わずか283gで700フィルパワー、ナイキACGが本気で設計したトレイルランニング用ダウンが発売に

冬のトレイルで荷物になるダウンジャケットを、本当に持っていきますか? ナイキ Nike ACG(All Conditions Gear)が発表した「ラバ ロフト ダウンジャケット Lava Loft Down Jacket」は、この問いに対する明確な答えを示しています。メンズMサイズでわずか約283g、700フィルパワーのダウンを搭載しながら、トレイルランナーが求める通気性と保温性を高度なレベルで両立させたフィールドジャケットです。

データに基づく設計──ボディマッピングシステム「Atlas」の活用

このジャケットの開発で注目すべきは、ナイキ スポーツ研究所 Nike Sports Research Lab(NSRL)で開発されたボディマッピング システム「Atlas アトラス」を活用している点です。このシステムにより、トレイルランナーがどの部位で冷気からの保護や湿気の発散を必要としているのかを正確に解析し、そのデータに基づいて各素材の配置を決定しています。

Sponsored link


ナイキ ACGとナイキ ランニング Nike Runningのチームは、試作したジャケットを何百時間にもわたってテストし、直径0.7ミリから2センチ超までのナイキ エアロロフト Nike AeroLoftの通気孔を精密に配置しました。水平に走るダウンバッフルの間に、胸部、背中、両袖の重要なゾーンに配置された薄い通気孔の列が、最も熱く汗をかきやすいエリアの空気の流れを維持し、湿気を逃がします。

ExpeDRY Goldダウン──金粒子が実現する撥水性能

保温材には、持続可能性に配慮して作られた超軽量ダウン断熱素材ExpeDRY Goldを採用しています。この素材の特徴は、各ダウンクラスターに無毒な金粒子が含まれており、静電気で水分子を分解して、ダウンを乾燥した状態でふんわりと暖かく保つ点にあります。金粒子は化学物質を使わずにダウンクラスターに永久的に結合し、水分子の蒸発を促進します。これにより、高湿度や極限状態でもダウンがより早く乾き、乾燥した状態を維持できるのです。

過酷な環境を想定した設計思想

ラバ ロフト ダウンジャケットは、イタリア北東部のドロミテ山塊 Dolomites(ITA)の鋭く険しい地形や、アメリカとメキシコの国境を流れるリオグランデ川 Rio Grande沿いの極端な気温変化の中を走るアスリートのニーズから着想を得て設計されています。ジャケットの外側には、ナイキ Dri-FIT、4方向に伸縮するレペル素材、Ultra UV、DWR撥水加工を施したリサイクル バッフル素材の組み合わせで構成されており、過酷な環境にも対応できるようデザインされています。

パッカブルのポケットに本体を収納できるため、あらゆるトレイルランニングの場面で活用できます。そのポケットには「Pack it in. Pack it out.(持ち込んだものは持ち帰る)」というメッセージが縫い付けられており、ナイキ ACGとアスリートたちの自然への敬意と責任が刻まれています。

40年の歴史が生み出すイノベーション

上海の中国国際輸入博覧会で披露されたラバ ロフト ダウンジャケットは、ナイキ ACGが40年にわたり自然のさまざまな地形、季節や状況を慈しんできた歴史から生まれています。この取り組みは、13回の試作と3万マイル(48,000km)以上の走行試験を経て開発された新しいACG ウルトラフライ トレイルシューズ ACG Ultrafly Trail Shoeや、レース当日にアスリートが直面する気温や体感温度の上昇に対応する革新的な素材技術であるナイキ ラディカル エアフロー Nike Radical Airflowなどのイノベーション開発にも受け継がれています。

さらに、スピードを追求する走りを目指すエリートアスリートにより構成されるオール コンディションズ レーシング デパートメント All Conditions Racing Departmentも新たに発足し、彼らがナイキ ACGのアイテムを厳しくテストしています。

ナイキ ACG ラバ ロフト ダウンジャケットは、1月29日よりNIKE.COMにて発売開始し、そのほか一部のナイキ販売店では2月5日より発売予定です。価格は44,000円(税込)となっています。

トレイルランニングにおけるウェアリングの常識を変えるかもしれないこのジャケット。データ駆動型の設計と、エリートアスリートによる徹底的なテストが生み出した一着は、山を走るランナーにとって新たな選択肢となるでしょうか。

(Source: NIKE)

Sponsored link