[DC] 酷寒と無限の林道の登りの容赦なさ・新しい100マイルレースの始まり、OSJ八ヶ岳スーパートレイル100マイルレースの私的レポート

週末の11月3−4日に開催された初開催の「OSJ八ヶ岳スーパートレイル100マイルレース」。八ヶ岳山麓をめぐる舗装路や林道、トレイルをコースに60km、100km、100マイルのレースが行われた。最長の100マイルは蓼科湖・プール平をスタートし、清里、松原湖、女神湖などをめぐって再び蓼科湖・プール平に戻るコース。

100マイルの部はおんたけウルトラ100Kに続いて地元・茅野市出身の平澤賢市さんが18:03と2位の小島弘道さんに80分もの差をつけて優勝。事前に予想されたとおり、最高所の大河原峠は酷寒となり、600人が参加した100マイルの部の完走率は27%程度にとどまったとのこと。

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当サイトの岩佐も100マイルの部に参加したものの、途中で力尽き八千穂レイク(全160キロの約110キロ地点)でリタイア。ランナーとして参加したこのレースのレポートをまとめました。

“To keep from decaying, to be a winner, the athlete must accept pain–not only accept it, but look for it, live with it, learn not to fear it.” -Dr. George Sheehan

レースの結果

POWER SPORTS | パワースポーツ 八ヶ岳スーパートレイル100マイルレース

(追記:100マイルの部女子、100キロ、60キロの部について追記し、60キロの部男子優勝の原良和さんのコメントを加えました。リザルトは大会サイトに掲載されています。2012/11/07 15:55)

今回、自分自身がレースを走り、完走できなかった上、リタイアした松原湖からスタート/フィニッシュ地点のプール平に戻れたのは表彰式後の午前10時過ぎとなってしまったため、レースの順位や状況について細かい情報は追えなかった。100マイルの部の上位の結果は次の通り。今年のTJAR(トランス・ジャパン・アルプス・レース)の優勝者だった望月将悟さんは2位でコースを進んでいたものの97kmの松原湖でドロップしたとのこと。100マイルの部の制限時間内の完走率は26.9%(出走512名、完走138名)とのこと。

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100マイルの部で優勝した平澤賢市さんのフィニッシュシーン。 by Satoru Asano

100マイルの部

1位 平澤賢市 18:03:49

2位 小島弘道 19:23:38

3位 小澤和彦 20:03:14

4位 大作健次郎 20:10:41

5位 島田哲 20:48:54

6位 谷北勇二 21:23:54

7位 青柳彰吾 21:24:34

8位 マイヤーティモ 21:40:52

9位 木曽哲男 22:10:06

10位 馬場誠 22:30:02

11位 渡辺伸吾 22:32:49

(女子)

1位 伴明美 25:24:59

2位 大澤貴子 28:02:45

3位 松沼佳子 28:56:36

4位 玉置千春 29:35:48

5位 植木ゆりか 29:42:56

6位 中尾雅子 29:44:32

7位 村西康世 29:54:13

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100キロの部

(男子)

1位 渡辺奨 11:53:51

2位 後藤豊 12:16:36

3位 前田浩一 12:21:41

(女子)

1位 礒村智恵子 16:10:28

2位 玉貫理絵 16:22:52

3位 渡邊淑 16:26:40

 

60キロの部

(男子)

1位  5:43:57

2位 平田明寛 5:57:50

3位 山上聡 6:36:54

(女子)

1位 鴨下菜穂 9:29:10

2位 金原由貴江 9:53:25

3位 佐々木奈津子 10:02:59

これも読む
【中の人が参加】中東・オマーンのウルトラトレイル、Oman by UTMB®︎が11月29日にスタート #OmanbyUTMB

*60キロの部で男子優勝の原良和さん。当方がうかがったレース後の感想は次の通り。

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優勝した今年9月の信越五岳を走る原良和さん。Photo by D/C.com

「スタートして20分ほどは登りを平田さんと併走でした。自然に前に出て、しばらく独走でした。私は大河原峠への登りで手を抜いて歩いていたら、平田さんに思いがけず追いつかれました。大河原峠からの下りで引き離しましたが、私のコースミスもあり八子ヶ峰への登りで約200m差まで縮められて焦りました。その後、下りで引き離してゴールしました。寒い山のレースの経験を積めてよいレースでした。」

