DC Weekly 2026年2月16日 Black Canyon, Tarawera, Barkeley Marathons, 大紀町、くだまつ笠戸島

2026年2月16日、先週に続いてDogsorCaravanがお届けする新しい音声・動画コンテンツ「Monday Morning Run」をお送りします。

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(写真はBlack Canyon Ultrasのフィニッシュゲートから。Photo © Mark Griffith – Black Canyon Ultras – World Trail Majors)

これまでの「読む」DC Weeklyに加え、これからは週の始まりに岩佐の声でニュースの深層やコミュニティの熱量をお届けする「聴く」DC Weeklyとしても楽しんでいただけます。

今週のMonday Morning Run トピックス:

  • DCリザルトの輪: 雪の影響で少なかった前回から一転、今週はインスタグラムを通じて多くのランナーから活動報告が寄せられました。
  • 国内外のレースリザルト: 秋山穂乃香選手のタラウェラ3位入賞とウェスタンステイツ挑戦への決意、そしてブラックキャニオンでの高村貴子選手(6位)、甲斐大貴選手(17位)の活躍を紹介。
  • バークレイ・マラソンズの異変: 例年より1ヶ月早く、バレンタインデーに突如スタートした謎多きレースの現状と、その神秘的な魅力について。
  • 新しい風: Nike ACGチーム入りを果たした高村選手と甲斐選手の初戦デビューを通じ、トレイルランニング界の新しい流れに触れました。

【募集】週末、どこを走りましたか?

番組内でもお伝えしましたが、「#DCResult」として週末の皆さんのランニングについて、日曜日夕方のInstagramストーリーズの投稿にはった質問ボタンで投稿をお待ちしています。コメントでも構いません。レースであってもなくても、ぜひあなたの「リザルト」を教えてください。次回の配信でご紹介させていただきます。

【お知らせ】ポッドキャスト「Run the World, by DogsorCaravan」はSpotifyで公開し、Apple PodcastやLISTENなどの各種プラットフォームで配信しています。ポッドキャストへのメッセージ、感想、リクエストをお待ちしています。エピソードやウェブサイトの中でご紹介します。投稿フォームはこちら。DogsorCaravanのライブ配信イベントの予定はGoogleカレンダーで公開しています。登録すると見逃しを防げます。

先週末開催のイベント

2月14日土曜日 – 2月15日日曜日

Black Canyon Ultras (100k-Golden Ticket, 50k)

2026年のBlack Canyon 100Kは、男女共にコースレコードが更新される歴史的一戦となりました。男子はハンス・トロイヤーが7時間20分で完全復活を遂げ、女子はジェニファー・リヒターが7時間57分をマークし史上初の8時間切りを達成。五輪メダリストのモリー・セイデルも4位で聖地の切符を手にしました。50Kではアダム・ピーターマンが2位で復活し、日本勢は髙村貴子が女子6位、甲斐大貴が男子17位と健闘。新賞金制度「レースパース」も成功し、コミュニティがエリートを支える新たなプロスポーツの形を提示した週末となりました。詳しくは以下の記事で紹介しています。

2026年 Black Canyon 100k & 50K リザルト:ジェニファー・リヒターが拓いた「8時間の壁」と砂漠のハイスピード決戦

2026.02.16

Tarawera Ultra-Trail by UTMB (163k, 102k-Golden Ticket, 52k, 23k, 14k)

2026年のTarawera Ultra-Trail by UTMBは、泥と湿気に包まれたタフなコンディションの中、日本勢が世界を驚かせる躍進を見せました。T102では秋山穂乃果が女子3位に入賞し、ゴールデンチケットを獲得。地元レジェンドのルース・クロフト(3連覇)とダニエル・ジョーンズ(4連覇)が圧倒的な強さで王座を死守しました。100マイル(TMiler)では横内佑太朗(2位)、澤柳匠(3位)が表彰台に登る快挙となりました。詳しくは以下の記事で紹介しています。

2026年 タラウェラ・ウルトラトレイル by UTMB リザルト:秋山穂乃果がT102で3位入賞、ウェスタン・ステイツへの切符を掴む。日本勢が世界の表彰台で躍進

