[DC] Mike MortonとEllie Greenwoodが受賞・Ultra Runners of the Year 2012

毎年、アメリカの雑誌「UltraRunning」誌が読者の投票に基づいて発表する“Ultra Runners of the Year”の2012年の結果が発表された。北米のランナーで世界各地のウルトラランニングのレースなどでめざましい成果を挙げた選手を表彰するこの賞に輝いたのは、男子はポーランドの24時間走世界選手権で172マイルで米国記録を更新したMike Morton、女子はWestern States 100で18年ぶりにコースレコードを更新したEllie Greenwoodが昨年に続いて二年連続で受賞した。

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男子で受賞したMike Mortonはフロリダ在住の41歳で米国陸軍所属。20代だった1997年のWestern States 100で優勝するなど、90年代の北米のウルトラマラソン界をわかせたランナーだったが、その後は足の故障や勤務の都合などから長くレースから遠ざかる日々が続いていた。しかし2011年頃から再びレースに出場するようになり、変わらぬ強さをみせる。

昨年2012年は7月の灼熱の135マイル・Badwaterで優勝、ノースカロライナ州のUmstead 100とフロリダ州のKEYS 100で大会記録で優勝。ポーランド・カトヴィツェで開催された24時間走の世界選手権で172.457マイル(277.5km)を走って米国記録を更新(キロ5分11秒のペースで24時間走ったことに)。

出場しているレースを見る限りは山岳レースではなく走れるコースに強みがあるようだ。今年2013年には再びWestern States 100に出場予定。

Army Master Sgt. Mike Morton and his 14-year journey to the Badwater-135 ultramarathon | PT365
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女子のEllie Greenwoodはスコットランド出身でカナダ・ノースバンクーバー在住の33歳。昨年は6月のWestern States 100で1994年にAnn Trasonが出した大会記録を更新する16:47で優勝。8月のUltra Trail du Mont Blanc/CCCで優勝、11月のメリーランド州のJFK 50でも優勝などの活躍。昨年に続くUltra Runners of the Yearの受賞となった。Ellieは2013年はWestern States, UTMBに出場する予定。

次点以下では男子で2012年Western Statesに優勝し、昨日The North Faceのグローバルアスリートチーム入りが発表されたTimothy Olson、11月のJFK 50で大会記録で優勝したMax King、7月のHardrock 100で優勝したHal Koerner、5月の世界の強豪が集まったTransvulcaniaで優勝(そしてハセツネでも優勝)のDakota Jonesが続いた。

男子で受賞のMike MortonはWestern Statesの優勝などで一躍名前をとどろかせた後にレースの部隊から姿を消していた選手。軍の所属であるせいか必ずしも注目の集まるビッグレースに出場しているわけではなく、メディアへの露出も少ないが手堅く結果を残すランナー。こうしたランナーが存在することがこのスポーツを面白くしているような気がする。日本にもこの手のキャラクターの選手はいるような、いないような。

ultraRUNNING Online – Morton and Greenwood Named Ultra Runners of the Year for 2012
Ultra Runners of the Year 2012を発表するUltraRunning誌のウェブサイト。

ドキュメンタリー
NHKエンタープライズ 2011-10-21
¥ 3,243
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