 

岩佐幸一@Dogsorcaravan.comのレポート

まとめ

どんなに厳しい試練であろうとも、それにチャレンジできるのならばやってみようと思う。あるいは現地に行ってランナーを応援し、助けようと思う。それはトレイルランニング・ウルトラマラソンを愛するランナーが共有する美徳に違いない。

今回、当方もそんな美徳に突き動かされて今回初開催となるOSJ八ヶ岳スーパートレイル100マイルレースに参加。どうせやるなら、と100マイルの部に参加。その結果は110キロ地点(八千穂レイク)での棄権。一緒に走る仲間の言葉や動作に励まされ、エイドでサポートしてくださった仲間やスタッフの皆さんに励まされ、そして結局みることはできなかった大河原峠のエイドで酷寒の中奮闘する仲間のことを思いながら足を進めた。

昨年2011年の夏から、3つの100マイルレースに参加した。Ultra-Trail du Mont Blanc(2011年8月)、ウルトラトレイル・マウントフジ(2012年5月)、Western States 100(2012年6月)。100マイルレースを走るといえば、体力や忍耐力が求められることは間違いがない。しかし、走る前から、そして走っている間にどれほど多くのサポートを受けているか、そのサポートからどれほど多くの力を得ているか、ということを今回の八ヶ岳100で思い知った。

今回の八ヶ岳100は初開催のレースでもあり、レースに関する情報はあまり多くなかった。どのような気候か、どのようなコースか、どのようなエイドステーションが置かれるのか。そうしたことをあまり知ることなく(いや、当方は下記のようにある程度の事前の下調べはしたのだがそれでもなお)、600人の仲間はスタートした。そこで我々は多くの予想していなかった事態に直面し、それを自分の中で理解し、対処し、消化して、前へと進むことを求められる。当方自身についていえば、事前にどんなレースかを頭に入れることでこうした自分自身のコントロールができていたことを今回は思い知ることになった。

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前半の水だけエイドの模様。Photo by Mr. & Mrs. Saito

さらにレース中のサポート。特に100マイルの部の前半のエイドは水だけが得られる簡単なエイドだった。そのことに善し悪しの議論はあるにせよ、少なくとも当方はそれを予想し、補給食を持つなどして準備していた。しかし、それでも時間が経つにつれて、エイドについても水しか得られないことが自分の心に重く押しかかってくることを感じた。逆にいえば、今までの100マイルレースでは「エイドまでいけば何かいいことがある」という期待に背中を押されていたということだ。

今回、100マイルの完走がならなかった理由は他にある(下に縷々述べるとおり)が、完走できなかったことで100マイルレースで自分がいかに多くを周りに期待していたか(いいかえれば「一人で走ってるんじゃねえぞ!」(quote from Koji @NewHare)を体感していなかったか)を知ることができた。無論これからも多くの人に頼りながら走り、生きることになるだろう。周囲に感謝し、また自分も周囲を助ける力になりたい。そして同時に自分自身の強さをどこまで高めることができるか?楽なことではないが、それも一つの課題に違いない。

レース中の展開

コースの概要については、当サイト、DogsorCaravan.comで事前にまとめた以下の記事をご覧いただくとして、当方の体感的な感触を。

[DC] 机上シミュレーションと寒さ対策・OSJ八ヶ岳スーパートレイル100マイルレース | DogsorCaravan.com [DC] 自家製GPSデータ・OSJ八ヶ岳スーパートレイル100マイルレース | DogsorCaravan.com

 

スタート〜観音平(37キロ地点)

蓼科湖・プール平を3日(土)午前5時にスタート。スタートを待っているとかなり底冷えがしてくる寒さ。まだ日も昇らない中をスタート。真ん中よりも後ろくらいからスタートしたつもりだが、身体を温めようとそれなりにいいペースでロードを走る。例によって結局序盤でペースを上げてしまうパターン。