2026.02.16

Barkely Marathons

2026年バークレーマラソンは史上最速の開幕を迎えましたが、完走者ゼロの無慈悲な結果に終わりました。泥の地獄と史上初の「反時計回り2連続」という罠に、ブランシャールら猛者たちが次々と脱落。唯一、54歳のセバスチャン・ライションが3ループを完走しファンランを達成しました。ダミアン・ホールは全ページを回収できず失格。2年連続でフィニッシャーなしとなりました。詳しくは以下の記事で紹介しています。

2026年バークレーマラソン Barkley Marathons は再び完走者ゼロ、史上最早の開幕と泥の地獄が飲み込んだ40人の夢

2026.02.16

2月14日土曜日

大紀町シーサイドトレイル(23km, 14km)

熊野灘を望む絶景を楽しみながら、アップダウンの激しいタフなコースを走ります。23kmのロングは累積標高約1,700mという走りごたえです。女子は吉住友里が2:55、男子は東翼が2:46で制しました。14kmのショートは服部夏恵(1:57)と名定里音(1:27)が今年の優勝者でした。リザルトはこちら

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23km 女子

  1. 吉住友里 ヨシズミユリ 02:55:33
  2. 枝元 香菜子 エダモト カナコ 03:00:37
  3. 中島 琴美 ナカシマコトミ 03:37:06
  4. 大石愛佳 オオイシ アイカ 03:39:31
  5. 葛井美保 クズイミホ 03:51:10
  6. 毛利さつき モウリ サツキ 03:56:43

23km 男子

  1. 東翼 アズマ ツバサ 02:46:46
  2. 大瀬 和文 オオセ カズフミ 02:46:56
  3. 伊藤 哲也 イトウテツヤ 02:54:00
  4. 金山 純也 カナヤマジュンヤ 02:57:35
  5. 清田 広輝 セイタコウキ 03:03:53
  6. 刀根久徳 トネ ヒサノリ 03:04:51

14km 女子

  1. 服部 夏恵 ハットリカエ 01:57:19
  2. 齋藤茉由 サイトウ マユ 01:58:49
  3. 川村 里沙 カワムラ リサ 02:06:05
  4. 服部 紀恵 ハットリ キエ 02:09:58
  5. 石阪 紫生乃 イシザカ シオノ 02:11:03
  6. 島 幸恵 シマユキエ 02:14:54

14km 男子

  1. 名定里音 ナサダリオン 01:27:03
  2. 葛西 貴臣 カサイ タカオミ 01:32:53
  3. 小林一景 コバヤシ イッケイ 01:37:27
  4. 吉田 広輝 ヨシダヒロキ 01:39:31
  5. 安井 篤 ヤスイ アツシ 01:46:35
  6. 小林和真 コバヤシカズマ 01:47:41
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2月15日日曜日

くだまつ笠戸島アイランドトレイル(30k, 17k)

瀬戸内海の「笠戸島」を舞台に、360度広がるオーシャンビューが楽しめるレースで、30kmのコースは海岸線の岩場や急な階段、アイランドブリッジを渡るユニークな構成で、獲得標高も約1,660mと本格的なものです。リザルトはこちら

ショート 男子

  1. 中山倖希 1:50:06
  2. 秋吉政和 1:55:56
  3. 堅田真一 1:56:23
  4. 山本和宏 1:56:49
  5. 田中耕太郎 1:59:27
  6. 伊ヶ崎雅則 1:59:38

ショート 女子

  1. 武居修子 2:11:08
  2. 宮野千穂 2:15:00
  3. 地家明希子 2:22:04
  4. 杉山由美子 2:27:35
  5. 田中浩美 2:30:42
  6. 松本灯莉 2:32:55

ロング 男子

  1. 漆上淳 3:18:10
  2. 町田知宏 3:19:30
  3. 前田渉 3:22:24
  4. 高市要志 3:22:32
  5. 嘉瀬峻介 3:25:05
  6. 木山健二 3:27:56

ロング 女子

  1. 田辺真奈 3:59:08
  2. 大下美佐子 4:04:33
  3. 川地里佳 4:10:29
  4. 唐本由紀 4:13:41
  5. 奥田千恵 4:21:31
  6. 菅森慶子 4:23:28

梅の里トレイルラン(27km、10km)

日本最大級の梅の産地、和歌山県みなべ町を走る27kmと10kmのレース。リザルトはこちら(公開され次第リンクします)。

今週末開催のイベント

今週末も世界各地、そして日本国内で熱いトレイルランニングの熱戦が繰り広げられます。香港の過酷なチャレンジから、パタゴニアの絶景を走るスカイランニング、そして日本の地域色豊かな大会まで、注目すべきイベントをピックアップしました。

