラブの特徴は単なる走力向上だけでなく、Mt.FUJI 100のボランティアや信越トレイルの整備など、年1回以上のトレイル貢献活動を参加条件としている点にあります。山の利用者として他者と環境に配慮し、シーン全体を支える一員として行動することも、ランボーズが考える「かっこいいトレイルランナー像」の一部です。

Photo © Run boys! Run girls!
2026年度の主なトピック
2026年度の大きな変更点として、トップカテゴリである「ガチチーム」のコーチ陣が刷新されます。新ヘッドコーチにはTJAR(トランスジャパンアルプスレース)2位の実績を持つ牧野高大 Takahiro Makinoさん、アディショナルコーチには2024年の信越五岳トレイルランニングレース100マイルで優勝した長尾暁人 Akito Nagaoさんが就任し、クラブ初の2名体制でチーム強化にあたります。
また、安全性向上の観点から、山岳保険に加えて会員制捜索ヘリサービス「ココヘリ」への加入が原則必須となりました。なお、逗子を拠点とする「Shonan 葉山サテライトチーム(SHS)」と「オンラインチーム」の2026年度新規募集は12月中に別途実施される予定です。

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レベル別5カテゴリ/6チーム編成
2026年度は、走力や志向にあわせて選べる5カテゴリ/6チームでメンバーを募集します。
ガチチームは、フルマラソン3時間20分以内を目安とする上級者向けで、トレイルレースで上位5%以上を目指すクラブ最上位カテゴリです。木曜夜の「モクレン」では坂や階段を使った起伏走やLT走、ショートインターバルに加え、筋力トレーニングも行います。第3木曜には秦野駅を起点にした「ガオ練」が新設され、弘法山公園周辺でのヒルスプリントや階段練、ヤビツ峠方面への峠走、トラック練習など、山際ならではの超高強度セッションも予定されています。
マイラーチームは、フルマラソン3時間30分以内を目安にしたクラブのベースとなるカテゴリで、ウルトラトレイル全般で「ストロングフィニッシュ」することを目標としています。第1回UTMFで9位に入賞した礒村真介 Shinsuke Isomuraさんがコーチを務め、高強度インターバルや体幹トレーニング、オンライン座学を交えながら、長距離レースに対応する走力とマネジメント力を養います。ドニチレンは月2回設定されることが多く、有酸素ロングツーリングと高強度トレイルランやスキル習得系メニューを予定にあわせて選べるのも特徴です。
ジュニアJ1チームは、フルマラソン4時間以内を目安とした中級へのステップアップを目指すカテゴリです。火曜夜の「カトレ」では階段インターバルや補強・体幹トレーニング、オンライン座学など、一人では難しいメニューを仲間とともにこなします。ドニチレンは半日〜最大8時間程度のトレイルツーリングに加え、フォームや走り方を学ぶスキルアップ系の月も設けられ、「レース完走のためのスキル」を体系的に身につけられます。
ジュニアJ2チームは、ランボーズ初の「エンジョイ&エントリー」カテゴリーで、フルマラソン5時間以内を目安とした初級者向けです。基礎的な有酸素能力を高めるランニングメニューや、トレイルランに必要な垂直方向のトレーニング、フォームチェックなどを通じて土台づくりにフォーカスします。ドニチレンは2〜3時間程度のトレイルツーリングを中心に、トレイルのマナーやハウツー、スキルアップメニューも行われます。J1・J2はいずれも礒村さんがコーチを務め、平日練の相互振替や共通のオンラインコミュニケーションを通じて、レベルの違いを超えた交流が期待されています。

Photo © Run boys! Run girls!
20代をサポートする「U29割」
2025年度から導入された「U29割」は2026年度も継続されます。2026年1月1日時点で20代のメンバーは会費が約30%割引となり、次世代のトレイルランナー育成を支援します。ガチ、マイラー、ジュニアチームの月会費は通常8,600円のところ、U29割適用で5,800円となります。
クラブならではのイベントと学びの場
ランボーズでは定例練習に加えて、チーム横断のイベントや座学・ワークショップなども開催されています。Mt. FUJI 100やスリーピークスの大会ボランティア、富士登山駅伝部、クローズドレース「べるが24耐」や「仙元山100」への参加、クラフトビールづくりなど、トレイルランニングを軸にしつつもその周辺文化まで楽しむコミュニティとしての側面も強いクラブです。また、メンバーは月1回のオンライン座学プログラム「ランボーズ大学」を無料で受講でき、ショップでのギア購入割引も用意されています。

Photo © Run boys! Run girls!
応募方法
募集締切は2025年11月24日(月・祝)23時59分までで、選考結果は11月29日(土)までに通知される予定です。応募は専用フォームに必要事項を入力したうえで、フォーム内から取得できる応募用紙を記入し、11月24日までにRun boys! Run girls!店舗へ持参する必要があります。各チームには若干名の定員があり、選考制のため希望チームとは異なるカテゴリを提案される場合もあります。
詳細な参加資格、会費、練習スケジュール、ココヘリの加入方法などについては、Run boys! Run girls!の募集告知ページをご確認ください。