最初の岳麓公園のエイドで紙コップでドリンクをとる。八ヶ岳自然文化園のエイド(20キロ地点)ではトマトがエイドに。早朝にトマトにかぶりつく気にならなかったが、もらっておけばよかった。まもなく鉢巻道路、信玄棒道のゆるいアップダウンのトレイルに。32キロの登山歴史館のエイドに到着して給水、観音平への長い登りの舗装路も悪くない感じで上る。

観音平〜第二関門・松原湖(96キロ地点)

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天女山へ向かって八ヶ岳横断歩道を走る当方。Photo by Erwanさん

観音平から八ヶ岳横断歩道のトレイルに入る。後半のつばめ岩から先は少し登りがあるが、全体としては気持ちいいトレイル。しかし、ここであまりの脚の重さに愕然とする。太ももの前(大腿四頭筋)も後ろ(ハムスト)もパンパンに張ってトレイルの一歩一歩に鈍い痛みを感じてスピードが上がらない。ITBにも妙な張り。まだ30キロちょっとしか走っていないのにもう100キロは走ったような脚の終わりよう。登山歴史館の到着タイムは午前8時で事前に想定していた24時間完走ペースとほぼ同じ。

要は100マイルを走り抜く脚を作るトレーニングができていなかったのだ。6月のWestern Statesが終わってから、7月にキタタンに出て、8月に入ってからはこのDogsorCaravan.comと自分自身の今後を考えることに気をとられ、十分に走る時間は取れていなかった。6月にWestern Statesの100マイルを走った時に比べれば、準備は全く十分でない。もちろん、今回のレースを完走された皆さんのタイムをみれば、24時間完走という想定も当方にとってはうまく身体を仕上げても到底届かない目標だったといえる。意識はある程度のスピードを求めるものの、脚の筋肉はついていけない。

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天女山のエイドにて、Oharinさんと当方。Photo by Mr. & Mrs. Saito

快適なトレイルだが、後ろから来るランナーに前を譲ることの連続に。Erwanさん、ジョリーさん、ハリ天さん、Naoyaさんといった強者を次々に見送る。天女山の駐車場のエイドステーションにはドクターT先生、Oharinさんと同じタイミングで到着。ギャラリーの応援には顔なじみの仲間の皆さんが賑やかだ。ここも24時間完走ペースの午前11時頃には到着していた。水だけのエイドで給水して出発。

コースは八ヶ岳自然歩道をたどって牧場や川俣川渓谷を渡って美し森へ。下り基調だが脚の重さは変わらずでどんどん追い抜かれて自分のペースが落ちていることを知らされる。それでもまだ何とか耐えればもう一度盛り返せるかもしれない、と思いながら前へ進む。55キロ地点にある清里の八ヶ岳自然ふれあいセンターは予想外に大きなエイドでバナナやグレープフルーツなどもあり、久々のリアルフードに癒される。さらにここでランニング仲間、すぽるちばのサポートクルーのNaminemuさん、Shinさん、Nishiさんが待ち受けていて、大いに励まされる。コーラやチップスターをいただいて出発。

飯盛山へのトレイルはなかなか楽しいトレイルだったが、なかなか長い。途中でInabaさんに励ましの言葉をもらって見送る。ピーク(コースは山頂までは行かない)でふり返ると八ヶ岳の眺望がすばらしかった。このあたりハイカーの方ともたくさんすれ違った。下ってきた平沢峠の水だけエイドでとうとう腰を下ろした。ジェルの整理と夕方の林道の登りに備えてここで再びジャケットを着込む。

野辺山でJR最高地点の踏切を渡っていよいよ南八ヶ岳林道へ向かう。舗装路が未舗装に変わるところで、予想外にスタッフがおられるエイドがあった。パワーバーを囓りながら、コースに変更はないがこの先の1900m地点にある貯水池のエイドが無人の水だけエイドに変更されているという話を聞いた。

南八ヶ岳林道の登りは恐ろしく長い。何もテクニカルなところはない、クルマで入れるような未舗装の林道だが延々と続き、標高差で500mは登る。ピークとなる1900m地点の貯水池のエイドにはテーブルと水の入ったポリタンク、照明設備だけ。それでもエイドはエイド、皆ここで補給し、体勢を整えてから出発。ここのエイドはこの後水もなくなったり凍ったりしていたと聞いた。当方の到着は午後4時半頃。腕に着けたAmbitはここで気温1℃だったから外気温は氷点下だっただろう。ヘッドランプを装着し、手袋にミトンをかぶせて出発。