2月17日火曜日 – 20日金曜日

Hong Kong Four Trails Ultra Challenge

香港を代表する4つのロングトレイル(マクリホース、ウィルソン、香港、ランタオ)を繋ぐ合計298km、累積標高14,500mを、サポートなし・マーキングなしで走破する極限のチャレンジです。完走(フィニッシャー)ではなく、60時間以内の「サバイバー」を目指す過酷な設定で知られ、アンドレ・ブルームバーグ氏の招待を受けた精鋭のみが挑みます。大会の開催日程などは公表されていませんが、例年旧正月にスタートしていることから、2月17日火曜日のスタートが見込まれます。

2月20日金曜日 – 22日日曜日

Jackpot Ultra(48h, 24h, 12h, 6h, 100mile, 50mile)

ネバダ州ヘンダーソンの競馬場を舞台にした、フラットで高速なループコースが特徴のウルトラランニング・フェスティバルです。48時間から6時間、100マイルまで多彩な種目が設定され、全米選手権の舞台になることも多いハイレベルな大会です。砂漠の乾燥した気候の中、自らの限界に挑戦するランナーたちが集い、毎年驚異的な記録が誕生しています。

2月21日土曜日 – 22日日曜日

Cuatro Refugios(56k, 53k, 40k-SWS, 38k, 31k, 21k)

アルゼンチン・バリローチェの厳しい山岳地帯を駆け抜ける、パタゴニア屈指のテクニカルレースです。名前の通り4つの山小屋(Refugio)を巡る56kmのコースは、急峻な岩場や雪渓を含む非常に難易度の高いスカイランニングの要素を持ちます。今大会の40kmカテゴリーは「スカイランナー・ワールドシリーズ(SWS)」に組み込まれており、今シーズンの開幕戦となります。

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2月21日土曜日

Fourmidable (50K, 35K, half marathon, 13k)

カリフォルニア州オーバーンで開催される、アメリカン・リバー・キャニオンのテクニカルなトレイルを堪能できる一戦です。50kmで累積標高約2,000m近くに達するコースには「Knickerbocker」などの急登が待ち構えます。例年、アメリカの有力ランナーがスピードと登坂力を競い合う、北米トレイルシーズンの幕開けを象徴する大会です。

2月22日日曜日

DA MONDE TRAIL Presents Way to Go!!(8km、16km、24km)

愛知県新城市で開催される、コミュニティの繋がりを大切にした温かみのあるトレイルランニングイベントです。初心者でも挑戦しやすい8kmから24kmまでの設定があり、地元の豊かな自然とホスピタリティを感じながら走れるのが最大の魅力です。競技性だけでなく、走る楽しさを共有する「お祭り」のような雰囲気は、多くのファンを惹きつけてやみません。

GGR石切場100 (100km)

岐阜県と愛知県の県境に位置する各務原アルプス周辺を舞台にした、100kmのハードな挑戦です。かつての石切場跡を含むテクニカルでアップダウンの激しいコースは、距離以上の負荷をランナーに強いることで知られています。地元のランニングコミュニティ「GGR」が運営し、手作り感溢れる運営ながら、挑戦者を熱く迎え入れるストイックな魅力が詰まった大会です。

TrailRunnig Oita国東六郷満山(0to5)~国東ビーチ~(12km, 3時間耐久)

大分県国東半島の歴史ある修行の道「国東六郷満山」を舞台にした、文化と自然が融合するユニークなイベントです。海抜0mのビーチから寺院を巡るコースや3時間の耐久レースが用意され、神仏習合の聖地としての厳かな空気を感じながらトレイルを楽しめます。地域の歴史遺産を再発見しながら、自然の恵みを全身で享受できる素晴らしい体験となるでしょう。

前週末の主大会のリザルトと、今週末の国内外のトレイルランニング大会の予定をお伝えしているニュース記事・DC Weeklyへ、皆様からの情報や写真の提供を歓迎します。下のコメント欄もぜひご活用ください。国内、海外の主なトレイルランニング、ウルトラマラソンの大会日程を網羅する当サイトのレースカレンダーにもぜひご利用ください。

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