ここからは林道の下りで特に後半は舗装されていて走りやすい。当方もできるだけ脚を上げずに擦るような省エネ走法でどんどん下りていった。大月川沿いのロードまで出るとランブラーさん、Inabaさん、ジョリーさんと会う。エイドまでがんばろうという思いで下りを小走りで下りていく。96−7キロ地点にある松原湖のエイドには午後7時40分過ぎに到着。

第二関門・松原湖(96キロ地点)〜とうとう八千穂レイク(110キロ地点)でドロップ

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松原湖のエイドステーション。Photo by Mr. & Mrs. Saito

松原湖のエイドは予想に反して大充実。温かい味噌汁やお茶、スナックがあってありがたい。たき火にランナーが群がっている。そしてたくさんの応援やサポートの皆さんの中に、清里から移動してきたすぽるちばのサポートクルーの皆さんが。あたたかいカップラーメンをごちそうになる。ジョリーさんとここでリタイヤすべきかどうかを話し込む。ここには道路の向いの公民館の二階に室内休憩所があるし、ドロップすればここからバスでの移動はスムーズにいけそうだ。ううむ。そうこうするうちに先に到着していたTatsuroさんに加えてInabaさん、Ishiiさん、のりさん、Jiroさんなどなどどんどん仲間が増えてきて賑やかな雰囲気に。皆苦しそうだがまだまだ先に進む意欲は衰えていない。

当方はどうしようかと考えながらも、とりあえず防寒のために手持ちのシャツを重ね着し、脚にはミニマリストパンツをはいたところで、もう一つ先まで行ってみよう、もしかしたら終わったいた脚が戻ってくるかもしれない、もう少し足掻いてみようという気持ちになった。

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のりさん、Sutoさんに励まされる当方。Photo by Mr. & Mrs. Saito

Ishiiさん、のりさんとエイドを午後9時半前に出発。三人でいけば進めるかと思ったが、ロードの登り坂を早歩きで進む二人のペースに次第に遅れをとる。後ろから来たInabaさんに熱い励ましの言葉をかけられる。ここから次の八千穂レイクのエイドまでは12−3キロ。しかしまだ2キロも進んでいないうちに脚の鈍い痛みに眠気が加わって足取りは重くなる一方、道ばたのポンプ小屋の陰にライトを消してしゃがみ込んだりしながら前へ進んで八千穂レイクにたどり着いたのは午後11時半ちょっと前。元気な声でドロップバッグを手渡してくれたのはIsoさんだった。第三関門・女神湖のカットオフタイムが午前8時という話を聞く。

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ビデオカメラをかまえるIsoさんを相手にひたすら弁明する当方。Photo by Kitazawaさん(こあしす山民会)

ドロップバッグを手にしたまま、たき火の脇にしゃがみ込む。これからどうするか。ここからコースは大きく下り、標高差1000mを林道で登って深夜のマイナス10℃の大河原峠に向かう。そんなことをなまじ頭にいれているために、今の自分のように歩けば歩くほどペースが落ちていく自分が先に進んだとして、どんどん運動量が落ちて寒さに襲われて動きが取れなくなるのではないか、という恐怖心が起こってきた。逡巡し、先に行く人を見送るうちに、リタイアを決意。震えながらたき火の前で移動のクルマを待ち、午前3時過ぎに既に150人がびっしりと横たわる松原湖公民館の2階に到着。人と人の隙間に身体を押し込むようにして倒れ込み、朝を迎えた。

感想など

10キロ以上にわたってひたすら林道を登るあるいは下る100マイルレース、しかも後半の深夜にマイナス10℃の酷寒の世界を越えるというレースは日本のトレイルランナーにとっては衝撃的なレースだったに違いない。来年の開催は7月になるという話もあるようで、今回の厳しいコンディションでのレースは伝説となるのかもしれない。そんな中、当方がこの八ヶ岳100について思ったことを3点ほど。

    1. 厳しいコンディション、少ないサポートはありだと思うが事前に十分なアナウンスを

100マイルレースといえば日本のランナーにはUTMBやUTMFのような手厚いエイドステーションを思い浮かぶかもしれない。今回の八ヶ岳100は特に前半の水しかないエイドに心折れたというランナーも多かったに違いない。当方もその例外ではない。またコースマークは必要最小限に絞られていたのでコースをロストしたランナーがいたという話も聞いた。

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深夜の酷寒の大河原峠のエイドステーションで凍結した味噌汁。Photo by Shinya Yamada

厳しいコンディション、少ないサポートについて文句をいうつもりはない、それがレースの決まり事、遊びのルールなのだから。手厚いサポートやエイドがなければ100マイルレースは開催できない、すべきでないとは全く思わない。ルールの範囲内で様々な想定をし、準備をすることも楽しみの一つだ。ただ、事前にどのようなコンディション、サポート、エイドとなるのかはある程度イメージできるようにしてもらえると助かると思う。

    1. サポートクルー、ランナー視点に立ったエイドの運営は今後のレースのあり方の一つの方向性を示したのではないか

初開催で100キロという長時間で広域にわたるレースを運営するのは容易ではないはずで、エイドや大会運営の様々なロジスティックスには苦労がつきまとったに違いない。スタッフやボランティアの皆さんは大会運営のリソースが限られるのと目の前のランナーが苦労する姿のギャップに悩まれたことだろう。

しかし、その一方で結果として私設エイドやランナー仲間がクルーとなって提供するサポートが少なくないランナーの力になったことは注目すべきことだと思った。一定のルールは必要だろうが、こうした私設エイドや仲間が提供するサポートを積極的に認めてその活動を奨励することは、選手として走る以外にレースに参加する手段を広げ、ランナーのコミュニティをより大きく育てることにつながると思う。

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大河原峠のエイドステーションで大役を果たした「スーパーすぽるちば」のメンバー。Photo by Chiezoさん

また、当方の仲間についての話題ではあるが、今回、コースのハイライトとなった大河原峠のエイドステーションをランニングチームの「スーパーすぽるちば」が運営し、そこでランナーが必要とし、そのやる気を起こさせるような温かい飲み物やスープ、食べ物を提供して多くのランナーを励ましたことは注目に値すると思う。多くのレースではエイドステーションの設営、管理は大会本部の指示の元でボランティアの皆さんで行われることが多いだろう。それに比べて大会本部からある程度自立して、ランナーとしての経験、ランナーをサポートした経験があるランニングチームやショップなどがエイドの運営を引き受ければ、より機動的にきめ細かいエイドの運営が可能になり、大会本部の負担も減るに違いない。ただ、そのようなエイドステーションの運営には物心両面で多くのリソースが必要となるに違いない(今回のスーパーすぽるちばのエイド運営でもこの点は思いがけない負担やストレスもあったと聞く)。何らかの形でそうしたリソースの確保ができるようにすることが必要となるだろう。

    1. 一つの提案として・今回と逆の時計回りのコースもありかも

今回の100マイルの部は蓼科湖・プール平をスタートし、反時計回りで八ヶ岳山麓を一周するコースだった。するとコースでも標高が1900-2100mに及ぶ箇所(南八ヶ岳林道の貯水池のエイド、大河原峠の前後、八子ガ峰前後など)はコース後半の深夜の酷寒の中を進むことになる。これを今回と逆の時計回りにすれば、コース終盤は富士見町、原村、茅野市のロードを走ることになり、エイドの設営、救急搬送もやりやすく安全性は高まる。あるいはそれではちょっと刺激がたりないだろうか。

感謝

以上、縷々述べてきたがこのような新しい試みで日本のトレイルランニング・ウルトラマラソンに新しいチャレンジの場を作り出したパワースポーツ、関係自治体の皆様に敬意を表したい。また、ボランティアやスタッフを務められた皆様に心から感謝を申し上げたい。さらに当方としては、DogsorCaravan.comをみている、あるいは今回の八ヶ岳100のための準備に役立ったと声をかけてくださった皆様に御礼を申し上げる次第です。

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